昨日は日本中医薬研究会の女性大会が札幌で開催されました。
全国から300名近くの女性薬剤師が集まりましたが、参加者の多くは、日頃店頭にたって赤ちゃんがほしい方々の相談に乗っています。
今回は、京都にある足立病院の不妊治療センター長・中山貴弘先生のご講演が有りました。最近は40歳を越える方々の不妊相談が全国的に多くなっていますが、「40歳からの妊娠はかくあるべき 」 と丁寧に実例を交えてお話いただきました。
40歳を過ぎると20代と違い妊孕率が下がります。卵巣の働きも弱くなります。お薬を使って強制的に妊娠させるのではなく、妊娠できる体つくり(漢方では本治といいます)が大切なのです。
それには生活習慣が大きく影響している。長年の悪い生活習慣で体のバランスを損ない妊娠しにくくなっている可能性がある。失っている本来の妊娠力を回復させ、焦らず気長にゆったりと治療を継続することが大切と力説されました。
私たちがみなさまにお勧めする 漢方薬 や鍼灸、運動、食事もすべて妊娠力を育む土台になっていること再認識したご講演で、大変好評でした。
中山先生ありがとうございました!