流産後に漢方薬で!

相談中に店に飛び込んできたNさん。
うれしい報告かな?直感的にそんな感じをうけ、相談の場を離れて「どうしたの?」と尋ねると「先生、これ!」と言ってエコーの写真を見せてくれました。
「わぁ、確かにあるね」「そう、漢方薬を飲んでいたから。やっぱりちゃんと飲むとできた!」と小さな袋が子宮の中に位置を占めているのを確認して、Nさんと「良かったね~!」と周りに気遣いながら小声で喜びを分かち合いました。「今病院の帰り…先生に早く見せたくて」そんな気持ちがうれしくてありがたくなりました。

Nさんは3年前漢方薬を周期調節法で飲みかわいいH君を授かりました。今度は2人目。
H君をお兄ちゃんにしたくて来られました。順調に経過し妊娠されたのですが、初期流産され悲しい想いをしてきました。
H君に「ママのお腹に赤ちゃんがいるよ」と励まされてきました。
流産当初は漢方薬も飲まずにいましたが、気を取り直し「漢方薬を飲もうっと!」と来てくれました。服用してから2ヶ月後、今回の懐妊になったのでした。
「やはり漢方薬を飲んで良かった。漢方薬はやっぱり効くわ~!!」うれしい言葉をかけてくれました。

漢方薬は補血・養血薬の婦宝当帰膠と活血薬の冠元顆粒でした。あまりお薬が多いと、服用するにも心に大きな負担になってしまいますが、今回はストレスにもならず良かったです

次週には心拍確認になるでしょう!Nさん、H君良かったですね。
楽しい家族に新しい仲間が増えもっと楽しくなることでしょう。

ほんとに良かったです。

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望まれて生まれた子供は何パーセント?」

講座の続きです。

お話は東京有明医療大学の千葉喜久也准教授でした。
はじめに「赤ちゃんポスト」が映し出され、「これは良いことですか?悪いことですか?」と問われました。

「望まれて生まれてきた子供は何パーセント?」と問われましたが其の答え「36%」には愕然としました。
64%の子供が望まれない出生だったのです。衝撃的な数字で驚きでした。

毎日店頭で「赤ちゃんが欲しい」との相談で会話も希望をもって接していたため、私の心の中の答えは80%の赤ちゃんは望まれて生まれてきたと思っていました。しかし現実は「36%が望まれた出産であとは親から望まれて生まれてきた子供ではない」(1999年11月NHKの調査)。

親自身が子供を受け入れることができないことが虐待の要因にもなっているようですし、其の親の「親育ち」を支援しなければならないとも話されていました。

「赤ちゃんポスト」に置いておかれたY君。Y君始め「赤ちゃんポスト」で命を救われている子供がいる現実に心が痛みました。

児童相談所でお仕事をされてきた千葉先生のお話は迫力があり、我々に問われる言葉には大きな意味があり問題山積の社会構造、福祉行政の問題など知らない部分での問題提起に深く考えさせられました。

毎日、目の前に張り出された多くの赤ちゃんの写真を見ながら、当店に来られ赤ちゃんを授かった皆さんは大事に子育てしているだろうな~と思いながら、皆さんのところにきた赤ちゃんは幸せ!と思っています。

ママやパパからは「来てくれてありがとう!」と。きた赤ちゃんは「生んでくれてありがとう!」私にはそんな会話が浮かんできます。

皆さんに会えて、幸せ家族のお手伝いができ、私も「ありがとう」と「「赤ちゃんポスト」の映像を見ながら感謝していました。

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「流産はどうして起こるのか、どうして繰り返すのか」杉浦真弓先生講演から

不妊カウンセリング講座の続きです。
やっと妊娠成立しても予期せぬ流産で心も体も傷つくケースはよく見られます。
何度も繰り返す流産に、御自分を責めたり、ショックで避妊してしまう方も見られます。
「不育症」では?と不安にかられ、不育症専門クリニックに行かれる方もいられます。
今回、名古屋市立大学大学院医学研究科、産科婦人科学教授の杉浦真弓教授の講演を聞く事ができましたので、内容を簡単にお知らせします。
先生のご専門は、「習慣流産、不育症、生殖遺伝、生殖免疫」の分野です。
不育症の定義:繰り返す流死産によって生児を得られない状態
習慣流産の定義:3回以上連続する流産
我が国では妊娠された方の15%が流産され、その中で習慣流産は0.9%。不育症は4.2%の頻度で、その原因は抗リン脂質抗体が10%、子宮奇形が3.2%との数字を示されていました。
抗リン脂質抗体にはアスピリン・ヘパリン療法が定着し、子宮奇形は手術をしなくても78%の出産率(累積)だそうです。
内分泌異常は12%あり、其の中には多嚢胞性卵巣症候群が含まれている。
よく遭遇する胎児染色体数的異常は散発流産の約70%に見られ、不育症患者にも約51%、不育症の重要な原因にあげられるとのことでした。
原因不明の流産ではなんら薬物投与せずに流産2回した方は76%、3回で70%、4回79%、5回50%が生児獲得(出産)している。すなわち次回成功率は85%と高いと話されていました。従って3回流産したから100%次も流産するとは限らないということです。
流産を繰り返しても出産の可能性は高く、精神的なカウンセリングが必要とも。
先生の研究も生殖遺伝、生殖免疫とより専門に進むでしょうが、「加齢とともに不妊症不育症が増加」することも若い世代に警鐘されていました。
不育症に悩む皆さんに勇気と元気が届けられたらうれしいです。

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「世界の潮流:40歳超の不妊女性への対応をめぐって」荒木重雄先生の講演から Part2

<我が国における現況>
*日本産婦人科学会では提供卵や提供胚を用いたARTは認めていない
*卵の提供を否定する法律は存在しない
*提供卵を用いたARTを実施したとしても決して法律にそむくことではない。
 (生殖医療学会のガイドラインに沿うことではないが)
<以上を踏まえ荒木重雄先生の結語>
世界のスタンダードに沿っているのか。
倫理的な面の問題はないのか。
不妊カップルの自律的決定を尊重しているのか
現行の法律にそむいていないのか
多様な面から慎重に考慮して考えることが必要。
その上に立って提供卵の適応の多様性(高齢の女性、低卵巣反応、早発閉経、反復着床障害など)も考慮し、不妊に悩む高齢女性の提供卵を用いたARTを支援すべき。
と結語されています。
当店にも提供卵を求めてアメリカに行っている方もおります。
野田代議士も提供卵を求め渡米し高齢出産をされています。
高齢妊娠・出産を望む方が増加している中で、挙児を希望されている方に法的なことも含めて、支援が進んでいくことは私たちの望んでいることです。
たとえ高齢でも挙児を願う方には、精神的にも金銭的にも負担が軽く望みが叶えられる事を応援したいと思います。

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「世界の潮流:40歳超の不妊女性への対応をめぐって」荒木重雄先生の講演から Part1

先日不妊カウンセラー講座の研修会に参加しました。
いつも「生殖医療の新しい情報を得る」という目的を持っていきますが今回も新たな情報を得て元気をもらい帰ってきました。

荒木重雄先生のお話の中でお伝えしたいことを以下に紹介します

<ARTの簡単な情報と高齢についての情報>
1)2009年のデーターですがART(高度生殖医療)で治療を受けられた総治療周期数は161980周期で、そのうち胚移植周期数は105842周期、妊娠が成立(胎のう確認)は29156周期、生産分娩に至ったのは17644周期でARTを受けた方の1割しか出産していない。

2)年齢別にみたARTの治療成績からは20代では28%前後、30代後半からは顕著に低下しはじめ、40代では10%未満と厳しい数字になっています。

3)加齢に伴う流産率の変化では、20代から30代では10%を下回っていますが、40代前半では24%、後半36.6%と上昇しています。

4)また、先天異常の発生率もARTでは高くなってきています。

<世界では>

1)アメリカでは高齢の方への対応
アメリカでは提供卵・提供胚による妊娠を望む方に対しては疾病管理センター(CDC)が情報を提供している。
其の情報のいくつか紹介します。

*高年齢の女性において提供卵を用いることが多く、48歳を超える方には90%に提供卵が用いている。
*受精卵が着床する能力は卵を提供した女性の年齢に依存し、年齢の上昇とともに低下してくる。
*提供卵を用いての単胎分娩は未熟児、低出生体重児出産、障害児、新生児死亡などのリスクが少ない。

2)ヨーロッパでは
ヨーロッパ生殖医学会の報告では2/3の国で提供卵によるARTが容認されている。
其の中にはベルギー、チェコスロバキア、フィンランド、フランス、ポーランド、ロシア、スペイン、スウェーデンなどが
含まれている。

Part2に続く

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遺残卵胞と漢方薬

本日遠方からお越しのTさん。
40歳を超えてからのご結婚で、一日も早く赤ちゃんがほしいと不妊クリニックを受診されました。
不妊クリニックではTさんの年齢を考え早速排卵誘発剤を出だし、FSH製剤を注射、排卵を促しましたが、うまくいかず、リセットのために黄体ホルモンを出されました。

Tさんはそれを服用して、月経が始まってから不妊クリニックに行ってみますと、大きな卵胞が残っており、エストロゲンの値も高くなっておりました。
ドクターからは「遺残卵胞ですね」と言われ、治療のためピルを処方されました。Tさんはそれを服用すると胸が苦しくなり頭痛が生じてしまいました。

Tさんは、不妊クリニックに通い始めて4カ月。
早めの排卵、遺残卵胞、未破裂卵胞となかなか思うような周期が作れず、ホルモン剤を服用して反って体調が悪くなり、漢方薬に救いを求めてこられました。

「遺残卵胞」は年齢的に高い方に見られることが多く、またホルモン剤の排卵誘発によっても出現することがあります。
遺残卵胞があると新しい卵胞が育ちにくく邪魔になります。自然消失では時間がかかる為、医療機關では大体ピルで消失させているようです。
ピルで体調を壊す方もいられ、副作用で悩まれる方もいます。

漢方薬では遺残卵胞を「痰湿・お血」ととらえ、化痰薬や活血剤などを使って卵巣の中をきれいにするようにします。
よくつかわれるのがシベリア霊芝桂枝茯苓丸などたくさんありますが、体質に合わせて<周期調節法>で漢方薬を選択していきます。漢
方薬で卵巣や子宮のお掃除を助け、治療が順調にいくことが多く見られます。
「遺残卵胞」の治療に漢方薬が一役買っていますね。

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「原因不明の不妊と漢方」1年半漢方薬を服用し続け得た幸せ

Yさんが当店に来られたのは1年半前。当時30歳半ばでした。
結婚されて5年経過していました。1度は妊娠されたものの残念な経過を踏んできました。

明らかな原因はなく、やや子宮内膜が厚い、卵胞の育ちがよくない、卵が小さい、卵管の通過性も異常なく、子宮内ポリープもなく、ホルモン数値は正常といわれながら、PCOSの治療でもあるパルス療法も受けてこられました。

これといった原因がないだけに、「妊娠しやすい体質にしよう」と御相談に来られました。
基礎体温表(BBT)も2相性になっていますが、時々高温期が17日になったり、LUFになっていることがありました。
低温期がやや高め、子宮内膜が厚いので「陰虚火旺」として捉え、<周期調節法>で低温期の安定を図りながらきれいな2相性をつくってきましたが、なかなかコウノトリが舞い降りてきません。

1年服用してもできなかったので不妊クリニックにご紹介しました。
卵管の通貨性、子宮内膜増殖症の有無、ポリープの有無などを調べてもらい、卵の成長を確認するためでした。
排卵前のエコーでは卵の育ちもよく、内膜も正常範囲、卵管も通っていました。
子宮ポリープが見つかりましたが後は何ら異常が見られず、西洋医学の治療と漢方薬の<東西コラボ>を始めました。

そして今回妊娠が判明しました。気持ち的にはもう少し早く妊娠されるのではと思っていましたので、待ちに待った「やっと!」の妊娠でした。
Drも「長かったね~!」と話されたそうですが、みんなの感想は一緒でした。

本当に良かったです。新しい年を3人で迎えることでしょう!

今回も6月はうれしいうれしいスタートになりました。

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PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と漢方(中医学) Part2

中医学的には、LHをあげている原因をいろいろな角度からつかみ体質を変えながら根本的なアプローチを行います。

「基本は腎虚」腎虚を直していくことになります。
それには補腎が必要ですが、補腎をしていく上で邪魔になるj要因をみつけて、環境を改善していくことがポイントになります。
それが補腎、活血、袪痰、疎肝など体質に合わせてお薬を決めていくことになります。

PCOSは内分泌の問題でありますので、症状も複雑で「これを飲んでたら良いという」単純なものではなく、さまざまなバリュエーションがあり、処方も複雑になります。

男性ホルモンに対する処方もあり、その中の生薬が特に有効という情報がありました。
もうすでに服用している方もいられますね。
卵巣内の小卵胞を消去する生薬とか処方、方法も南京中医大学の夏 桂成先生にも教えていただきましたので、打つすべがあります。

また、PCOSにとっては生活習慣が大きな要因になり、早寝早起き、精神的に安定する心の持ち方、食事も大事になって来ることは言うまでもありません。

難治なPCOSの方も中医学的な考え方で周期調節法を使い妊娠された方が今まで多くいられます。
これからも今回勉強してきたことを生かして多くの方に喜んでもらおうと張り切っています。

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PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と漢方(中医学) Part1

先日周期調節法で不妊治療をしている全国の仲間が集まり、今増加傾向にある「PCOS(多嚢胞症候性卵巣群)の西洋医学と中学のとらえ方」(診断と治療ポイント)について、勉強、情報交換がありました。

店頭で相談する中でPCOSで悩まれている方がとても多くなりました。

特徴は
・排卵までの期間が長い(低温期が長い)
・オリモノが多い(まれに少ない人もいられます)
・毛深い
・肥満傾向にある(やせ気味の方にも時々見られます)
・基礎体温表が一相(低くて一相の場合、高くて一相の場合もあります)
・排卵がないので高温期がない
・時々不正出血がある

など症状は多彩にわたっています。

西洋医学的には
内分泌異常がメインですので、インシュリンの抵抗性、男性ホルモンの高値がありますが、

・LHが基準値より高い(LH>FSH 3:1)
・男性ホルモン(アルデステロン)が高い
・卵巣内にたくさんの小卵胞がネックレス状態にみられる。

この上記3点がそろえば「PCOS」と診断されるのです。

Part2に続く

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「採卵すべきか?迷っています」…16㎜の採卵!

Kさん(40歳半ば)は電話の向こうで迷っています。
Kさんは結婚されてすぐ不妊クリニックに通何回かIVFにトライしましたがまだ念願が叶いません。
体調が思わしくなく2年前に御相談に来られ、体調を整えるために漢方薬を服用してきました。
年齢的なことも考え、再度不妊クリニックの診察を受け前向きに進めていく覚悟をしました。

今は、年齢的なことを考え卵巣に負担をかけず育ってきた卵を採卵しようとしています。
Kさんの電話は「月経周期10日目です。卵胞の大きさは13㎜で子宮内膜の厚さは9㎜、LHが上がってきているので排卵卵間際らしいです。E2は300近いです。
12日目に16㎜くらいで採卵の予定ですが大丈夫でしょうか?」
難しい判断をしなければなりませんね。
卵胞の大きさからいえば18㎜になったら排卵するかもしれません。16㎜の卵胞なら未熟卵かもしれません。
未熟卵では受精する可能性は「無」ではないかもしれません。
卵胞16㎜の採卵で受精し着床もし挙児を得た方もいるそうです。

私には判断がつかず、医師の判断にゆだねることをお話したのです。
Kさんの戸惑いが伝わってくるだけに難しいやり取りになりましたが、答えは結果で分かりますね。

Kさん、その後の状況を教えてくださいね。

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