感染する中耳炎

保育所などで感染が広がってしまう「急性中耳炎」。2歳以下の子供がよく罹るものです。

以前は治るのも早かったこの病気ですが、最近は抗生物質が効きにくい難治性のものが増えてきているようです。これは容易に新しい抗生物質を使ったためのようです。またその罹患率が増加している背景には、働く女性が増え、保育所に子供を預ける機会が増えたこともあるのかもしれません。

乳児は生まれてしばらくの母親の免疫力がまだある時期であれば良いのですが、それがなくなる頃に、保育所での集団生活をし感染していくのでしょう。

重症に陥らないためには早くに乳児の症状を察知することが大切です。乳児は症状を伝える術がありません。母親が代わってしっかり観察する必要があります。

「熱がなかなか下がらない」「鼻がぐずぐずしている」「よく耳を触る」などがあれば、中耳炎かもしれません。早めに小児科に行くことで、軽症で抗生物質も使わずに完治するかもしれません。放っておいて、重症そして慢性にならないように気をつけてあげたいものです。

抗生物質を投与せずに経過を見ている最中、また抗生物質を投与している最中でも漢方薬の併用は可能です。お子様の体の大きさ、熱がどれだけあるか、耳はどれだけ痛むか、などによって使うお薬と量が異なります。

もしお子様のそのような症状でお悩みの人は、まずは小児科へ行き、そして漢方を併用してください。

また感染していないけれども感染予防をご希望であれば、より漢方をおすすめします。強い子で、トラブルなしで成長していってくれるように応援します。