第3回ひよこママの会

☆ 10月26日(水) 14:00~16:00 ☆
<<「第2回ひよこママの会」からの伝言>>
***確認行動が大切***
9ヶ月くらいのこの時期は、何でも自分で「確認」したい時期です。行動がとてもさかんな時期です。口や手により「味」「音」「触感」で外界を認識しようとしています。それに対して親は、子供が「確認」しようと遊んでいることに対して「再確認」してあげることが大切です。
★★★今回のお子様の月齢は6~11ヶ月です。★★★
<発達について>
6ヶ月は受身。
6ヶ月からは自分でやりたがる。
8ヶ月からは人見知り。6ヶ月までは誰でもOK!6ヶ月から「お母さん」、「お父さん」、「他人」がわかってくる。
寝返り(上→うつ伏せ)→(うつ伏せ→上)
8ヶ月よりうつ伏せでクルクルするのは、ハイハイの始まり。
お座りは急がなくて良い。お尻の大きい子はお座りが早い。
四つ這い → 歩行の準備
四つ這いするまでは掌全てで掴んでいた → 四つ這いするようになったら、摘むようになる
9~10ヶ月は、引っ張って放り出す。出すものはいっぱい出して、そのうち仕舞うことを覚える
6~8ヶ月は、「マンマ」など少し話をする。
この時期は、「体重が増えて → 身長が伸びる → 体重が増える → 身長が伸びる」の繰り返し
<風邪について>
6ヶ月まではお母さんの免疫をもらっているので、風邪はひかない。
6ヶ月からは、風邪をひいて、学習していく。保育所や幼稚園へ行くと、1年目は風邪ばかりひく。
3歳までは風邪をひき、学習しているとき。
風邪をひいて当たり前。風邪をひいて学習する。
バイ菌・・・トビヒなど;バイ菌の病気は、今は少なくなっている。バイ菌には薬(抗生物質)が良く効く!”はしか”(伝染性)は必ずワクチンの接種をすること!
風邪はすぐに治る。その代わりにすぐにかかる。
インフルエンザ脳症になるお子様は、遺伝的なものが原因である。
風邪はほとんどウィルスによるものなので、抗生物質では治らない。細菌の中へウィルスが入るため。お母さんは、お薬を欲しがるが、お薬を与えても効かないのが現実。時が経てば勝手に治り、後になるほど治っていくので、後に診た医者が「名医」と言われてしまう。
風邪をひいたら、寝ていないといけないか? → 子供は動くもの。動けているのなら、必ずしも寝なくても良い。
<解熱剤について>
41度以上の熱が出なければ、高熱とは言わない。40度以下の熱であれば、熱を出すことで免疫力が高くなっていくので、解熱剤を使わないほうが良い。41度以上は、熱射病や中枢系の破壊によるものなので、解熱剤を使用しないといけない。
<熱性痙攣について>
熱性痙攣は、体質の寄るものである。基本的に1~2分(長くても15分以内)に治まるもの。体温が38度台に急に上がったとき、などに起こりやすい。
3~4日熱が続き、痙攣が起きた場合は、髄膜炎などの疑いがあるために、病院へ行くこと!
<子供の体温>
子供の体温は、少々高め(36度5分~37度2分)が正常。乳児はもう少し高いもの。
<水疱瘡の時のお風呂について>
水疱瘡でも元気であれば、お風呂に入れても大丈夫。手で石鹸を泡立てて、水疱瘡を潰さないようにして洗えば良い。
<薬の飲ませ方>
薬は、食前でも良い。食後だと吐いてしまうこともあるために、食前に服用すると良い。
<子供の中耳炎>
子供の耳管は、太くて角度(傾斜)があまりないので、鼻がすぐに耳に入る。 → 中耳炎になりやすい。
チンができない → 中耳炎になりやすい
<小児科受診のポイント>
熱や咳、下痢があっても子供が遊ぼうとする元気があれば、病気はそれほど重くない、と判断してよし!常と異なる症状や顔色を見せたときに、注意!
「おしっこ」:尿路感染症を起こしているときもあるので、検尿は大切。
「ウンチ」:ウンチの状態でウィルス性のものなのか、細菌性のものなのかがわかる → 抗生物質が必要なのか、が判断できる大切なもの。
「体重」:体重により薬の量が変わってくるために、その子供の体重は大切。
<インフルエンザワクチン>
毎年変わるので、毎年受けること!
副作用が心配されるが、100万人に1人の割合で、「ギランバレー」が起こることがあるのみ。
<来年4月より麻疹と風疹のワクチン変更>
予防接種法の改正により、麻疹ワクチン・風疹ワクチンが来年4月より変更される。接種には気をつけること。通知が来るわけではないので、自分の子供がどのタイミングで接種しないといけないのか、きちんと把握しておく必要あり。

第2回ひよこママの会

☆ 9月28日(水) 13:30~15:30 ☆

<<「第1回ひよこママの会」からの伝言>>

***声かけの大切さ***

子供への「声かけ」はとても大切。これは0歳児からでも言えることで、話が出来なくても「ちゃんと出来たね」「上手だね」と褒めてあげることが大切。乳児の時期にしていた「声かけ」がその子のその後の人格形成に大きく関わってきます。

★★★今回のお子様の月齢は8~9ヶ月です。★★★

<おもちゃ>

この時期にはハイハイができないので、いざって歩き、何でも触りだす。ひっくり返す。歩きまわPhoto_9る。

探索行動が盛んな時期。口の中に入れるのが多い。手と口でやわらかいもの、冷たいも の、を確認している。自分で外界を認識している。穴が開いているところに物を入れる行動は、1歳より。この時期にできるのは早い。手を加えて変化するおもちゃが好き。

味・音・触感 → わかったことを脳に入れる → また手や口などで確かめる → 脳に入れる

<発達について>

新しいおもちゃが楽しい。「確認行動」が大切。子供が遊んでいることに対して、親は確認してあげる。声を掛けてあげる。 → とても大切なこと!

「人見知り」が始まるまでは、人は誰であっても(親でも他人でも)一緒。

「人見知り」とは、他人がわかってくる、ということ。泣くなどの行動。 → すばらしいこと!

自閉症の子供は、人見知りをしない。人の認識ができない。

言葉が出し切れず、伝えきれないと、物が飛んでくる。 → そういう時期である!

この時期に、ハイハイをいっぱいさせてあげること。

   右手を出す、左足を出す

   左手を出す、右足を出す ⇒ 歩くときと同じ出し方。つまり歩く練習をしている。

ハイハイのためには、滑らかな床よりも「お布団」「ボコボコ」「坂がある」の方が良い。その方がハイハイの力がつく。

両手で打ち合わすことができるのは9ヶ月。手を「じょうずじょうず」する。手の力が右と左同じ力で、右利きや左利きがでるのはまだ。手が2つあるということを認識する。 → ちゃんとできるのは、10ヶ月になってから。

物を掴んで離すと、口にいかなくなる。まだこの時期は物を掴んだまま。

頬を膨らませるのは、まだできない。

つかみ立ちもできない。

<チン(鼻かみ)できない>

気道より下に鼻が落ちると、バイ菌が入る。咳をしたら「良い咳」である。 → 咳を止めない!

耳管開口部 → 上咽頭 → 耳管に入り中耳炎になる → 耳垂れが出るまではバイ菌が入っているので痛い

正常な鼓膜だと、外からは水やバイ菌は入らない。お風呂で水が入り、中耳炎になることはない。

 → 耳垂れが出ていると、鼓膜に穴が空いている証拠 → この場合は、外からの水に気をつける!

急性の中耳炎は早くしっかり治した方が良い。鼻をかまず鼻を吸うばっかりの子がなりやすい。

黄色い鼻水が出ているときで、黄色い目やにがある場合は、鼻水のせいではないので、大丈夫。

<簡単マッサージ>

風邪予防に・・・「身柱」のお灸が有効。「身柱」を温めたり、タオルを被せるなどで冷やさないようにする。

背中を軽擦することが有効。いわゆる「寒風摩擦」。

Photo_10 

風邪気味で・・・「身柱のツボを温めること」、「中?を温めること」。

お母さんの暖かい手を当てるだけの「手当て」で充分!

便秘のときに・・・お腹を時計回りに軽くマッサージする。

第1回ひよこママの会

☆ 7月27日(水) 13:30~15:30 ☆

★★★今回のお子様の月齢は3~4ヶ月です。★★★

<寝返りの準備>
「うつ伏せ」の姿勢をしっかりする。「うつ伏せ」の姿勢により腕で体を支えることができるようになる。首が下でなく、前を向くようにすれば首もしっかり据わっている証拠。

「うつ伏せ」の姿勢の練習をする時に注意することは、決して「うつ伏せ」が嫌にならないようにすること。楽しんでするようにしてあげること。

<立ち直り反応>
首が据わっているかのチェック方法。
体を傾け、倒れないように体を支える反応。

<首が据わった抱っこするときの注意>
体と太腿の角度が90度にすると良い。お座りする格好になるように。

この時期のおもちゃ>
新生児でしっかり見せるのは「人の顔」。手をかけると「変化するおもちゃ」が良い。6ヶ月 経ってから自分で掴みに行くので、その頃から自分で「掴んで楽しめるようなおもちゃ」が良い。

「ひよこママの会」発足

漢方で出産された新米ママを支援する会を2005年夏に発足しました。

名付けて「ひよこママの会」。

妊娠するまでもドキドキの毎日でしたが、出産してからも毎日新しい発見にワクワクしながらも「病気になったらどうしよう」「夜泣きで大変!」と心配したり、不安になったりしているママの子育てを支援しようと、小児科の橋本加津代先生が助人になろうと立ち上がってくださいました。

日頃気になっていること、悩みなど気軽に楽しく話せる会になれば良いな、と思っています。

<「ためになる話」を公開!>

開催日と参加メンバーについては、お子様の月齢を合わせて開催日を決め、メンバーもそのお子様をお持ちの「ひよこママとパパ」を招待しています。参加費用は、何と資料代とお茶代を含めた500円!

ためになる話が盛りだくさんでお得な会ですが、参加できるメンバーが限られています。せっかくの「ためになる話」をここで終わらせてしまっては勿体ないので、これから開催後、内容を公開することにしました。

きっと子育てで悩んでおられる「ひよこママとパパ」のお役に立てることと思います。