恒例の社内研修会

昨日は本年最終の社内研修会。
漢方サロンに行く途中、澄み切った青空の中に、ぽつんと忘れ物のような名残り月が
浮かんでいました。

今回は認知症の勉強でした。講師はいつもお世話になっている、元病院長の
橋本先生。
詳細なテキストでしっかり勉強しました。
頭に入ったかは別として!

今認知症は、10人にひとりといわれ、総数200万人、その内の半分がアルツハイマー型と言われます。
認知症の診断基準や、自分でもできるテストを学び、また西洋医学では
<アリセプト>が進行を1~3年遅らせるとして使われていますし、
ワクチンの開発も進められていますが、決定的な治療法はまだかなり先のこと。
漢方では、認知症に有効とされる生薬がいくつか見つかっていて、それらが含まれる
お薬<抑肝散>や<温胆湯><加味帰脾湯>などがよくつかわれています。

認知症の予防には、生活習慣病にならないことが一番のようです。
詳しくはご来店ください。

不妊症研修 山東中医薬大学附属病院③

連方先生の講義
高度生殖医療と漢方の周期療法(周期調節法)、更に鍼治療を組み合わせて
如何に質の良い卵を作り、妊娠を維持していくか、これは私達の課題でも
ありましたので必死で聞きました。

・卵胞期の漢方薬の使い方(卵の発育~着床まで細かく分けて使う)
・体外受精の準備段階の漢方薬の使い方
・排卵誘発剤使用時の漢方薬の使い方
・移植時の漢方薬の使い方
・移植後の漢方薬の使い方

「針刺治療による卵巣血流」の学術を論文も公表されました。

スライドを100枚以上使っての丁寧な講義は、私たちが日本では
望んでも見られない貴重な経験のデーターで、大変価値あるものでした。

時間があればもっとお聞きしたかったのすが、3時間にも及ぶ講義で
蓮方先生もお疲れのご様子。皆で記念撮影して終わりました。

研修終了にいただいた証書

不妊症研修 山東中医薬大学附属病院②

婦人科教授の連方先生の外来研修の光景です

体外受精をされているAさんは、元々PCOSで、崩漏、排卵障害があり漢方薬で
治療し、体外受精をされ、着床はしましたが、心拍確認に至らず、
今は3周期休憩をされて漢方薬で身体つくりをされているそうです。
このほか外来には「卵胞の成長が悪い」Bさん、「月経が遅れてくる」Cさん、
「月経周期が長い」Dさん、「卵巣性無月経」のEさん…など多数。
ホルモン剤を使いながら、漢方薬を併用して身体を整え、排卵時期の鍼を指示して、
患者さんのためにからだにやさしい治療をしているのには、本当に共感でき
感動しました。

連方教授は私達の研修のため、特別の外来の日を設定してくださいました。
心から感謝です。

孫震高先生の男科の研修もありました。
男科で男性専門かと思いましたが、女性の患者さん、またご夫妻で来られている方が
多く見られました。
孫先生は多くの患者さんとはしっかりコミニュケーションをとり、信頼関係を作ることが
とても大事と治療の基本を話されました。

担当医師とコミニュケーション取れないと嘆く日本の患者さんの不満の声が
聞こえてきます。
孫先生のところには「PCOS」、「子宮筋腫」、「子宮内膜症と卵管狭窄」、
「黄体化未破裂卵胞(LUF)」「卵巣早衰(POF)」の方など沢山の方々が
来られていましたが、どの患者さんにも笑顔で診られている姿には感動しました。

不妊症研修 山東中医薬大学附属病院①

2009年11月18日、19日と済南市にある山東中医薬大学附属病院の婦人科
(生殖医療センターでも)で研修を受けました。

山東中医薬大学附属病院の婦人科は、体外受精を行っている漢方病院としては中国で唯一の病院です。

また生殖医療センターは中西医結合(現代生殖医療と漢方薬、鍼治療を含めた中医学を組み合わせた)の不妊治療で、中国で有名な病院です。

外来の入り口です。

私達は別棟の方から生殖医療センターに入りました。
受付には「希望はここから始まる」と描かれ、来られた方が
「やっと此処にたどり着いた!」と希望がもてるような雰囲気でした。

待合コーナーには壁一面に生殖医療センターの歴史がかかれ、シンボルマークがひときわ目立っていました。

鍼治療室も見せてもらいました。ETする時に子宮内膜を着床しやすい厚さにするよう、
また排卵もスムースに行えるよう鍼治療が施されるようになっています。
壁には鍼灸のツボの名前も、食事のことも、養生のこともパネルにして飾ってありました。

冷えと漢方養生 漢方相談会11月@古村漢方サロン

本日は漢方サロンにて中医師・劉怜先生同席の相談会でした。
相談会の前に、「冷えと漢方養生」というテーマで講義を聴いていただきました。

これから冬に向けて寒くなってきますので、特に女性の皆様には興味深いテーマですよね。

講義を聴くお客様も、非常に熱心にメモを取っていら っしゃいました。

★冷え症とは?病気との関係
★冷え症の原因・・・低体温、低血圧、環境影響、薬の影響
★冷え症と生活習慣・・・食事習慣、ファッション習慣

中国では、女性が生理中にサンダルを履いたり素足でいることはタブーとされているそうです。
夏でもですよ!みなさんビックリされていました。

★冷え症のタイプ

①ブルブルタイプ
②ガリガリタイプ
③フラフラタイプ
④イライラタイプ

★冷え症の改善方法

ここでも先生は中国と日本との違いを指摘されました。
やはり、生理中は特に冷やさないようにしなければならないとのことでした。
中国では、みんなが生理中の家族に合わせた食事をとるそうです。
夏でも毎日温かいスープを飲むんですって!
また、漢方薬も専門家に正しく処方してもらわないとかえって逆効果になることもあり、
注意が必要です。

★漢方で冷え症を改善

様々な漢方薬がありますが、特にオススメは女性に欠かせない当帰がたくさん
配合された、「婦宝当帰膠」です。
冷えのファーストチョイスですよ。
こちら、実は男性にも効果的なんです。お酒を飲む方に使われることもあります。
何と、原液を顔のマッサージに使うと良いそうです。
これにはみなさんビックリされていました。
ちなみに「婦宝当帰膠」は、一日3~4mlで、リンゴ半分程のカロリーです。
かなり甘いのでカロリーが気になりますが、これで太ることはなさそうですね

★冷え症を改善する食養生

お茶でも、緑色のお茶(緑茶や抹茶)は身体を冷やします。
紅茶は発酵させてあるため、身体を温めます。
紅茶に生姜を混ぜてジンジャーティーにして飲むと、とても身体が温まりオススメですよ!
身体を冷やす食べ物でも、生姜やニンニク・ネギ等身体を温める食品と一緒に摂ると
いいそうです。

★冷え症を改善するツボ
★冷え症を改善する運動方法

足を運んでくださいましたお客様、ありがとうございました。
今年の冬は冷え知らずで過ごせますように!

11月 漢方サロン相談会

本日は漢方サロンにて中医師・劉怜先生同席の相談会でした。
相談会の前に、「冷えと漢方養生」というテーマで講義を聴いていただきました。

これから冬に向けて寒くなってきますので、特に女性の皆様には興味深いテーマですよね。

講義を聴くお客様も、非常に熱心にメモを取っていらっしゃいました。

★冷え症とは?病気との関係
★冷え症の原因・・・低体温、低血圧、環境影響、薬の影響
★冷え症と生活習慣・・・食事習慣、ファッション習慣

中国では、女性が生理中にサンダルを履いたり素足でいることはタブーとされているそうです。
夏でもですよ!みなさんビックリされていました。

★冷え症のタイプ

①ブルブルタイプ
②ガリガリタイプ
③フラフラタイプ
④イライラタイプ

★冷え症の改善方法

ここでも先生は中国と日本との違いを指摘されました。
やはり、生理中は特に冷やさないようにしなければならないとのことでした。
中国では、みんなが生理中の家族に合わせた食事をとるそうです。
夏でも毎日温かいスープを飲むんですって!
また、漢方薬も専門家に正しく処方してもらわないとかえって逆効果になることもあり、
注意が必要です。

★漢方で冷え症を改善

様々な漢方薬がありますが、特にオススメは女性に欠かせない当帰がたくさん
配合された、「婦宝当帰膠」です。
冷えのファーストチョイスですよ。
こちら、実は男性にも効果的なんです。お酒を飲む方に使われることもあります。
何と、原液を顔のマッサージに使うと良いそうです。
これにはみなさんビックリされていました。
ちなみに「婦宝当帰膠」は、一日3~4mlで、リンゴ半分程のカロリーです。
かなり甘いのでカロリーが気になりますが、これで太ることはなさそうですね

★冷え症を改善する食養生

お茶でも、緑色のお茶(緑茶や抹茶)は身体を冷やします。
紅茶は発酵させてあるため、身体を温めます。
紅茶に生姜を混ぜてジンジャーティーにして飲むと、とても身体が温まりオススメですよ!
身体を冷やす食べ物でも、生姜やニンニク・ネギ等身体を温める食品と一緒に摂ると
いいそうです。

★冷え症を改善するツボ
★冷え症を改善する運動方法

足を運んでくださいましたお客様、ありがとうございました。
今年の冬は冷え知らずで過ごせますように!

漢方相談会

昨日は中医師・劉伶先生同席の相談会でした。
足元の悪い中、たくさんのお客様が来店されました。
ありがとうございました!

実は、劉伶先生が間違えて四条店の方に行ってしまわれ、
あわてて宇治に向かうというアクシデントがあり、
開始が少し遅れてしまいました。

お待たせしたお客様、本当に申し訳ありませんでした!

不妊治療、52歳の挑戦(その後)

私のブログを見られている方から「あの方はその後どうなりましたか?」、「私も同じような年齢…いつも励みにさせていただいています」とお声がかかってきます。
私も陰ながら応援していますのでその後をお知らせいたします。

2009年9月2度目の渡米で胚盤胞移植をされました。10月に妊娠陽性反応がでました。
本人も、今までかかっていた不妊クリニックの先生も、治療に携わってきた先生も、私もみんな「よかったね!」と先ずは第一関門突破に安堵しました。

これからしっかり母体の健康管理を東西医療で行い、無事挙児を得ようとしていた矢先、6週で出血が始まり、心拍確認を前に完全流産となってしまいました。
とても残念な結果でしたが、再度体調を整えて再挑戦する決意を持っていられます。

出血~流産の経過中、いろいろなことがありました。流産という喪失感に加えて心無い方々の誹謗中傷にずいぶん傷付きました。でも強い彼女は立ち上がり次のステップに向かって進みだしました。
どうするかはご本人とご家族です。

私たちはただその決定を聞きご意向にそった対応で応援したいと思っています。