甲状腺機能低下症を克服しての妊娠~出産

41歳のKさん、当店に来られたのは2年前の39歳の時でした。いろいろな病名を挙げられ(頚椎ヘルニア、甲状腺機能低下症、膠原病、胃・腸ポリープなどなど)精神的にも大分疲れていられるようでした。次から次にと押し寄せる病名に自分でも大変さがわかってきて、年齢的にも高いことから妊娠が難しいことも自覚されて、「出来れば赤ちゃんを授かりたい!」と控えめにお話をされました。
基礎体温表(BBT)は高温・低温がはっきりせず、排卵時期がよくわかりません。高温低温が入り乱れていて、表からは精神的にも不安定さが読み取れます。
漢方薬で周期調節法をして行くうちに基礎体温表(BBT)も安定してきましたが、甲状腺が気になりA病院を紹介しました。そこで何回かAIHをしIVFにステップアップしてやっと念願のあかちゃんが授かり大喜びしました。それもつかの間、子宮外妊娠で処置をせざるを得なくなりました。3ヶ月間は身体を休ませましょうとお話し、いわば「妊娠のための休息期間」を設け基本的な漢方薬だけを継続してもらいました。辛い思いの外妊から4ヵ月後、何と自然妊娠が判明。病院の先生に「おめでとう」と言われ涙が止まらなかったようでした。それから安胎薬として漢方薬を飲み続け、12月には無事男児を出産されました。可愛いS君です。
嬉しいお便りとともにニューフェイスのS君の写真も!

「育児や家庭の仕事に、毎日目の回るような忙しさで、睡眠時間もあまり取れないのですが、たまに見せてくれる天使の笑顔に全ての苦労が報われる思いです」Kママさんからのおたよりです。
KさんをママにしたS君。S君のおかげで周りが幸せになりました。その幸せを皆様におすそ分けします。