不妊治療、52歳の挑戦(その後)

私のブログを見られている方から「あの方はその後どうなりましたか?」、「私も同じような年齢…いつも励みにさせていただいています」とお声がかかってきます。
私も陰ながら応援していますのでその後をお知らせいたします。

2009年9月2度目の渡米で胚盤胞移植をされました。10月に妊娠陽性反応がでました。
本人も、今までかかっていた不妊クリニックの先生も、治療に携わってきた先生も、私もみんな「よかったね!」と先ずは第一関門突破に安堵しました。

これからしっかり母体の健康管理を東西医療で行い、無事挙児を得ようとしていた矢先、6週で出血が始まり、心拍確認を前に完全流産となってしまいました。
とても残念な結果でしたが、再度体調を整えて再挑戦する決意を持っていられます。

出血~流産の経過中、いろいろなことがありました。流産という喪失感に加えて心無い方々の誹謗中傷にずいぶん傷付きました。でも強い彼女は立ち上がり次のステップに向かって進みだしました。
どうするかはご本人とご家族です。

私たちはただその決定を聞きご意向にそった対応で応援したいと思っています。

 

気になっていたMさんとAちゃん

Mさん33歳。結婚してすぐ授かると思っていたのに…なかなか授からない。迷った挙句婦人科受診して排卵誘発剤を処方してもらい飲んでみたが、吐き気で気分が悪くなり飲めなかった。

転勤で京都にすみ、漢方薬を飲んでみようと当店を訪ねてくれたのが3年前の2月でした。お仕事と住み馴れない京都の生活でストレスも多かったことでしょう!基礎体温表(BBT)を見せてもらいましたが、低温相と高温相がはっきりせず、元気のない状態でした。卵の成長もゆっくりで元気が無いことがわかります。

元気な卵を作れる体質に変えようと「補血」「補腎健脾」「理気活血」などを目的に、「婦宝当帰膠」、「逍遥丸」、「参馬補腎丸」など、<周期調節法>に合わせて組みいれました。聡明なMさんはしっかり服用して健康回復に努めてくれました。1年半服用した頃、念願の懐妊。悪阻がきつかったこともあって、安胎薬の漢方薬が飲めずに、連絡も途切れてしまいました。

「どうしているのかな?」「安胎薬を飲んだら丈夫な子供が生まれるのに…」「順調に育っているんだろうか」と気になっていました。昨年の夏に「無事生まれました!」と連絡をいただいたときには本当に安堵しました。そしてこの夏、サロンに会いに来てくれました。もう大きくなって歩いているAちゃん。すっかりお母さんの顔になっていたMさん。

気になったのは生まれてからAちゃんの病院通いが始まっているようで、とても心配です。漢方薬をのんで生まれてきたあかちゃんは元気で「この子は丈夫ですよ!」とい言われることが多いのですが、病気がちなあかちゃんを見ると「続けて漢方薬を飲んでいたら…」と思うことが度々あります。Mママさん、子育ては体力が必要です。丈夫な身体でAちゃんと向き合い、お友だちと情報を交換し合って楽しくお過ごしくださいね。

いつでも漢方薬で応援しますからね!

卵巣嚢腫、LUF、OHSSに悩まされた果ての幸せ 

サロンのドアが開き、ベビーカーが見えてきました。

今日は誰がお目見えするのかな?と思っていたところ、なんとMママとK君です。もう生まれてから5ヶ月になりました。

Mさんが当店にこられた時は30代の前半でした。不幸にも子宮外妊娠されてからなかなか授からず、不妊クリニックに通われてました。

卵巣嚢腫といわれ、LUF(〈黄体化未破裂卵胞)で排卵できなかったり、悩みはつきませんでした。漢方薬で何とか体調を整えたいと相談にこられました。

婦宝当帰膠>をベースに<周期調節法>で体調を整えきました。転医したクリニックでIVFをすることになり、排卵誘発をしたところ沢山の卵胞(23個)ができ、OHSS(過剰卵巣刺激症候群)になってしまいました。

慌てて漢方薬も服用してもらい事なきを得、めでたくK君の命が燈ったのでした。悪阻が酷く見ている側も気の毒に思ったほどでした。Mママはいつもしんどそうにしていましたが、5ヵ月後のベビーカーを押してきたその姿は、とっても幸せで充実していることがわかるほどでした。

“ママになっている!”思わず可愛いK君を抱き上げ写真をパチリ!

私も幸せと元気をもらいました。また、幸せ家族が増えました。

富士山に縁起の干支が!

Kさんに待望のあかちゃんがうまれて早1年がたとうとしています。すっかりおしゃまになったSちゃん。

お話が好きでKママに相手をしてもらうとご機嫌よくお声が出てきます。最近は表情も豊かになってKママは幸せをかみ締めています。

Kさんは結婚して9年。Sちゃんを身ごもった時は36歳と比較的若いときでした。貧血に悩まされながら、2つの不妊専門病院にも通い、AIHを数回行い増したが結果が出ず、自然妊娠よりも体外受精を進められてきました。体力もないし、ご主人も体力が無いので2人で漢方薬を飲んで妊娠しやすい母体、父体つくりをしようとご来店してくれました。

半年たった2008年のお正月に、仲間 の先生から元旦に映した富士山に雲がかかっている写真をいただきました。その雲がなんとその年の干支のねずみに見えるのです。何と縁起が良い!と大事に持ち帰りねずみ年の人にあげようと待っていました。

そのときKさんが「私今年年女なのです」と告げてくれたので、「この写真上げます。縁起が良いので今年は出来るよ!」と渡したのです。それから2ヵ月後本当に妊娠されたのです。やはり御利益(?)があったのでしょう!

周期調節法で冷えを改善する<婦宝当帰膠>、貧血もあり、胃腸機能が弱いことから<ケイギョク膏><参茸補血丸>などを服用しての懐妊でした。妊娠中も母体の健康管理、赤ちゃんの成長をサポートして安胎薬を服用してもらいました。

そして満40週の日、3600gのジャンボBABYが誕生したのでした。本当に良かったです。

胃腸機能を高めて2人目にチャレンジしてSちゃんをお姉ちゃんにしてあげましょう!