朝食は健康のもと

朝食を摂らない人が年々増加し、過去最高の比率になったと厚生労働省の調査の報告がなされました。

しかも若い年代にその率が多いようです。

朝食を摂らない理由は、朝は食欲がわかない、朝食を抜いたほうがすっきりする、ダイエットのため・・・など様々ですが、若いほど特に小さな子供の時ほど朝食を摂った方が良いことが調査でわかっているのです。

「成績が良いこと」と「朝食を摂っていること」は比例するというデータが出ているのですから、これは子供を「塾に通わすこと」よりも重要なことなのではないでしょうか。

朝食を摂らないと体温が上がりにくく、低体温になる原因となったり、午前中の血糖値があがりにくいためにエネルギーが供給されず、脳へのブトウ糖不足により頭が働かないという現象が起こり、学力低下や居眠り、疲れやすい、などへと繋がることになるのです。

そういったことで、最近「食育」の講座が小学校で開かれるなど、「食」の大切さを伝えようとする活動が多くなってきています。

子供が「授業中に居眠りをする」「疲れやすくてぐったりする」などといったことは、健康な子供であれば普通は考えられないことです。まずは生活習慣を見直し、もともと体力が弱い子供であれば、小さい頃より体力がつくように、漢方の力を借りてみてください。

乳幼児から小学生・・・何歳でも、何歳になっても、漢方は量を調整することで、安心して飲むことができます。もしお子様が「風邪を引きやすい」「体力がない」などの症状をお持ちであれば、お尋ねください。きっと力になれることでしょう。

第7回ひよこママの会

今日は、漢方を飲んで産まれた赤ちゃんとそのひよこママとの会でした。第7回目の今日は、小児科の先生と看護婦さんが悩めるひよこママの強い味方になってくれました。

今日梅雨にもめげずに集まってくれた赤ちゃん達は、5ヶ月~1歳半までの幅広い月齢でした。

1歳半のひよこママが5ヶ月の赤ちゃんを見て、「わぁ、こんな時があったんだぁ。忘れちゃったなぁ。」って言うくらい赤ちゃんの成長は早く、1歳半のお子様がとても大人びて見えました。

そして「子育てはいかがですか?」の先生の質問に、通常は「大変です!」と返事が返ってくるのが、5ヶ月のひよこママは

「母親になって嬉しい。とっても幸せです♪」

とのお返事。

ここまで来れた幸せ。自分の子供の泣き声が聞ける幸せ。母親と言われる幸せ。いつも傍にある子供の笑い顔、寝顔・・・。

今までの様々な苦悩を乗り越えてきてのその言葉は、とても重みがあり、心からの気持ちであることが伝わり、私達も何ともいえない嬉しさを感じました。

その言葉を聞き、幸せなお顔を見ると、本当に良かったと思えます。

小児科の先生も、次のように話されています。

「楽しみながら育てられることはとてもいいことです。母親が楽しんでいる、喜んでいるというのは、必ず子供にも伝わります。そう感じながら子育てができるのは、子供にとっても良いことです。」

「子育ては子供との交流が大切。子供が小さい時に母親と築いた【絆(きずな)】というのは、大人になってから大事な支えになるものです。今の時期にしっかりと絆を築いてください。」

赤ちゃんは日々成長するものです。パパやママのしぐさ、行動、話し方、何でもしっかり見ています。言葉がまだ話せないからといってわかっていないのではありません。

その辺も気をつけて、同じするなら楽しみながら子育てできるようにしたいものですね。

子供の服と人形

4月2日(日)まで「京都文化博物館」の3Fで催されている「京都府所蔵の人形と衣装」展。

昔から伝えられ守られてきた「雛人形」や「御所人形」「加茂人形」「佐賀人形」「三折人形」「抱人形」「衣装人形」などが様々展示されています。衣装も様々な「振袖」「小袖」が展示されています。

「床の間の人形の髪の毛がどんどん伸びていく」などといった、ちょっとした「恐い話」に出てくるようなお人形もたくさん並んでいましたが、それぞれ同じ人形でも違った表情をしていて、衣装も草木染めなど使われてなかなか趣のあるものです。

その「人形」の起源とは・・・、

人間に振りかかる災いや悪霊の身代わりとなって、神事に基づく信仰の中で生まれた「かたしろ」としての存在と、ままごと遊びの中で生まれた愛玩用としての存在の2つがあるそうで、人形に対する信仰と愛玩が子供の世界の中で意味を深め、人形と子供の結びつきを深めたと言われています。

また「子供の衣装」の展示のところで、

「子供の衣装は単に大人の衣装をそのまま小さくしたものではなく、その成長過程や生活習慣に合わせた独特の仕立て方や工夫があり、子供の将来を願って、吉祥の主題や信仰に基づいた文様が施されている」とありました。

なるほど、子供は良く動き、体温が高いので、袖の空きを大きく仕立てられていたり、袖が引っかかったり汚れたりしないように、袖の端にぼんぼりを付け、それを可愛く後ろで結べるようにしてあったりしました。

今の現代では、子供の遊びはゲーム中心であったり、あまり「人形遊び」や「ままごと」をすることがなくなってきているように感じます。子供会でも「子供が参加してくれるように企画するには、ある程度のお金が必要となってきた」と嘆いておられます。

以前なら、「公園で焼き芋大会」や「竹馬大会」「キャンプ」など企画したら、どんどん子供が集まって遊んでいったのに、今では「映画」や「ディズニーランド」「USJ」などお金のかかる企画が割安で行ける!などの得点がついてないと参加しないとか。

子供の服も大人と同じように、お洒落で綺麗なものになっていて、子供が動きやすく汚しても洗濯しやすいような生地のものを着ている子供が少なくなったような気がします。

もっと子供は子供らしく、お金を使わずに、動いて遊んで、たくさん怪我して、怒られて・・・。

そうすることで、自然の中で生きていく知恵がつくことに繋がるのだと思うのですが、これは田舎者の考え方なのでしょうか。