2011年6月アーカイブ

6月も今日で終わりです。梅雨明けの前に早くも真夏日がやってきました。
ご相談に来られる方も汗だくです。

そんな中、2回目の御相談に来られたNさん(20代後半)。
「初めて来たときに、病院からの帰りにエコーの写真を持ってきた方がいて、"わぁ、できたんだ"とその場に居合わせたので私もできそうです!」
と、うれしそうに話してくれました。
そんなお話をしているうちに「先生心拍が確認しました」と先日のOさんが来店してくれました。
今度は心拍確認のうれしい報告を、またまた御一緒に聞くことになり、偶然が重なりNさんもびっくり。
Oさんの「めでたい気をもらって」といって、OさんがNさんと握手してくれました。

漢方薬できっとできますよ!!

そんなオーラが2人を包んで私も「良い気」をもらいました。

「うれしい良い気」で6月は締めくくれ、7月にも繋ぐ事ができそうです。
6月もたくさんの方に新しい命が芽生えました。
コウノトリに感謝です。

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不妊症・婦人科疾患には経験豊富な女性国際中医専門員がサポート。
毎年100名以上の方が妊娠、出産されています!
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漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

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最近医療機関でAMHを測定される方が多くなりました。
AMHは抗ミューラー管ホルモンのことで卵巣予備能とも言われています。

卵巣の中には生まれた時から原始卵胞という眠っている卵胞がたくさんあります。
其の卵が目覚めて排卵するまでに抗ミューラー管ホルモン(AMH)を分泌します。
前胞状卵胞という段階の数のことで、卵巣の中に卵胞がどのくらい残っているかを数値で見るものですが、低い数値ですと「卵胞の予備能が低い」ということになります。でも数は少なくても質の良い卵ができれば妊娠可能なのです。

Mさんは30代後半です。結婚されて8年。いろいろなことがあり子供のことまで考えられずにきました。
2年前から周りの状況が落ち着き、やっと子供のことを考えられるようになったそうです。

なかなか恵まれず不妊専門病院にかかりました。
年齢的なこともあり、急いで検査をしましょうと一通りの血液検査を受けました。
予想外にFSHの値が高く、E2の値が低いのに驚きでした。
しかもAMHの値は1以下でした。値を聞かされ頭の中が真っ白になったそうです。
でもやはり何としても赤ちゃんが欲しいと漢方薬を希望されてきました。

Mさんの体質は冷え症でストレスをためやすく睡眠の質がよくありません。
周期調節法>で体調を整えること6か月。思い切って再び不妊クリニックに行きました。
ホルモン数値も改善され「Drも良くなったな~」と誉めてくれました。
そして驚くほど順調にすすみ、アッというまに受精から着床、とうとう妊娠されたのでした。
AMHを聞かされ泣いた日々も今は懐かしい過去になりました。
我が子と元気で会える日もあと数日。
今、Mさんの人生が変わろうとしています。あきらめないで良かったですね。

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不妊治療と鍼灸

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御相談の中でよく聞かれる質問に「鍼灸治療は効果がありますか?」があります。

鍼灸医学は漢方医学と同じように中国で発祥し我が国に伝わり鎖国という歴史を経て、今は日本独自に発展してきたいわば伝承医学です。
本場中国では中医学として漢方薬も鍼灸も理論かつ実践で世界をリードしています。

不妊の分野での鍼灸は南京中医薬大学付属医院でも広州中医薬附属病院でも取り入れており、治療実績を上げられ学会にも発表されています。
設備のせいでしょうか灸はされず鍼を中心にされていました。
特に排卵期などは積極的にされていましたし、確実に排卵されているようでした。

日本でも最近不妊治療が注目されると「周期療法の鍼」として周期にあわせて鍼をされている先生も出てきてます。

私も日頃は店頭で漢方薬の御相談でいっぱいなのですが、何人かの方に鍼灸と漢方薬を併用し全員妊娠、出産されました。
やはり漢方薬で中から、鍼灸で外から体調を整えていくと効果があると実感しています。

鍼灸の難しさは、施術される鍼灸師の技術の差により効果が一定でないところです。同じつぼを選択しても鍼の打ち方、灸の刺激の仕方などによって、良い刺激になったり、反対にマイナスの刺激になったりするからです。

鍼灸の効果は確かに有ります。良い先生との巡り合わせも治療の一つです。評判の良い先生を見つけることがよいでしょう。

これから鍼灸についても少しずつ紹介していきますね。


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2ヶ月前から御相談に来られているMさん(30歳後半)。
お話をうかがって驚きでした。

関西のあるクリニックに通われて10年。
そこで人工授精(AIH)20回以上、体外受精(IVF)は20回以上で正確な数字は分からない、というのです。
そして今回は3個の胚盤胞移植をされてきたそうです。
「一度に3個は多いですよね?」と尋ねられびっくりしました。
今は1週間後の判定を待っているところです。

しかし、10年間同じクリニックでまぁ同じような治療を根気よく続けてこられたのには驚きでした。
IVFは30回を超えてはいないが数えきれないというのです。

一般に不妊治療で良い結果が出ないときは皆さんどうしているのでしょうか?

医療機関を変えることもあるでしょう。
体外受精などからしばらく距離を置いて休まれることもあるでしょう。
違う視点から東洋医学(漢方薬・鍼灸)を取り入れることもあるでしょう。
気功や太極拳などの運動療法、リラクゼーションを始めることもあるでしょう。

高度生殖医療をただ漫然と続けても時間をただ費やしてしまい、無駄になっても辛いですね。

不妊カウンセリング学会で学んだ中で、
AIHは5回まで続けてみる
IVFは5回くらいまで続けてみる
(データによると5回までにはかなりの率で妊娠され、それ以降は妊娠率が低下するようです)

Mさんは10年間ただひたすらAIHとIVFを繰り返してきたのです。
ほとんど御自分のホルモン数値も御存じなく、Dr.の言われるままに忠実に通っていたのです。
そして今回、3個の胚盤胞を移植したのですが3個とも着床したらどうするのでしょうか?

Mさんは医療機関を変えることは毛頭なかったようです。
これからは今までの経過を教えてもらい、
これからどう判断して良いかの情報を提供しようと思います。

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Hさん(30歳後半)は結婚されて10年。
お仕事が忙しくてなかなか子供の事が考えられなかったようです。
そろそろ子供をと考えだしたものの、4年経っても授かりません。
病院の先生は治療して2年経ってもできなければ体外受精にステップアップするよう勧めているようですが、なかなか決心がつきません。
自然妊娠への思いが強く、遠くから新幹線に乗って御相談に来られました。

基礎体温表(BBT)も排卵があり2相性になっていますし、周期も28日~31日と規則的です。
各種の検査も異常が認められず大丈夫です。
気になるのは「卵巣嚢腫穿刺吸引」歴があるくらいです。
いわば原因不明の不妊になります。

お聞きしますととてもお忙しい日々を送っているとのこと。
早寝早起きの習慣をつけるべく、
夜は11時までに就寝してください。
運動をしてください。
精神的に焦らず、イライラせず十分なゆとりを持つことを約束していただきました。

多額な交通費をかけてご来店いただいたので「早く授かりますように!」とお話してから1カ月後、言葉通り見事に授かったのでした。

Hさん「高温期ですがもうすぐ月経が来ます!」
古村「いいえ、この状況は妊娠されているようですのでもう少し様子を見てください」
Hさん「陽性反応が出ました」とのやり取り。
そしてついに「心拍確認できました!」
スムースに事が運び本当によかったです。
<周期調節法>で活血を中心に疏肝剤でコントロールしてのおめでた。
高い交通費が一度の来店で助かりました。

10年目の幸せ。
きっとコウノトリも気に入ってくれたのでしょう!
挙児を得るまで体調を崩さないでくださいね、Hさん。

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先日Kさん(30代前半)からうれしいメールをいただきました。
「長い悪阻と持病の管理で大変でしたが無事男児を出産しました。」
「昨年妊娠した時、"不安です!"とメールした時に先生に"大丈夫!自信を持って!"とお返事いただき、とても安心しました。」
「本当にありがとうございました。」

メールにはとってもかわいい元気そうなS君の笑顔が添付されています。(笑顔が本当にかわいい!)

Kさんは多嚢胞卵巣症候群(PCOS)の診断でした。今まで2回も悲しい辛い想いをされました。
PCOSでは流産もしやすいのです。
投与されたホルモン剤が合わなく、副作用で悩まれ、体調を整えたいと、遠くから御相談に来られたのが2009年の5月頃でした。

小学生の頃より病気を指摘されていました。
多嚢胞性卵巣症候群もその影響が考えられます。
特徴である卵胞期が長く排卵がなかなかできない状況でした。
御相談時の基礎体温表(BBT)では卵胞期があ40日や70日を超えたりしているときがありました。
漢方薬は<周期調節法>で長い卵胞期を如何に短くして排卵させるかに重点を置き漢方薬を処方しました。

漢方薬を飲まれた結果、排卵も周期28目、21日目とだんだん短縮し、服用8カ月で待望の赤ちゃんを授かられたのでした。

待ちに待った妊娠でしたが、持病の事があり、心配の連続で大変だったと思います。
ご夫妻の強い願いが実を結び無事出産され、今は幸せな日々を送っています。
親孝行の元気な子で「2人目も...」、そんなお声がいつかかってくるかと楽しみに待っています。

Kさんしっかり産後の養生をして次につなげましょうね。
おめでとうございました。

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お客様で混雑していた土曜の午後、丁度お客様が少なくなってきた時、かわいいR君を抱いたママとパパ、おばあちゃまがお揃いでご来店してくれました。
「あっ!R君だ」もう1歳8カ月、平均よりも大きく見えます。
パパが「御世話になりました。御蔭さまで子供を授かりました!」と御挨拶してくれました。感激でした。

3年前にお二人で「赤ちゃんを授かりたい!」と来られた時のことが思い出されます。
転勤であちこちを周り、近畿に移動して当店に来られました。
PCOS、腹腔の炎症もありARTの治療も受けられての御相談でした。
PCOSの特徴である長~い卵胞期が続いたりしました。
でもR君のママは頑張って漢方薬を服用続け、パパは優しく励ましてくれた御蔭でやっと努力が実りR君がお腹にやってきたのでした。

少し高齢なママも心配は次々とやってきました。
高齢だから子供は大丈夫だろうか?障害児ではないだろうか?ちょっとだけ心配した時期も有りましたね。
でも「漢方薬を飲んでいる子には障害児は少ないですよ」と励まし、しっかり服用していただきました。
月満ちて元気な男児を出産ー待ちに待ったR君の誕生でした。

今日のR君ははにかみ屋なのでしょうか?照れているのでしょうか?おめめがなかなか開けてくれません。
周りの会話を聞きながら目をつむっているようです。
おめめをつむってパンダを抱いています。

おばあちゃまがR君の世話をしています。ママもパパもとっても優しい眼差しです。
R君の登場が皆さんに幸せをプレゼントしたようで、とてもうれしいです。

幸せ一家に元気をもらいました!

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流産後に漢方薬で!

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相談中に店に飛び込んできたNさん。
うれしい報告かな?直感的にそんな感じをうけ、相談の場を離れて「どうしたの?」と尋ねると「先生、これ!」と言ってエコーの写真を見せてくれました。
「わぁ、確かにあるね」「そう、漢方薬を飲んでいたから。やっぱりちゃんと飲むとできた!」と小さな袋が子宮の中に位置を占めているのを確認して、Nさんと「良かったね~!」と周りに気遣いながら小声で喜びを分かち合いました。「今病院の帰り...先生に早く見せたくて」そんな気持ちがうれしくてありがたくなりました。

Nさんは3年前漢方薬を周期調節法で飲みかわいいH君を授かりました。今度は2人目。
H君をお兄ちゃんにしたくて来られました。順調に経過し妊娠されたのですが、初期流産され悲しい想いをしてきました。
H君に「ママのお腹に赤ちゃんがいるよ」と励まされてきました。
流産当初は漢方薬も飲まずにいましたが、気を取り直し「漢方薬を飲もうっと!」と来てくれました。服用してから2ヶ月後、今回の懐妊になったのでした。
「やはり漢方薬を飲んで良かった。漢方薬はやっぱり効くわ~!!」うれしい言葉をかけてくれました。

漢方薬は補血・養血薬の婦宝当帰膠と活血薬の冠元顆粒でした。あまりお薬が多いと、服用するにも心に大きな負担になってしまいますが、今回はストレスにもならず良かったです

次週には心拍確認になるでしょう!Nさん、H君良かったですね。
楽しい家族に新しい仲間が増えもっと楽しくなることでしょう。

ほんとに良かったです。

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講座の続きです。

お話は東京有明医療大学の千葉喜久也准教授でした。
はじめに「赤ちゃんポスト」が映し出され、「これは良いことですか?悪いことですか?」と問われました。

「望まれて生まれてきた子供は何パーセント?」と問われましたが其の答え「36%」には愕然としました。
64%の子供が望まれない出生だったのです。衝撃的な数字で驚きでした。

毎日店頭で「赤ちゃんが欲しい」との相談で会話も希望をもって接していたため、私の心の中の答えは80%の赤ちゃんは望まれて生まれてきたと思っていました。しかし現実は「36%が望まれた出産であとは親から望まれて生まれてきた子供ではない」(1999年11月NHKの調査)。

親自身が子供を受け入れることができないことが虐待の要因にもなっているようですし、其の親の「親育ち」を支援しなければならないとも話されていました。

「赤ちゃんポスト」に置いておかれたY君。Y君始め「赤ちゃんポスト」で命を救われている子供がいる現実に心が痛みました。

児童相談所でお仕事をされてきた千葉先生のお話は迫力があり、我々に問われる言葉には大きな意味があり問題山積の社会構造、福祉行政の問題など知らない部分での問題提起に深く考えさせられました。

毎日、目の前に張り出された多くの赤ちゃんの写真を見ながら、当店に来られ赤ちゃんを授かった皆さんは大事に子育てしているだろうな~と思いながら、皆さんのところにきた赤ちゃんは幸せ!と思っています。

ママやパパからは「来てくれてありがとう!」と。きた赤ちゃんは「生んでくれてありがとう!」私にはそんな会話が浮かんできます。

皆さんに会えて、幸せ家族のお手伝いができ、私も「ありがとう」と「「赤ちゃんポスト」の映像を見ながら感謝していました。

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不妊カウンセリング講座の続きです。

やっと妊娠成立しても予期せぬ流産で心も体も傷つくケースはよく見られます。
何度も繰り返す流産に、御自分を責めたり、ショックで避妊してしまう方も見られます。
「不育症」では?と不安にかられ、不育症専門クリニックに行かれる方もいられます。

今回、名古屋市立大学大学院医学研究科、産科婦人科学教授の杉浦真弓教授の講演を聞く事ができましたので、内容を簡単にお知らせします。
先生のご専門は、「習慣流産、不育症、生殖遺伝、生殖免疫」の分野です。

不育症の定義:繰り返す流死産によって生児を得られない状態
習慣流産の定義:3回以上連続する流産

我が国では妊娠された方の15%が流産され、その中で習慣流産は0.9%。不育症は4.2%の頻度で、その原因は抗リン脂質抗体が10%、子宮奇形が3.2%との数字を示されていました。
抗リン脂質抗体にはアスピリン・ヘパリン療法が定着し、子宮奇形は手術をしなくても78%の出産率(累積)だそうです。
内分泌異常は12%あり、其の中には多嚢胞性卵巣症候群が含まれている。
よく遭遇する胎児染色体数的異常は散発流産の約70%に見られ、不育症患者にも約51%、不育症の重要な原因にあげられるとのことでした。
原因不明の流産ではなんら薬物投与せずに流産2回した方は76%、3回で70%、4回79%、5回50%が生児獲得(出産)している。すなわち次回成功率は85%と高いと話されていました。従って3回流産したから100%次も流産するとは限らないということです。

流産を繰り返しても出産の可能性は高く、精神的なカウンセリングが必要とも。

先生の研究も生殖遺伝、生殖免疫とより専門に進むでしょうが、「加齢とともに不妊症不育症が増加」することも若い世代に警鐘されていました。

不育症に悩む皆さんに勇気と元気が届けられたらうれしいです。

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<我が国における現況>
*日本産婦人科学会では提供卵や提供胚を用いたARTは認めていない
*卵の提供を否定する法律は存在しない
*提供卵を用いたARTを実施したとしても決して法律にそむくことではない。
 (生殖医療学会のガイドラインに沿うことではないが)

<以上を踏まえ荒木重雄先生の結語>
世界のスタンダードに沿っているのか。
倫理的な面の問題はないのか。
不妊カップルの自律的決定を尊重しているのか
現行の法律にそむいていないのか
多様な面から慎重に考慮して考えることが必要。

その上に立って提供卵の適応の多様性(高齢の女性、低卵巣反応、早発閉経、反復着床障害など)も考慮し、不妊に悩む高齢女性の提供卵を用いたARTを支援すべき。

と結語されています。


当店にも提供卵を求めてアメリカに行っている方もおります。
野田代議士も提供卵を求め渡米し高齢出産をされています。
高齢妊娠・出産を望む方が増加している中で、挙児を希望されている方に法的なことも含めて、支援が進んでいくことは私たちの望んでいることです。

たとえ高齢でも挙児を願う方には、精神的にも金銭的にも負担が軽く望みが叶えられる事を応援したいと思います。

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先日不妊カウンセラー講座の研修会に参加しました。
いつも「生殖医療の新しい情報を得る」という目的を持っていきますが今回も新たな情報を得て元気をもらい帰ってきました。

荒木重雄先生のお話の中でお伝えしたいことを以下に紹介します

<ARTの簡単な情報と高齢についての情報>
1)2009年のデーターですがART(高度生殖医療)で治療を受けられた総治療周期数は161980周期で、そのうち胚移植周期数は105842周期、妊娠が成立(胎のう確認)は29156周期、生産分娩に至ったのは17644周期でARTを受けた方の1割しか出産していない。

2)年齢別にみたARTの治療成績からは20代では28%前後、30代後半からは顕著に低下しはじめ、40代では10%未満と厳しい数字になっています。

3)加齢に伴う流産率の変化では、20代から30代では10%を下回っていますが、40代前半では24%、後半36.6%と上昇しています。

4)また、先天異常の発生率もARTでは高くなってきています。

<世界では>

1)アメリカでは高齢の方への対応
アメリカでは提供卵・提供胚による妊娠を望む方に対しては疾病管理センター(CDC)が情報を提供している。
其の情報のいくつか紹介します。

*高年齢の女性において提供卵を用いることが多く、48歳を超える方には90%に提供卵が用いている。
*受精卵が着床する能力は卵を提供した女性の年齢に依存し、年齢の上昇とともに低下してくる。
*提供卵を用いての単胎分娩は未熟児、低出生体重児出産、障害児、新生児死亡などのリスクが少ない。

2)ヨーロッパでは
ヨーロッパ生殖医学会の報告では2/3の国で提供卵によるARTが容認されている。
其の中にはベルギー、チェコスロバキア、フィンランド、フランス、ポーランド、ロシア、スペイン、スウェーデンなどが
含まれている。


Part2に続く

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遺残卵胞と漢方薬

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本日遠方からお越しのTさん。
40歳を超えてからのご結婚で、一日も早く赤ちゃんがほしいと不妊クリニックを受診されました。
不妊クリニックではTさんの年齢を考え早速排卵誘発剤を出だし、FSH製剤を注射、排卵を促しましたが、うまくいかず、リセットのために黄体ホルモンを出されました。

Tさんはそれを服用して、月経が始まってから不妊クリニックに行ってみますと、大きな卵胞が残っており、エストロゲンの値も高くなっておりました。
ドクターからは「遺残卵胞ですね」と言われ、治療のためピルを処方されました。Tさんはそれを服用すると胸が苦しくなり頭痛が生じてしまいました。

Tさんは、不妊クリニックに通い始めて4カ月。
早めの排卵、遺残卵胞、未破裂卵胞となかなか思うような周期が作れず、ホルモン剤を服用して反って体調が悪くなり、漢方薬に救いを求めてこられました。

「遺残卵胞」は年齢的に高い方に見られることが多く、またホルモン剤の排卵誘発によっても出現することがあります。
遺残卵胞があると新しい卵胞が育ちにくく邪魔になります。自然消失では時間がかかる為、医療機關では大体ピルで消失させているようです。
ピルで体調を壊す方もいられ、副作用で悩まれる方もいます。

漢方薬では遺残卵胞を「痰湿・お血」ととらえ、化痰薬や活血剤などを使って卵巣の中をきれいにするようにします。
よくつかわれるのがシベリア霊芝桂枝茯苓丸などたくさんありますが、体質に合わせて<周期調節法>で漢方薬を選択していきます。漢
方薬で卵巣や子宮のお掃除を助け、治療が順調にいくことが多く見られます。
「遺残卵胞」の治療に漢方薬が一役買っていますね。

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Yさんが当店に来られたのは1年半前。当時30歳半ばでした。
結婚されて5年経過していました。1度は妊娠されたものの残念な経過を踏んできました。

明らかな原因はなく、やや子宮内膜が厚い、卵胞の育ちがよくない、卵が小さい、卵管の通過性も異常なく、子宮内ポリープもなく、ホルモン数値は正常といわれながら、PCOSの治療でもあるパルス療法も受けてこられました。

これといった原因がないだけに、「妊娠しやすい体質にしよう」と御相談に来られました。
基礎体温表(BBT)も2相性になっていますが、時々高温期が17日になったり、LUFになっていることがありました。
低温期がやや高め、子宮内膜が厚いので「陰虚火旺」として捉え、<周期調節法>で低温期の安定を図りながらきれいな2相性をつくってきましたが、なかなかコウノトリが舞い降りてきません。

1年服用してもできなかったので不妊クリニックにご紹介しました。
卵管の通貨性、子宮内膜増殖症の有無、ポリープの有無などを調べてもらい、卵の成長を確認するためでした。
排卵前のエコーでは卵の育ちもよく、内膜も正常範囲、卵管も通っていました。
子宮ポリープが見つかりましたが後は何ら異常が見られず、西洋医学の治療と漢方薬の<東西コラボ>を始めました。

そして今回妊娠が判明しました。気持ち的にはもう少し早く妊娠されるのではと思っていましたので、待ちに待った「やっと!」の妊娠でした。
Drも「長かったね~!」と話されたそうですが、みんなの感想は一緒でした。

本当に良かったです。新しい年を3人で迎えることでしょう!

今回も6月はうれしいうれしいスタートになりました。


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