「早発卵巣機能不全」と言われたが何としても・・・思いにこたえて

漢方相談をしていますと、いろいろな方が来られます。
「難治性不妊症」、「PCOS」、「子宮内膜症」、「子宮奇形」など、現代医療で”妊娠は難しい”と言われ落胆して最後の砦として「漢方薬」に託されて来られる方が多くいられます。

その中で「早発卵巣機能不全(POF)」と言われた方が何人もいられます。
「早発卵巣機能不全(POF)」は「40歳未満の卵巣性無月経」と定義され、FSH>37mlU/ml、E2<30pg/mlを示しエコーでは子宮は小さく内膜は線状で薄く、卵巣が映し出されることは稀です。
卵巣内には卵胞が見られる場合と卵胞が見られない場合があり、原因の多くは不明とされています。

Aさんは33歳。POFと診断されこのまま閉経してしまうのが怖くてご相談に来られました。
Bさんは36歳。何度となくIVFをされてからFSHが上昇しだし100mlU/ml,を超えてしまい、ホルモン調整をして治療してきましたが、数値は思うようにさがらず、とうとう「POF」の診断を下されてしまいました。
Cさんは30歳。もともと初潮から月経不順で結婚されてからもホルモン治療を受けていました。
自力排卵ができずなんとかして自力で月経周期を取り戻したい。Drからは「もう、無理やな~!」といわれ悲観しての来店でした。
Dさんは33歳。29歳のとき卵巣嚢腫が大きくなり破裂寸前で部分切除しました。両方の卵巣でした。その後FSHの値が高値になりE2はひくく卵巣機能が低下してしまいました。もちろん自然周期がつくれず結婚もためらってのご相談でした。

漢方薬ではその方の体質に合わせてお薬を決めていきます。
冷え症のかた、胃腸機能が弱い方、ストレスが強い方など人によって症状も変わります。
その上に生殖機能を補助するように「補腎」をしていきます。
視床下部~下垂体~卵巣への性腺軸を調整するために、「心・腎」の機能を調整する方法をとります。

このようにして自然周期を取り戻していかれた方に、Bさん、Cさんがいられます。
Aさん、Dさんの他にも現代西洋医学との併用で「POF」の治療を進めています。

「POF」は難しいですが、納得いく体つくりができて挙児希望がかなえられるよう頑張りたいと思っています。

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