大切な反抗期

今日は「ひよこママの会」第8回目。漢方薬で「妊娠しやすい母体」に体質改善され、妊娠され、無事に出産されたひよこママ達が、小さなお子様と一緒に参加してくださいました。

元気に笑ったり、泣いたりしている生後何ヶ月かのお子様、そしてそれを見守るママ達。

妊娠できない辛さから、妊娠したときの喜びそして不安、出産の喜びそして出産後の不安、今は育児の楽しさそして不安・・・。いつも喜びと不安は隣り合わせ。でも総合すると、今は喜びや楽しさの方が大きい割合を占めているひよこママ達の顔は、とても美しく光り輝いています。

この会のお世話をしてくださる小児科医の橋本先生は、参加されるひよこママとお子様の発育に合わせてお話される内容を変えてくださいます。

今回ちょうど「自我」が目覚め、「何でもしたいしたい!」の自己主張がでてきた1歳のYくんのママの悩みに、橋本先生が答えてくださったことが印象に残りました。

何でもしたい!触りたい!は確認行動で、とても良いことです。また自我が目覚め、人見知りがでるのも社会で生きていくための知識を身につけているということで、とても良いことです。

3歳頃になれば、もっと自我が芽生えてきて、第一次反抗期に入ります。何でもイヤイヤ言ったり、言うことを聞かなくなりますが、それは一人の人間として自立していくための大切な過程なのです。

もっと大きくなって、思春期になると、第二次反抗期に入ります。まだ3歳の頃だと可愛いと思えた反抗もこの時期のものは、親ともかなり衝突してしまうものです。しかしこの時期の「反抗期」は、親を離れて自立できるようになるためのとても大切なものなのです。

親元を離れるためには「反抗期」は必要なのです。中学くらいにむやみに親に向かって、憎まれ口をたたいたり、無視したりするという行為は、親から自立するための大切な行動なのです。親にとっても辛い時期ですが、この時期がないと子供は自立できないのです。

今日集まってくださったひよこママ達は、これから育児をしていく上で、いろんな壁にぶち当たり、子供とも衝突し、悩み、そして笑い、過ごしていかれることでしょう。

必ず訪れる「子供の反抗期」。親から離れるための過程であると、胸に抱きながら、子供の成長を楽しむことができると良いですね。ただ「離れていく過程」というのには、少し寂しくなってしまいますけどね。