子宮内膜が厚くならない!

中山先生の講義の続きです。

ARTでどんなに医師の技量がよくても、どんなにエンブリオロジスト(胚培養士)の技量がよくても、個人の妊娠力が無ければ妊娠成立にならないということです。このことは私達も常日頃口をすっぱくして申し上げていることなのです。

つまり、妊娠しやすい母体・父体作りこそがベースになるのです。色々あの手この手を使っても、肝心な卵子の成長が悪かったり、着床しようとした子宮内膜が薄かったり、受け入れる側の体制が出来ないことが多いのです。卵子が授精して胚盤胞にまで分割し、良い条件であるにもかかわらず、着床するためのベットが用意されていないことがよくあります。その時は次周期に着床用のベットが用意されてから胚移植をするケースがよくあります。患者様もその時は「子宮内膜を厚くする漢方薬をください」と所望してきます。

子宮内膜の薄い人にホルモン剤をいくら投与しても子宮内膜は厚くなってくれないのです。薄い人にホルモン剤を投与すればするほど厚くならない現象があるそうです。何故なのでしょうか?たくさんのホルモン剤でお薬のレセプターが減っていくらしいです。

子宮内膜が7mmあれば着床可能と話されました。子宮内膜が6mmの方が運動と漢方薬で10mmになり妊娠したとの報告、さらに内膜6mmの方は漢方薬と鍼灸で8mmに厚くなり妊娠されたことも報告されました。

当店では子宮内膜が4mmから5mmの方が漢方薬を服用して妊娠され、無事出産されています。また子宮内膜が薄く、?移植が出来ず漢方薬を服用して子宮内膜を厚くしてから(6mm→10mm)胚移植をされ妊娠・出産されていることを見ますと、漢方薬の力にゆだねても良いのではと思います。

薄くなった子宮内膜の表面は荒れ果てた荒野のようで(札幌の東口医師のお話)とても移植しても育たない地です。

漢方薬の<冠元顆粒>や<婦宝当帰膠>、<紅サージ>の活躍で子宮内膜をホワホワベットにし着床しやすい表面にすることが大事なことです。

漢方薬で薄い子宮内膜を厚くしていきましょう!