もう今回が最後!思わぬ妊娠に戸惑い

「これで不妊治療を最後にしようと思って受けた体外受精で妊娠が判明。戸惑っています!」と連絡してくれたTさん(44歳)私も嬉しさがこみ上げてきました。
初めてご相談を受けたのが3年前でした。チョコレート嚢腫で片方の卵巣と卵管を摘出、残っている卵巣もチョコレート嚢腫、卵管閉塞になっているので「IVFしか道はない」とのことでした。
子宮筋腫もありFSHも高く、誘発剤で採卵しても数は少なく、しかも空砲が多く、分裂がしないという状況で漢方薬を求めて来られました。
年齢的にもハンディがあり卵巣機能も低下しているため、過剰な排卵誘発剤は反って卵巣にダメージを与えてしまいます。
しばらく疲れた卵巣を休めてもらうためホルモン剤の治療を休んでもらうことにしました。
Tさんは焦る気持ちを抑えながらよく3年間辛抱して漢方薬を飲み続けてくれたと思います。時には基礎体温表(BBT)もガタガタの波状を呈していたり、低温期が長く続いたり、一相性の無排卵状態だったりしてかなり精神的にも動揺したことと思います。
しかし久しぶりに採卵した結果は4個採卵できて、4個とも受精しそのうちの1個が胚盤胞まで行ったのですから、素晴らしいです!
やはり、3年間辛抱して漢方薬で体調を整えて質の良い卵を作ってきたからだと自負しながら納得しながら自信を持ちました。

Tさんには婦宝当帰膠をベースに、参馬補腎丸、逍遥丸、水快宝など体調に合わせて数種類の漢方薬を組み合わせていただきました。

年齢も高いうえ妊娠を阻害する疾患も多く、卵巣機能も低下している中での厳しい状況でしたが、見事克服され待望の妊娠に至りこれから健康な挙児を得るため漢方薬で応援したいと思います。
本当に良かったです。

Tさん頑張りましょう!!