2005年8月アーカイブ

本日、衆議院選の公示がされました。日本の選挙が世界で注目されるのは、珍しいことですが、今回の選挙は世界で注目されているようです。

一番問われているのは「郵政民営化」ですが、その中でも「少子化社会」も争点にあげられています。

「なぜ少子化が進むのか」

その問題分析を徐々に行いつつあるらしいですが、その「分析」そして「対策」に大いに期待したいです。

いくつか挙げられている中でも、「子供ができない」のではなく「作らない」夫婦が多くなっていること、があります。この原因として、「子供を育てながら共働きがしにくい」「教育費の負担」「産婦人科の減少」などがあります。

また、「子供が出来ない人」への「不妊治療費」の補助がまだまだ十分ではない、ことも挙げられるでしょう。

これらの問題点をこの機会にしっかり把握し、もっと子供を持つことが負担にならない社会を作ってもらいたいですね。

選挙後の政治に、より「不妊治療が安価で受けられるように」、また「出産後の教育費なども負担にならないように」、「出産後も働きやすいように」・・・、などの期待をかけたいものです。

今の日本では「子供が出来なかったから養子をもらう」といったことは、あまりしませんが、他の国では「養子をもらう」ことはよくあることです。

「不妊治療で大変だ」という話をした人が、「なぜ養子をもらわないのか」と他国の人から言われた、という話を聞いたことがあります。

先日の新聞の記事に、こんなことが書かれていました。

あるモンゴル人の女性の話です。

彼女が23歳のときに妊娠中にも関わらず、ラクダに乗って寺参りをした帰り道、気分が悪くなり、双子を死産。それ以来、7年間妊娠しなかったので養子をもらいました。養子をもらってから5年目に娘が生まれ、続いて2人の息子に恵まれました。

わが家に迎え入れた子供が「幸運」を運んでくれたのです。「別の命」をこの世に運んでくれたのです。ですので、モンゴル人の彼女は養子の息子を一番大切にしているのだそうです。

養子でなくても、こういった「こうのとり」のような役目をしてくれる「キー」があるものです。その幸運の「キー」を是非見つけてください。

「ノアルテン」は、女性ホルモンの卵胞ホルモンと黄体ホルモンの配合薬です。いわゆる“ピル”と呼ばれる薬の仲間で、「中用量ピル」にあたります。

卵巣機能不全による不妊症の治療薬として、通常、月経周期5日目より約3週間連続服用し、次の周期に妊娠成立を期す目的で使用されます。

副作用で多いのは、吐き気や嘔吐、乳房の張りや痛み、予定外の出血などです。

「ルトラール」は、黄体ホルモンとして働く「黄体ホルモン薬」です。黄体ホルモンの不足による不妊症などに使用されます。

副作用は、吐き気や嘔吐、乳房の張りや痛み、頭痛などです。

5年前から4年間に渡り、無月経だった36歳のYさんは、上記のお薬を1年前から飲み始め、月経を起こす治療を病院で受けています。

結婚は2年前。

当初は、月経7日目でFSHが50、LHが25とかなり高めでしたので、その治療は有効ではあったのですが、今は正常値になっていて、しかもこの治療により卵巣が腫れてるにも関わらず、「月経が来ない」という恐怖から抜けきれずに、これら2つの薬を止めることができません。

今年の春より漢方薬も併せて治療に加えたい、とのことなのですが、今の治療のままでは副作用によりどんどん子宮内膜も薄くなっていて、もし受精したとしても受精卵が育つ柔らかなベッドがないために育たないでしょう。

Yさんには、しばらくホルモン剤を休み、質の良い卵とふかふかのベッドを作るために、漢方薬のみの治療にするように説得しているのですが、なかなか「月経が1月でも来ない」恐怖から逃れられずにおられます。

今、来ている「月経」は自分の力ではないこと、どんどん赤ちゃんが育たない子宮内膜になっていること、などなど。

これらのことの方が「月経が来ない」ことよりも重大であり、取り返しがつかないことにならないうちに自分の力を目覚めさせる「体質改善」をされた方が良い、ということをもっと認識してほしいです。

東洋医学の古典では、妊娠経験のない人を「全不産」または「無子」といい、一度妊娠経験があるけれどもそれ以後妊娠しない人を「断緒」といいます。

その原因は、先天的な染色体異常などを除くと、「腎気不足」と「衝任脈の気血不足」がほとんどです。

もう少し詳しく原因を見てみると、以下の4タイプに分けられます。

☆腎虚による不妊:

先天的に虚弱で腎気が不足している。または不摂生により精血を消耗し、衝任脈が栄養されずに腎精を失ってしまった。

つまり、虚弱体質の人や、夜な夜な遊びまわっているなどの不摂生が長年続いた人は、腎精を失ったことで不妊になってしまったのです。

☆血虚による不妊:

体質が虚弱で陰血が不足していたり、脾胃が虚弱で気血を生化できない。または、過度の血や津液を消耗してしまった。

つまり、虚弱体質の人や、胃腸が丈夫でない人、過度のダイエットをしたことがある人は、血虚が体の中で起こっているために不妊になってしまったのです。

☆胞寒による不妊:

月経期間中は胞宮が開いていて、この時期に房事を行うと、気血を損傷して風寒を受けやすくなる。外寒、内寒により寒邪が胞宮を凝滞させてしまった。

つまり、月経中に子宮を痛めることをし過ぎた人、月経中にも関わらず過度の運動などをしてきた人、は気血を損傷してしまったために不妊症になってしまったのです。

☆痰お互結による不妊:

肥満体質の人、または油物や味の濃い食べ物を好む人は、痰湿が内生して気機の運行が悪くなりやすい。また、イライラしたり、憂鬱になったりすることが多くて肝気欝結となり、疏泄が失調すると気血不和になる。このような人は、痰湿と血おが交互に阻滞して、胞宮を閉塞してしまった。

つまり、太っている人、油物・味の濃い物を食べ続けた人、いつもイライラしている人、憂鬱になることが多い人は、痰湿と血おが体の中に生じ、それにより不妊症になってしまったのです。

ご自分のタイプはどれでしょうか?

東洋医学は、個人個人の原因を究明し、それに対して治療を行っていきます。個人の原因を取り除くように持って行くことで、体本来の機能を目覚めさせ、今まで乱れていたホルモンを自力で整えようとしていくのです。

今日は月1回行っている「不妊相談会」の日。

昼の1時から5時までの時間帯で25人が訪れます。当然のことながら予約時間はかなりずれ込み、いつも1時前から相談会を始めますが、終わる時間は6時過ぎ。それでも妊娠されて喜ばれる顔が見たい一心で、じっくりと相談を受けています。

何人か妊娠されていますので、今までの妊娠された人のデータも含め、今一度、基礎体温表を分析してみました。

全体として言える事は、

  ☆ 低温期が安定している

ということです。

「低温期が安定している」ということは、卵胞がしっかり育っている、つまり卵の育ちが良い、ということです。

卵の育ちが良ければ、排卵後、高温期もしっかりとした高温期になりますし、「流産すること」も「胎膿の中の育ちが悪いこと」もまずはありません。もちろん、排卵障害であればこれには当てはまりません。

高温期が安定することも、まず根底にあるのは「安定した低温期」なのです。

低温期が「波状型」であったり、「高めの体温」であったり、「短め」であったりする場合は、まずは、低温期安定の治療を目指してください。

不妊治療をされている33歳Kさんからの問合せです。

「高温期1週間目なのですが、ボキボキ鳴る整体や鍼は受けても良いのでしょうか?整体の先生は続けた方が良いと言われているので行きたいのですが、どうなのでしょうか?」

高温期は基本的にデリケートな時期です。排卵し、もし着床でもしかけているのであれば、そんな時期に骨(腎)を揺るがすようなボキボキ鳴るような整体やマッサージは避けた方が良いです。

また、鍼灸治療もやさしい鍼刺激や温灸などに留めた方が良いです。

ただ鍼灸治療に関しては、本人にとってそれが「強刺激」なのか、「やさしい刺激」なのか、判断できないかもしれません。

そう言った場合は、その鍼灸の先生が周期によって治療方法を変えられているか、によって判断してください。つまり治療する際に「基礎体温表」を確認されているか、否か、ということです。基礎体温表を確認されて、それにより治療をされているのであれば大丈夫でしょう。

特に妊娠しにくい体である(不妊治療をされている)Kさんのような場合は、より一層高温期の時期を大切にしてもらいたいものです。少しの刺激でも経絡のバランスを崩すものです。そうでなくでも不安定であるのに、その刺激により駄目になる可能性は大きいものです。

整体は受けるのであれば、卵胞期にしてください。鍼灸治療は確かな治療所をお探しください。

35歳のNさん。当店にて漢方を服用され始めたのは昨年の6月。その時点で結婚5年目。

結婚4年間は避妊をしていましたが、5年目より「子作りを!」という計画でしたが、なかなか恵まれず。せっかく妊娠した昨年の4月に7週目で流産をしてしまいました。

ショックからまだ立ち直れない流産後2ヵ月の昨年6月に、漢方薬の力を借りようと来店されました。

漢方薬を服用されてから半年後の11月末。妊娠検査薬にて陽性反応。

しかし、12月初めの検査にて、「胎嚢は確認できるが、中で出血している」との報告を受けました。

大変です!まずは、「きゅう帰膠艾湯」と「当帰芍薬散」をお勧めしました。

その後、12月半ばには中での出血は治まりましたが、かなりの「悪阻」と「お腹の張り感」に悩まされる毎日。

あまりにも食べられない毎日が続いているようですので、「衛益顆粒」などを服用してもらいました。

そのうち、悪阻は治まりましたが、年明けには風邪をひき、西洋薬は服用できないために漢方薬を服用し、また何とか難を逃れました。

安定してすっかり安心していた4月半ば、出血が起き、また漢方薬の止血剤を。

そして、8月初め、待望の元気な女の子を出産されました。臍の緒が体に巻き付いていたようで、かなりの難産でしたが、元気に産まれてきてくれて、ホッとしました。

いろんなことがあった10月10日でしたが、これからのことを考えると、こんな期間なんて短い道のりなのでしょうね。

6月に当店で妊娠チェックをされ、感動の瞬間を共に味わった32歳のNさん。

あれから3ヶ月が経ちましたが、順調にお腹の中の赤ちゃんは育っています。

しかし、今日までの3ヶ月間に、いろんなことがありました。

6月半ばの7週目の検診で、胎嚢が通常の半分ほどの大きさで、昼と夕方には出血する毎日。産科医にはこの出血は子宮口のポリープのもので、大丈夫と言われましたが、心配する気持ちに拍車をかけて、吐き気やムカムカ感に負われる日々が続きました。

6月末には血塊が下り、病院へ。

心音は聞こえているということでしたので、赤ちゃんには問題はなかったようですが、「田七人参」などをお勧めしました。

7月初め、8週目の検診で、小さい胎嚢の中で小さい赤ちゃんが育っている、との報告を受けました。今はすっかり出血も止まりました。

7月半ば、10週目の検診にて赤ちゃんは3cmに育っていました。出血もあれ以来なくなり、ひとまず安心。

そして、現在、順調に育っているとの報告を受けています。

でもまだまだ油断は禁物。安胎の漢方を飲みつつ、安静にしてゆっくり育てて行きましょう。

高温期の出血には気をつけてください。

「出血」と言っても「鮮血」ではなく「少し茶色い血」の出血です。

高温期で「出血したから生理になったので月経期の薬をください」と言われる人がおられます。もちろん、月経が始まったのであればその薬で良いのですが、「茶色いもの」であれば、それは「着床出血」であるかも知れませんので、月経期のお薬を服用してもらっては大変です。

せっかく着床しかけているのに、それを「きれいに流してしまおう」とする月経期の薬を飲むわけですから、大変です!

お薬を飲まれる際にはその「出血」がどの様なものなのか、しっかり把握してからお飲みください。

今まで流産を3回繰り返されて、今月うっすらと陽性反応が出られたAさんは、高温期後半に少し出血したために確認せずに、月経期のお薬の「冠元顆粒」と「爽月宝」を服用されていました。

そのためだけではありませんが、今まだ高温期は続いているものの胎嚢はあるけれども中身がまだしっかりと見えず心音も聞こえない状態です。残念ながらそのまま育たないかも知れません。

もともと「不育症」でいらっしゃるAさんは、特に着床してからが問題で、充分に気をつけてもらいたいのです。こういった人はしっかりご自身の体調をチェックし、せっかくの着床を無駄にしないように心掛けてください。

35歳のKさん。3年前より病院にてホルモン剤による不妊治療をされてきました。

卵巣の機能が悪く、卵の育ちが悪い、とのことでホルモン剤による不妊治療が始まったのですが、3年間で様々な体の変化が起きました。

ホルモン剤の不妊治療をする前は、それほど悪くもなかった基礎体温表が波状型になり、卵巣も腫れ、自力では生理も来なくなってしまいました。さらに、生理後には4~5日不正出血が続くようになりました。

産婦人科の医師に「ホルモン剤の治療に疲れたのでしばらく止めたい」と訴えたところ、「自力では生理は来ないでしょう」と言われ、絶望状態。

「何とかホルモン剤で崩れてしまった体調を漢方で取り戻したい」

と当店をHPにて検索し、問い合わせをされました。

東京にお住まいのKさんは、当店には来店できませんので、「HP上の問診表にご自身の体質や症状をご記入いただいたもの」、「基礎体温表」のデータをもとにして、Kさんに合った薬を考え、発送するという形で服用していただきました。

例えば、病院から出ていた「きゅう帰膠艾湯」に加え、「田七人参」を服用していただきましたところ、服用後2日目にぴったり不正出血が止まり、その後不正出血は起こっていません。

そして、漢方服用2周期目の今月、自力で生理が来ました!

「もう自力では生理は来ないでしょう」と言われる程、自己機能が衰えていたのですが、2週期目にして早や自己回復力が付いてきました。

この調子でどんどん回復し、良い卵が作れるようになっていくことでしょう。

33歳Aさん。結婚7年目。

28歳の時に流産。それ以降、少し怖くなって昨年まで避妊をしていました。

昨年より子作りをしようとしましたが、2月には7週目で流産。また10月にも6週目で流産。

今年の3月より6月までは誘発剤とhngによりタイミングを合わせていましたが、可愛い子供に恵まれず。悩んだあげく、7月半ばにお母様と漢方薬を試してみようと来店されました。

調度来店された時期は排卵期でしたので、

   ☆ 排卵期に冠元顆粒」、

   ☆ 高温期には「参茸補血丸」、

   ☆ 全周期を通して「婦宝当帰膠」を処方しました。

その後、月経が来ましたので、

   ☆ 「冠元顆粒」と「爽月宝」を、

その他の周期は前回と同じものを服用していただきました。

漢方薬を服用されてから2回目の高温期。高温期が長く続くので妊娠検査薬にてチェックしてみると、うっすらと陽性反応が!

漢方薬は、「婦宝当帰膠」、「参茸丸」と「衛益顆粒」を服用していただいています。

今まで3回も流産を繰り返されていますので、これからがもっと気をつけないとなりません。

「冷えること」、「長く震動に揺られること」、「落ちたりこけたりするようなものに乗ること」、「寝不足」などに気をつけて、安定するまで大事な授かりものを守ってください。せっかく授かったのですから、しっかりまずは出産まで育ててほしいです。

6月に紹介した34歳のYさん。

ホルモン治療により卵巣が腫れ上がり、右の卵巣より出血してから精神的に不安定になり、神経内科の薬漬け。

今年初めに当店に来てから、今までやってきた悪い生活習慣の改善、意識改革により、6月にやっと197日目の生理を迎えてから73日が経った先週、やっとまた生理が来ました。

通常なら「生理が来ること」は当たり前のこと。しかし、Yさんにとっては「傷ついた心」を修復させないと生理が来ないのです。

一度6月に修復されかけた「心」は7月にまた不安定になり、体温もガタガタ。また腰からお尻にかけてのゾクゾク感、下腹部の痛みに襲われ、眠りの浅い毎日が続きました。

8月に入って、少し「心」が安定しだし、その頃より、ガタガタの低温期が安定し、その後高温期が出来ました。そして先週、生理に。

まだまだ73日目の生理ですので、安定したとはいえませんが、前回の197日目に比べると、明らかに回復の兆しが見られます。

今は、周期療法を離れ、全身症状の改善のための漢方薬と、週に1回の鍼灸治療にて少しずつ「心の傷」を治しています。

「長い道のり」が少し短くなって来たような気がします。

周期療法で不妊治療を行っていると、いつも気になることがあります。

あまりにも基礎体温表の変化に一喜一憂されすぎる方が多いことです。

周期療法は、「月経期」、「卵胞期」、「排卵期」、「高温期」のそれぞれの周期によってお薬を変え、それぞれの周期で大切な役割をしているものを強めたり改善したりしますので、体温が気になるのは仕方がありません。

しかし、体温は必ずしもそれが絶対ではなく、気候、室温の変化、睡眠時間、前の晩の食事の内容などによってもかなり違ってくるものです。あまりにも気にしすぎると精神が不安定になり、それが原因で乱れてしまうことが多くあります。

必ずしもきれいな基礎体温でないと、妊娠しないわけではありません。

当店でもあまりにも体温を気にしすぎて、いつも13日目に排卵していたはずの排卵が、遅れてしまった36歳のMさんも、体温を測らなくなってから13日目よりも少し遅れて排卵し、そこでちょうどタイミングが合い、そのまま妊娠期間に突入されましたし、

ガタガタの基礎体温表だった32歳のWさんは、いつ排卵したかわからないような体温表でしたし、高温期への立ち上がりも階段状であったにも関わらず、妊娠され順調です。

あまり気にせず、自分を追い込まず、大らかな気持ちで体質改善をされ、妊娠を待たれた方が良いですね。

「高温期がない」、「高温期が低い」、「高温期が階段状に上がっていく」といった「高温期」に問題のある人の方が不妊症の症例では多く見られます。

しかし、「低温期が36度6分以上と高め」、「低温期の途中で高温期のような体温になる」といった「低温期」に問題のある人もおられます。

「低温期」とは「月経期」と「卵胞期」からなる期間です。

高すぎる体温では、質の良い「卵胞」は育ちにくいのです。

「低温期」の体温が高めになる原因として、排卵誘発剤である「クロミッド」を長く使用していることもあげられます。この場合、低温期ばかりでなく、全体的な体温が高めとなります。

その他の原因としては、「腎陰虚」で「虚火」によるものがあげられます。それには、「腎陰虚」になるような生活スタイルを改善してもらいつつ、「瀉下補腎丸」などのお薬を服用していただきます。どうしても「排卵し受精し妊娠すると高温期になる」ために「高温期があること」に注目しがちですが、しっかりとした低温期も大切なのです。

今一度、ご自分の基礎体温をチェックしてみてください。

肩こり、頚こりで以前より頭痛に悩まされていた29歳Mさん。指圧に出会うまでは市販の頭痛薬なしには居られませんでした。

2年前に指圧に出会い、3週間に1回のペースでケアすることで、頭痛薬から離れることができました。通常であれば、「冠元顆粒」などの漢方薬を服用してもらうのですが、幼い頃の漢方薬での嫌な思い出により、体が一切の漢方薬を受け付けないため、おススメすることができませんでした。

2年前で結婚暦3年。

すぐに子供が欲しかったのになかなか出来ず、親戚からのプレッシャーで胃潰瘍になるまでに追い込まれていました。しかし、すっかり頭痛から逃れられた1年前に目出度く妊娠!「頭痛」という体のストレスがなくなったからでしょうか、結果的にMさんに取っては良い結果が得られました。

途中、1月半ばに逆子になった時は、お灸にて治すお手伝いもできましたし、Mさんが今年の5月に元気な男の子を出産するまでは、定期的に指圧に通うことで頭痛薬は使用せずに乗り越えたことは言うまでもありません。

「治療」というのは様々なものがあります。「頭痛」を治す「治療法」として考えただけでも様々あります。「セカンドオピニョン」、「代替医療」と今は盛んに言われるようになり、様々な治療を自由に選択できる動きが強まっています。

少しでも自分の中の「ストレス」を減らすために、「自分に合った治療」をしっかり見つけてください。

大学1回生のSさん。高校在学中から生理不順。

家系的にも「血の症」に関係する体の不調が付きまとうのでしょうか、お母様もお姉様も生理不順だそうで、鍼灸治療に通われていたそうです。

Sさんの場合は、高校生の時の過度のストレスから精神的に崩れ始め、それが引き金となり、体のリズムが乱れて生理不順になりました。全く生理が来ない月が何ヶ月も続き、精神は興奮状態のため夜は眠れない日々が続いていました。

Sさんが鍼灸治療に来られたのは、2年前。

1年間で周期が35日くらいまで回復するようになりました。3ヶ月前より鍼灸治療に加え、漢方薬も服用され、現在相互作用での治療を続けておられます。

先周期より変化が見られ始めました。

今まで不安定だった高温期がしっかり出来るようになりだしました。今までも高温期が出来ると、必ず生理は来たのですがその高温期がなかなか出来ない時もあり、不安定でしたが、先周期よりしっかり出来始め、今周期も高温期が出来ました。

Sさんの場合は、高温期に必要な「腎の陽気」が足りなかったこと、また低温期の「腎の陰気」が少し弱かったこと、精神的なことですぐ心が乱れるタイプであること、が生理不順の原因でした。

従って、Sさんには

月経期には「冠元顆粒」、

卵胞期には腎の陰気を補う「瀉火補腎丸」、

高温期には腎の陽気を補う「至宝三鞭丸」、

月経の全周期通して「逍遥丸」と「桂枝茯苓丸

を処方しました。

高校卒業から何年かブランクの後、希望にあふれた大学生になったこともあり、精神的にも安定し、それに「漢方」の力が加わったので、どんどん20代らしくなってきました。肌には艶、眼には力がみなぎってきました。後、もう1周期、高温期が安定すれば、もう自分の力で大丈夫でしょう。

2年前に流産をされた31歳Nさん。

それ以来、心の傷が癒えず、妊娠することに対する不安を引きずったまま1年間を過ごし、気がつくと、基礎体温表がガタガタになっていました。

「これではいけない!」と婦人科の病院で不妊のホルモン治療を始めました。しかし、もともと胃が弱かったNさんにはホルモン剤は強すぎたのです。気分が悪くなり、吐き気を伴いました。

慌ててホルモン治療を止めましたが、それ以来精神的にも不安定になり、ふらつきが出てくるようになってしまいました。

流産の心の傷も癒えぬまま、周りからのプレッシャーで始めたホルモン治療は、Nさんの心をますます追い込むことになってしまったのでしょう。

それから1年経った今年の初夏に、当店を訪ねられました。

Nさんはとても胃が弱いのであまりたくさんの漢方薬を飲むことはできません。胃腸の働きを良くする「星火健胃錠」を飲みつつ、併せて鍼灸治療を週1回続けられました。

漢方と鍼灸の治療を始める前の基礎体温表では、低温期の途中で高温期のような体温になったり、排卵の時期の体温はしっかり下がらず、高温期も段階的に体温が上がり、途中でガタッと下がることもしばしばでした。

それが、今回の体温表では、低温期も安定し、排卵の体温もしっかり下がり、高温期も安定していました。この改善にはご自身でもびっくりされ、次周期からタイミングを合わせて行く予定だそうです。

2年かかってやっと流産による心の傷が癒えてきたようです。その調子で前向きに目標に向かってください。

市では、母子保健事業の1つとして、3か月児、10か月児、1歳8か月児、3歳児を対象に乳幼児健診を行っています。

1つ屋根の下に何世帯もの家族が住んでいることが多かったその昔は、子供の発育や子育てについては、1つ屋根の下に住む両親や祖父母が教えてくれましたし、近所にも子供がいっぱい溢れていましたから、他の子供や親とふれあう機会が多かったために、必然と子供の発育などの関する情報は入ってくるものでした。

ところが核家族がほとんどの今は、そばでいつも教えてくれる両親はいなく、少子化により近所で同じくらいの子供とふれあう機会が少なくなりました。

いつも子供はお母さんと2人で向き合ってばかり。外に出ても大人がいっぱい。

そんなお母さんのために、乳幼児健診にて「子供の成長チェック」と「子育て支援」のサポートをしてくれます。

子供の発育や発達の節目に行われる大切な健康診査です。必ず受診するようにしてください。

結婚5年目、34歳のHさん。4年間は病院でのホルモン治療を受けておられました。

4年間の中で体外受精を3回。3回とも良い結果が得られなかったために、2月から漢方薬を服用されていました。

漢方服用3周期で、乱れていた月経周期も大分安定してきたために5月初めに再度体外受精。しかし結果は、不成功に終わりました。

それをきっかけに、パタッと来店されなくなり、3ヶ月が経ちました。

その後の経過が気になったため、電話にて連絡をとってみました。

結局5月初めより体外受精も何もせずに今に至り、せっかく安定していた月経周期も乱れ始め、だんだん低温期が40日以上と長くなり、高温期が9日くらいしかなくなってきたそうです。こうなって初めて漢方が効いていたことが分かり、そろそろまた服用し始めようか、と思っていたところだと言われました。

「離れてみて初めてわかること」は、こういったことに限らず世の中にはたくさんあるものですね。

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