ターナー症候群 「I am what I am」

カウンセリング養成講座に参加しました・・・その3

今回素晴らしい講演の中でも一番印象に残ったのはターナー症候群のお話でした。
参加前から、「ターナー症候群」のお話が聞けると楽しみにしていました。

ターナー症候群は新生児女児2000人に1人の割合で生まれ、
低身長や二次性徴がなくて原発性無月経などが特徴の疾患です。

女性として大人になっても自分は子どもが産めないのではないか?
恋愛は出来ても結婚は?養子を取るのか?卵子提供をしなくては?など思いは深いものがあります。

当店にも「ターナー症候群ですが漢方薬で妊娠できますか?」と尋ねてこられたUさんやFさんがいます。
UさんFさんの悩みを胸に、お話を聞いてきました。

まず、「ターナー症候群の染色体について」分りやすい説明がありました。

その次に、ターナー症候群の当事者であり、現在小兒医療でご活躍の女医さんが
話されました。

自分の身体が知りたくて一生懸命勉強して医学部に進学、そこで調べて初めて自分が
「ターナー症候群」であることを知ったそうです。

淡々と話される口調から、これまでたくさんの悩みを抱えながら、自問自答して、生き方を考え、
人生観を変えてきたことが感動となって響いてきました。

500人居る会場も、何の音もなくシーンと静まり返り、先生の言葉に聞き入っていました。
それはそれは素晴らしいお話でした。

「背の低い方が世界で活躍されているのを見ると励まされます」と話され、心の一面を吐露されました。
皆様の前で「ターナーの当事者であると」告白された勇気には頭が下がります。
これからも医療の現場で重心者のケアを含めたご活躍を祈っています。

当事者と家族の方々が作る(わかばの会)からもご発表がありそれぞれ熱いメッセージを伝えてくれました。

最後に「I am what I am」と結ばれましたが意味深い言葉ですね。

(UさんFさん、ご来店時にはまた(わかばの会)の事をお話しましょうね)

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「無月経」「無排卵」の基礎知識…NO1

4月3、4日と東京で中医不妊症テレビお茶の間講座のスクリーングがあり参加しました。
メインは聖路加国際病院生殖医療センター長・婦人科医の佐藤孝道先生から「無月経」の講義でした。

佐藤孝道先生は日本不妊カウンセリング学会の理事長をされていますが、大変気さくな先生で、私達の中医不妊専門講座にもお馴染み、4回目の登場です。
毎回毎回たくさんの資料をご用意され、私達の幼稚な質問から高度な質問?にも丁寧にお応え頂き、そのお人柄にいつも感心させられています。

「無月経」「無排卵」は日頃の店頭相談には大変多い症状です。
原因はいろいろあり、分類も様々、西洋医学での治療は、ホルモン剤が主体です。
私たちはその同じ症状を漢方薬で現代西洋医学とは違った観点から改善していこうとするものです。
先ずは現代医学の知識を学んで、理解を深めることが大事ですね。

以下講義の主な内容を紹介します
大事なのは
1)これまでに初潮があった場合(続発性無月経)
2)いままで初潮がなく、ホルモン剤を使って月経を起こしていた場合(原発性無月経)
に分けられますね。

次に無月経の分類では
黄体ホルモンで1)消退出血がある場合(第一度無月経)
          2)消退出血がない場合(第二度無月経)
に分けられますね。

更に、2)消退出血がない場合(第二度無月経)を
EPホルモン剤で1)消退出血がある場合(第二度無月経)
          2)消退出血がない場合(子宮性無月経)
に分けられますね。

当店にこられているAさん、Yさん、Oさんは原発性の無月経で、
黄体ホルモン剤で月経がきていますので第一度無月経に分類されますね。

Fさん、Hさん、Iさん、Nさんは続発性無月経で第一度無月経です。

いづれも症状や治療により状況が変わってきますので、分類や治療は専門にお任せして、
体質改善(ストレス発散や運動、針灸、漢方薬など)に積極的に取り組まれたら良いかと思います。

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本格的な冷えのはじまり

今週から寒さが厳しくなり、冷え症の相談が増えてきました。

手足の冷えは当然のことですが、頭痛がする、胃痛が起きる、肩こりがひどくなった、手先がしびれるなどの関連症状も訴えられます。

冷え症の原因は、水分が多い、血流が悪い、ストレスに弱く緊張状態が持続する方など様々ですが、いずれの場合も<婦宝当帰膠>がよく効きます。以前は体質によって<当帰芍薬散>や<当帰四逆加呉茱萸生姜湯>、<真武湯>などと選択して使い分けていましたが、結果からみると<婦宝当帰膠>が最も効果が高く、汎用性があり、多くの方に喜んでいただいています。

この薬は成分の70%がセリ科の植物<当帰>という生薬で、女性のための基本生薬として、冷えだけでなく、生理トラブルなどの改善を目的に、女性に必要な<補血>薬として重要な役割を果たします。先日の不妊症克服セミナーでは、講演いただきました<劉怜先生>が不妊に欠かせない漢方薬として紹介されていました。

さあ!これから<当帰>の出番です!

オリモノの話

女性相談で問診するとき、必ず聞く項目に「月経」と「オリモノ」があります。月経については皆様よく答えてくださいますが、オリモノは意外と答えにくいことがわかりました。「オリモノはありますか?」と尋ねると「さぁ~!よくわかりません!」と答えるかたが多いのです。時には「オリモノって何ですか?」と聞かれる方もいます。

そこで、オリモノについて簡単に説明します。

☆オリモノとは?

婦人の性器(卵管、子宮体部、頸管、膣)から出てくる分泌物です。一般にオリモノといえば、子宮頸管からのオリモノと膣からのオリモノをさします。

☆オリモノの量は?

個人差があり、それぞれの年代によっても差があります。健康な婦人のオリモノの量は、膣の内部を湿らす程度で、出ても下着にわずかにつく程度です。平均1日量は0,3~1、0ml、排卵期周辺で2,5~3,0mlに増量します。

☆オリモノの色は?

一般に乳白色か透明です。水様性でトローンとした粘りのある(牽絲状)オリモノが増えてきたら排卵期です。

☆なぜ、排卵のときに増えるのですか?

透明な粘液性のオリモノは子宮頚管からの分泌物で頸管粘液といいます。(膣からのオリモノはクリーム状か白色の糊状です。)オリモノは月経周期による卵巣ホルモンの周期的な変化に一致しています。排卵期になると頸管粘液はどんどん増え無色透明になりねばねばしたものから、さらさらした感じの分泌物になります。これは,精子が頸管内を通過しやすいようにするためです。

☆オリモノの日数、3・5・7理論とは?

月経日数とほぼ一致しています。月経日数は人により3日、5日、7日というリズムの違いがあります。このリズムが3日の人はオリモノの日数も3日以上、5日なら3~5日、7日なら5~7日という具合に合致していれば卵胞の発育や排卵には大きな問題はないと、周期療法の権威・夏桂成教授の話です。

☆オリモノに使う漢方薬は?

オリモノの多い方には<瀉火利湿顆粒>や<星火温胆湯>など利湿剤を使います。
また、オリモノが少ない方には<婦宝当帰膠>や<当帰芍薬散>など、体質により使い分けます。

是非、ご自分の「オリモノ」を再確認してみてください!