今日は半夏生の日
「今日は”半夏生(はんげしょう)の日”タコを食べましょう!」
スーパーに行くとみなさんが目につき、耳にする”半夏生”の文字。
半夏生とはいったい何のことなのでしょうか?
半夏生とは”夏至の日から数えて11日目にあたる日、その日から5日間をいいます”
今年の夏至は6月22日でしたから11日目にあたるのは7月2日(2日~5日)です。
なぜ半夏生と呼ばれるかといいますと”半夏”は漢方薬の重要な生薬の1種で
サトイモ科のカラスビシャクの根塊のことをいいます。
皆さんが良く服用する半夏瀉心湯、或いはつわりに飲む小半夏加茯苓湯の中にも入っています。
ちょうど今頃、湿地帯に生え独特の白い花をつけ、とても目立つ花で根は強い刺激をもっていて、口に含むとのどがイガイガして辟易します。せき止めや吐き気留め、みぞおちの痞えを取る生薬です。
その半夏が生える時期ということで”半夏が生じる”と言われているようです。
また、一説によると半夏生という植物でドクダミ科のカタシロクサと呼ばれものがあり、ちょうど7月初旬から花を咲かせ、葉の一部、しかも表側だけが半分化粧をしているかのように白くなることから「半化粧」とよばれ、それから転じて「半夏生」となったと言われています。
また更に、この日までに田植えをしないと”半夏
半作”といわれ稲が秋までに十分生育せず、収穫が半分まで減ってしまうそうです。田植えの最終期限という意味のいわば暦の農法なのです。
また関西方面では半夏生にタコを食べる風習があります。
それは半夏生までに田植えを終えた農家では、稲の無事な収穫を祈って、タコの八本足のように稲がしっかりと田んぼに根付いてくれますように!という願掛けの意味合いをもって神棚にお供えをしたようです。
それぞれの意味合いがあり、豊穣の祈りと生活が密着した「半夏生」の日。
皆さんもタコは食べるかは別として、田んぼの風景を思い起こし、五穀豊穣の祈りとともに日本の風習に触れ合ってみてください。
投稿者:古村滋子
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