五穀の1つ

昔の人は体に良いもの、悪いものを良く知り、それをいつの時期に食べたら体に良いのか、も良く知っていたのです。

今日は「あずき粥」を食べる日です。もう食べられましたか?

あずきは五穀の1つで、その赤い色がお祝い事ものとしてお赤飯などに使われますが、その栄養価はとても高く、薬効も優れたものです。漢方薬では「赤小豆(せきしょうず)」といい「清熱燥湿」「利水消腫」作用を利用し、使われています。

あずきにはビタミンB1、たんぱく質、食物繊維が豊富です。皮の渋みに利尿作用や便通を良くする作用のあるサポニンがたくさん含まれています。従って、糖尿病、下痢、浮腫、肥満、リウマチなどの症状に効果があると言われています。

例えば「妊娠中のむくみ」や「お乳の出をよくするため」に、むくみによく効くとされる「鯉」を「あずき」と一緒に煮込むと効果的!・・・という具合に応用もできます。

そこで、むくみ解消「あずき粥」の作り方を紹介しましょう!(薬食同源より)

<はとむぎ入りあずき粥>

★材料(4人分)

 あずき・大豆・はとむぎ ・・・各1/4カップ

 玄米 ・・・1/2カップ

 鶏モモ骨付き肉 ・・・1本

 山芋 ・・・100g

 塩・こしょう ・・・各少々

 白ねぎ・刻んだセリ ・・・各適量

★作り方

 ①あずき、大豆、はとむぎ、玄米は1晩水に浸してもどしておく

 ②鶏肉で10~12カップのスープを取る

 ③②に①を入れ火にかける。煮立つまで強火、そのあと弱火にして1時間煮込む

 ④山芋の髭をあぶって焼きとり、皮付きのまま乱切りにして③に加え、さらに10分煮て、塩・こしょうで味を調え、ねぎとセリを散らす

この時期、冷えることで、血液循環が悪くなり、結果として「むくみ」になり、またそれが「冷え」を生むといった悪循環によく陥ります。こういった場合、「冷え」を改善するためには「むくみ」も解消しなければなりません!是非、栄養満点のあずきで「むくみ」を解消し、「冷え」も改善しましょう。

当然のこと

2年間の漢方による体質改善の末に、妊娠そして出産された36歳Kさん。

妊娠までも辛く長い道のりでしたが、妊娠後も酷い悪阻に悩まされ、出産時も可愛い泣き声を聞くまでに2日間もかかってしまったほど、この我が子に会うには山あり谷あり崖あり・・・の人生でした。

どちらかと言えば辛いことが多かった道のりでした。しかし今、目の前に居る我が子の笑顔を見れば、そんなことは全て吹っ飛んでしまうのです。

途中で諦めず、ここまで漢方を先生を信じて良かった・・・。

いつもその笑顔を見るたびにそう感じ、辛い道のりを思い出しては涙することは今でもあるのです。

そして辛い道のりの間飲み続けた「婦宝当帰膠」は、産後も今もずっと飲み続けています。

今改めて、妊娠前のKさんの体調を思い出すと、もっと体調が悪い日が多くありました。めまい、ふらつき、生理痛、冷え症など・・・。しかし今はほとんどと言って、それらの症状はありません。Kさん本人が一番そのことに気づいておられ、元気に子育てができる幸せに浸っておられます。

Kさんは出産までの辛い日々を思い出すと、それを繰り返すことの自信がなく、2人目のことを考える余裕もありませんでした。しかしどんどん体調が良くなっていく自分に、少しずつ自信が付きはじめたようです。

1人目がもうすぐ2歳を迎える頃、KさんがHちゃんを連れて来店されました。

基礎体温表を見せながら微笑むKさんの顔には、更なる自信と強さが見えました。お2人目、おめでたです!

「妊娠しやすい体つくり」・・・これが東洋医学、漢方薬の目的です。妊娠しやすい体になれば、2人目、3人目・・・も当然のことです。

Kさんの家庭にまた新しい笑顔がやってきます。長い山や谷の道のりを経て得られたものは、大きかったですよね。

冷え性対策

今年は暖冬・・・といえども冬は冬。やはり手足が冷えて、寒いものです。冷え性持ちの人は、この時期は辛いものでしょうね。

しかしこの冬は、次の季節が訪れるためには必要なもので、この自然界で生かされている私達人間にとっても大切な時期なのです。今の季節は「陰」を養う時期。今の時期に「陰」を損なうことをしていれば、やがて訪れる暑い夏を元気に過ごすことができません。

「冬」は冬らしく、旬の温まるものを食べ、睡眠を長めに取って、あまり激しい運動はせずに過ごしてください。

さて、「冷え」ですが、「冷え」が根底にある人は、「生理痛」「不妊症」に繋がることが多いです。大切だけれども厳しいこの冬の時期は、特に腰やお腹を冷やさない工夫をしながら過ごしたいものです。

そこで「冷え症改善」としてまずおすすめしたいのは、「婦宝当帰膠」です!これは補気補血作用により、体を温め、また「阿膠」などの力により、補腎もしてくれますので、生殖器系の働きが良くなります。とても優れもので、女性にとって大切なものがたくさん含まれていますので、いくつの女性にもおすすめです。

次に生活の中で、冷えない工夫を取り入れましょう。腹巻、タイツ、レグウォーマー、カイロなどなど。また湯冷めが一番冷えてしまいますので、お湯には必ず入浴剤を入れ、お風呂に入ったらすぐに寝るようにしてください。最近流行りの「湯たんぽ」をして、寝るのも良いでしょう。電気アンカより優れものです!

後は、余裕があれば足浴をするのも良いです。是非アロマオイルを効能に合わせて使ってみてください。ホルモンバランスが乱れているときには「ゼラニウム」「クラリセージ」、気分的に不安定なときには「プチグレン」「ラベンダー」、かなり冷えてしまったときには「ビターオレンジ」「ペッパー」などをうまく利用すると気持ちが良いものです。もちろんこれらは足浴だけでなく、全浴の場合にも使うと気持ち良いです。

さらにもっと余裕があれば、最近流行りの「岩盤浴」もおすすめです。サウナのように無理やり汗を搾り出すのではなく、岩から出る赤外線により体の奥から温め、緩やかに汗を出してくれる岩盤浴は、血流を良くする助けをしてくれます。週に1回続けて「冷え症」が改善したという話をよく耳にします。

よく似たもので、「酵素風呂」というのもあります。これは酵素の力でおがくずが温まり、その中に潜って休むことで体全体から汗や汚れが出てきます。おがくずに包まっていると、まるでカブト虫になった気分になりますが、檜のおがくずの香りが気持ちよく、そのアロマの効果も期待できます。

いろんな方法がありますが、是非自分なりの冷え症対策を見つけてください。

ある程度、寒い風に当ることで皮膚を強め、かつ冷えないようにすることで、冬の「陰」を体に蓄えることで、元気に芽生えの季節を迎えることができます。もしかしたらその芽生えは、自分の中に起こるかもしれません。そのことを願いつつ、「冷え対策」をしていきましょう。

生殖医療を考える

近年高度医療技術が進む中で、「技術的にできること」と「法的に認められていること」の差が大きく、法律が現実に追いついていないことは、近年伝えられるニュースにてよくわかることです。

例えば、「代理出産」です。代理出産には2つのパターンがあります。1つは、妻の卵子が使えない、かつ妊娠も不可能である場合、夫の精子を第3者の子宮に入れ、代わりに妊娠・出産する場合で、もう一方は、夫婦の卵子と精子を使用し、第3者の子宮に入れ、代わりに出産する場合です。

アメリカの一部の州ではこの代理出産が認められていますが、日本ではどちらの方法も認められていません。

しかしこの代理出産、人工授精や体外受精などと行っていることはさほど変わらないように思えるのですが、なぜ「代理出産」のみ認められていないのでしょうか。

それはそれがビジネスに繋がってしまうからなのです。また、医学的にも安全性の面からでもまだまだ課題があり、技術的にも確率していない部分が多いからです。

このような状況下で、日本で代理出産にて子供を持つことは、子供の将来にとってあまり良くないことのように思えます。認められている国で成長していくのであれば、問題はないでしょうが、日本ではまだまだ壁が高く、それが認められるようにはなるまでにはかなりの時間がかかりそうだからです。

そんな日本での法律の壁はこのことに限りません。

30歳Sさん。どうしても名字が変わることに納得できず、夫婦別姓を通し、結婚式を挙げました。式は挙げたものの戸籍上は夫婦ではなく単なる同棲ということになってしまいます。夫婦で生活をしていく上で、保険や税金など様々な面で夫婦別姓で居ることの利点がなく、そのことが原因ではないでしょうが、結局7年の夫婦生活の末、離婚してしまいました。夫婦の間に子供がいなかったことが幸いでしたが、もし子供が産まれていたら、名字はどうなったのでしょう?未婚の母・・・という登録になったことでしょう。これも子供にとって良いことでしょうか・・・?

現在漢方の周期療法歴2年の34歳Yさん。婦人科通いの歴史は長く、かれこれ13年ほど。そのうち不妊治療歴は10年ほど。あらゆる治療を行い、多くの病院に通いました。Yさんの中で治療は35歳まで、と決めているようです。ご主人は長男で跡継ぎ息子。きっとお義母さんからは養子を考えるように言われるだろう、とのこと。Yさんは、それだけはしたくない、と言います。なぜなら自分が子供を可愛がってあげる自身がないから。それはその子供にとって、幸せではないことになるから、です。

27歳Nさん。婦人科でホルモン治療を行い、体外受精を繰り返しつつ漢方を併用されています。漢方薬はまだ服用されて1年満たないくらい。まだまだお若いのですが、養子をもらうことを考えているそうです。

養子に関しては、日本ではそれほど件数が多くはありませんが、海外では良く行われていることです。養子をもらった結果、それがきっかけとなって、何年も授からなかった子供が授かったということもよく聞かれる話です。初めの子が後の子をもたらしてくれた、と考えることができれば、愛情は偏ることはなく、子供達にとっても幸せでしょう。

一方、何年も不妊治療をし、やっと授かったのに、何年後かに離婚した、というケースもよく聞かれます。

何が幸せなのか・・・。親にとっての都合ではなく、子供にとってどうなのか・・・?住む社会の法律や待遇も含めて、良く考えた上で、進む道を選んでほしいです。

妊娠がうつる?

お正月はいつも会えない人に会えたりする時期です。35歳も過ぎると、周りの友人達は、2人目、3人目を出産し、子育てに大忙しです。

37歳Aさん。3人目を出産し、お正月に里帰りしていた旧友に会いました。結婚したのはほぼ同じ時期。しかしAさんは仕事優先の生活をしていたために子作りは後回し。一方旧友は、着実に計画的に子供を育ててきたのです。気がつくと、Aさんは病院には行かずとも漢方の周期療法を始めていて、「不妊」の言葉が重く圧し掛かったきていました。

旧友は、「同じ保育園仲間のママ達が2人目が欲しくて頑張っていたけど出来なかったのが、同じ時期に妊娠がわかり『妊娠がうつった~!』って言ってたのよ。それも3人も!こんなことあるのね。」と直接口には出さないけれどもAさんを励ましてくれていました。

そして産まれて間もない3人目の赤ちゃんを抱っこさせてくれ、まるで「早くにうつりますように」とでも言うように微笑んでくれていました。

Aさんも「諦めないで続けていこう」と旧友の笑顔に答えるように微笑んでいました。

よく根拠もなく、「生理中の人が座った椅子に座ったら、生理がうつる」と言っていました。実際、そのことを信じていなくても、生理がうつることがよくあったものです。生理中に「生理フェロモン」なるものを発しているとは思えないのですが、そのようなことがよくあります。

もしかしたら、「妊娠」も「妊娠フェロモン」なるものがあるのかもしれません。Aさんも旧友の妊娠パワーを受け、今年こそ、きっと「うつる」ことでしょう!

お便り

年始にたくさんの方々から年賀状をいただきました。

多かれ少なかれいくつもの治療を続け漢方を服用しながら妊娠・出産された多くの方々からの年賀状は、やはり産まれた赤ちゃん、そして成長していく子供と共に写った写真付きのものです。

またネットでのご相談の上、漢方治療を続けている方々もいつもは顔が見えませんので、どんなお顔をされているのかな、と思いながらお薬を用意しているのですが、年賀状でご主人との写真入りを送ってきてくださると、もっと近づけたような気がして、とても嬉しく感じます。

出産したり、子供が成長していくと、何も問題がないと少しずつ漢方から遠ざかってしまわれます。どうしておられるのかな、と思っているところに年賀状のお便りが届き、元気な姿を拝見しホッとするのです。

自宅出産希望で、臨月でまだ逆子だったIさん。やっと漢方で妊娠しここまで順調に来たのに逆子が治らずに来店されました。「帝王切開になります」と医師から言われていたけれど、何とかしたい!と来られたので、逆子のお灸を処置し、自宅でもお灸を続けてもらうようにしました。その後どうなったかな、と思っていたところ、年賀状にて「無事自宅にて出産できました!」の一言。逆子が治って、念願が叶ったのです!良かったですよね!

友人と一緒に漢方を始めたMさん。友人はすぐに妊娠できたのに、Mさんは何ヶ月経っても兆しすらない・・・。何でもやってみようと鍼灸治療も漢方治療に併せてされていました。そして体の調整がされた1年後に妊娠されたのです。妊娠後しばらくは悪阻の症状があったために、安定期に入るまで漢方薬を服用されていましたが、調子が良くなってから漢方薬から離れてしまっていました。その後、産まれたはずなのだけどどうしているかな、と思っていたところへ、可愛い赤ちゃんと共に家族で写っている写真入りの年賀状が届きました。無事に男の子が産まれていました。とても幸せそうでした!

1人目を漢方による周期療法にて出産され、子育てを楽しんでおられたSさん。年賀状に、「こんなに大きくなりました!」の言葉と共に「2人目を今年出産予定です」の一言が添えられていました。体質を改善すれば、2人目、3人目もすぐに望めるようです。1人目のお子様にとっても兄弟ができるのは、良いことです。

その他、たくさんの「喜びに満ち溢れている姿」を年の初めの便りとして見ることが出来、とても嬉しく感じました。

今年もたくさんの「喜び」に出会えるように、サポートしていきたいと思っています。

言葉の力

明けましておめでとうございます。今年もたくさんのメッセージを伝え、少しでも多くの人々に希望と喜びを感じてもらいたいと思っています。

今年も元旦に、あるお寺の住職の話を聞きに行きました。そしてまた素敵な話を聞きましたので、今年最初のメッセージとして伝えます。

「ありがとう」と「感謝」の言葉について。

結論から言えば、自分にとって何か悪いことが起こったときには「ありがとう」の言葉を言い、反対に良いことが起こったときは「感謝します」と口に出して言うこと。それによりその「良いこと」が自分に返ってくる、というものです。

すべての人間は、本来「仏」であり、仏である自分自身が日々想い、行動することの結果が自分に返ってくるというのが宇宙の法則なのです。

つまり、「嫌だな」「腹が立つな」などと悪いことを想っていれば、それが自分に返って来て、また悪いことが起こってしまう。ところが悪いことが起こった時に「ありがとう」と言えば、その悪いことが途端に良いことに転じ、「災い転じて福となす」となるのです。どんな悪いことでも、幸せに感じることができる状況に変えてくれるのが「ありがとう」の言葉なのです。

また、「こうなればいいな」と思っていたことが実際になったとき、「こうなって感謝します!」と言います。また未来にそうなることを予測して「こうなって感謝します」と言えば、本当にそうなってしまうのです。そこには迷いや不安があってはだめです。

「ありがとう」と「感謝」の2つの言葉。これらには素晴らしい力があるのです。どんなに使っても悪い言葉ではありません。どんどん使ってこれらの言葉のパワーをもらえば、今年も良い年になること間違いなしです。

流行の防風通聖散

「痩せたい!」

多くの人がそう思ったことがあるでしょう。

メタボリックシンドロームが言われるようになった昨今、女性だけでなく、むしろ男性にその願望が強く現れてきているようです。

そして、最近流行っているのが「防風通聖散」の入ったお薬です。「お腹周りの脂肪を取る!」というので売り出しているようです。

この「防風通聖散」ですが、本来は「便秘」「水毒」「肥満」といったタイプの人の体質改善のために使用されるものです。従って、そのようなタイプの人で、お腹は張っている人には良いのですが、便秘や水毒のない人で肥満の人には効き目はない訳です。

また漢方薬はあくまで体質を改善することが目的で、「痩せる」ことが目的ではありません。バランスが崩れたことで太ってしまっているのをちょうどよい状態に整えてくれることで、結果として痩せることに繋がるというものです。

「不妊」の原因の1つとして、「肥満である」ということもあげられます。かなり太っている人には、まずはある程度痩せることをオススメします。しかし食事をコントロールしても「便秘」「水毒」により、なかなか痩せないという人には、周期療法の中で「防風通聖散」を使用しています。

どんなことでも体にとって「ちょうど良い状態」にしてあげることが、結果として、太ってしまう体質改善もでき、妊娠しやすい母体をつくっていくこともできるのです。

さて、ご自分の体は「ちょうど良い状態」になっていますか?

大切な反抗期

今日は「ひよこママの会」第8回目。漢方薬で「妊娠しやすい母体」に体質改善され、妊娠され、無事に出産されたひよこママ達が、小さなお子様と一緒に参加してくださいました。

元気に笑ったり、泣いたりしている生後何ヶ月かのお子様、そしてそれを見守るママ達。

妊娠できない辛さから、妊娠したときの喜びそして不安、出産の喜びそして出産後の不安、今は育児の楽しさそして不安・・・。いつも喜びと不安は隣り合わせ。でも総合すると、今は喜びや楽しさの方が大きい割合を占めているひよこママ達の顔は、とても美しく光り輝いています。

この会のお世話をしてくださる小児科医の橋本先生は、参加されるひよこママとお子様の発育に合わせてお話される内容を変えてくださいます。

今回ちょうど「自我」が目覚め、「何でもしたいしたい!」の自己主張がでてきた1歳のYくんのママの悩みに、橋本先生が答えてくださったことが印象に残りました。

何でもしたい!触りたい!は確認行動で、とても良いことです。また自我が目覚め、人見知りがでるのも社会で生きていくための知識を身につけているということで、とても良いことです。

3歳頃になれば、もっと自我が芽生えてきて、第一次反抗期に入ります。何でもイヤイヤ言ったり、言うことを聞かなくなりますが、それは一人の人間として自立していくための大切な過程なのです。

もっと大きくなって、思春期になると、第二次反抗期に入ります。まだ3歳の頃だと可愛いと思えた反抗もこの時期のものは、親ともかなり衝突してしまうものです。しかしこの時期の「反抗期」は、親を離れて自立できるようになるためのとても大切なものなのです。

親元を離れるためには「反抗期」は必要なのです。中学くらいにむやみに親に向かって、憎まれ口をたたいたり、無視したりするという行為は、親から自立するための大切な行動なのです。親にとっても辛い時期ですが、この時期がないと子供は自立できないのです。

今日集まってくださったひよこママ達は、これから育児をしていく上で、いろんな壁にぶち当たり、子供とも衝突し、悩み、そして笑い、過ごしていかれることでしょう。

必ず訪れる「子供の反抗期」。親から離れるための過程であると、胸に抱きながら、子供の成長を楽しむことができると良いですね。ただ「離れていく過程」というのには、少し寂しくなってしまいますけどね。

第8回ひよこママの会

☆ 12月13日(水) 13:30~15:30 ☆
<<「7回ひよこママの会」からの伝言>>
楽しみながら子育てができるというのは、とても良いことで、子供にとっても良いのです。その時にしっかり楽しんで子供の気持ちを受け止めることが大切です。
★★★今回のお子様の月齢は4ヶ月~11ヶ月です。★★★
<赤ちゃんの発達には法則性がある>
運動発達について・・・頭を上げて → 手で支えて → 足の方へ2_4発達していく
段階があるので、発達していないのにわざわざ立たせたり、わざわざ歩かせたりしなくて も良い。 
発達に合わせて順番にしていくと良い。
重力に抗して身体を持ち上げるようにしていく → 歩けるようになっていく 
<歩く前に>
痩せていたら、ハイハイが早い
太っていたらお座りが早い 
四つ這いしてから歩いた方が良い
いざってからではなく、四つ這いしてから歩いた方が良い
いざるのを覚えると、もう四つ這いしないが別に気にすることはない
<言葉の発達の前に>
人とコミュニケーションする手段が言葉であるので、人の顔を見ているか?が大切になってくる
4ヶ月前後に人の顔を見て、にっこり笑いかけるようになる
「あーあー」「うーうー」などはちゃんとした赤ちゃん言葉があると言われている
しっかりその言葉に答えてあげるのが良い 
「人見知り」は人の区別ができるようになった証拠である
お母さん以外の人は知らない人と判断できるようになっていく
<赤ちゃんの時期に大切なこと>
これは2_5大人にも言えること!
笑う、声を出す、泣くなどすると、お母さんは答えてくれる → 生涯にわたって人への安心感が育つ
人と人との交流を楽しんで! → 2歳まではTVをつけっぱなしにしないこと!TVの画面は平面的である。横・後ろの世界が捉えられなくなる。
子供が集中しているときは、大人は声をかけない! →集中力が欠ける
子育て = 待つこと。子供が動き出すまで待つこと。
赤ちゃん・子供が考えている時、回りの大人は待ってあげて! → 考える力を育てることになる
<ありふれた病気>
のどの痛み:溶連菌 ← 子供の風邪で注意が必要なもの(抗生剤)
きつい咳:マイコプラズマ肺炎 ← 子供の風邪で注意が必要なもの(抗生剤)
     百日咳(おっとせいのような咳) ← 子供の風邪で注意が必要なもの
尿路感染症:腎盂腎炎から膀胱炎になってしまうので注意!
鼻も咳もすべて防御反応。咳が出なかったら気管に入ってしまう。ただ寝られないなどがあれば、しっかり治療すること。
子供は寝る前と起床時は体温が高いもの。
*ノロウィルス ・・・ 冬の前半
          夜中にもどす、朝から下痢 →水分を無理に入れない!
もどしている時は水を入れてももどしてしまう。
もどした最終の時間を記録しておく。
*ノタウィルス ・・・ 冬の後半
  →下痢止め、むかつき止めは出さない!
*インフルエンザ ・・・1歳以上は予防注射をしてもOK!1歳未満は両親が受けること!母乳に影響なし。
ホルモン剤や精神剤は母乳に影響あり!
<育児の役割分担>
育児の悩みは1人でかかえないこと!