卵胞期が高いのにどんどん温める治療法は??

先日漢方薬を求めてこられたYさん(40歳)は赤ちゃんが欲しくて今までいろいろなクリニック、
鍼灸治療院、漢方薬局を渡り歩いてこられました。
御本人いわく「治療難民!」と表現されていました。

あちらでこう言われ、こちらでこう言われ、これがよいというと、何万円もするドリンク剤やサプリを買い、
御隣の韓国まで出かけて朝鮮ニンジンを買い、マムシがよいときけば産地から取り寄せ、
かき肉エキスが良いと聞けば大量に買い求めているようです。

でも、なかなか思うように妊娠に至らずとうとう当店たどり着いたようです。
基礎体温表(BBT)を見せていただくと2相性になってはいるものの、低
温期が36.7度近くあり普通の人の高温期を呈しています。
冷え症はよくないといわれ下半身はいっぱい着込んで汗疹が出ているといいます。

体の中から温めるため、生姜のお茶も飲み、聞くだけで「暑そう!」と唸ってしまします。
どんどん温めればよいのでしょうか?
卵胞期に卵を育てていくのに高温期のような36.7度を超えるのは良い環境でしょうか?

私たち周期調節法を行うものは卵胞期の体温は重要な指標にしています。
質の良い卵を育てるには体温が低くすぎても、高すぎてもよい卵が育たないのです。
やはり気持ちよく卵胞が成長していくには適温があるのです。

冷えがよくないと言って体温を見ずにどんどん温めていくのも、決して良い結果には結びつかないものです。
Yさんには体を温めるものは避けていただき、卵胞が育つような環境をつくるためのお薬をお勧めしました。
これで体温か適温になってくれたら、質の良い卵が育つことでしょう!楽しみです。

ただやみくもに「何でもかんでも温めればよい!」は却って悪い結果を招く事と心を痛めた件でした。

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