産後の多汗と漢方 No3

10カ月おなかの中で育んできた命。やっと出産できホッとしていると、この猛暑。
赤ちゃんのことも心配です。あせもはできないだろうか?室温はこれでよいのだろうか?
と心配は尽きません。

出産のため、体は血虚(血が不足の状況)になっています。抜け毛になったり、爪が薄く成ったり、皮膚が痒く成ったり…いろいろな症状が出てきます。

慣れない赤ちゃんとの生活で、十分な睡眠がとれず、心身ともに疲れがたまってきます。
産後の養生が大切なことはわかっていても、十分に休養が取れにくい事が多々あります。
血虚の上に陰虚(栄養のある体液の消耗)が加わり、体力と血が不足の状態に陥ります。
外気温が高く暑さのために汗を出しすぎると、ますます精(気)と血が不足して疲れが取れにくくなります。
栄養価のある食事を心がけ、十分な血液を補充して、体力・元気を取りもどさなくてはなりません。
夏野菜とお魚やお肉のたんぱく質を十分に取り補気補血を目指し、
十分な睡眠をとって補陰して体力回復をしていきましょう!!

対応する漢方薬がありますので、ご相談ください。

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漢方の健伸堂薬局 宇治本店・京都四条店
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妊娠中の多汗と漢方 No2

妊娠中の皆様もこの暑さで大変な思いをされていると思います。
独り身でもこの暑さがこたえますが、おなかに赤ちゃんがいる分、二人分の暑さが
押し寄せてきます。
冷たい飲み物、口当たりの良いアイスクリーム、氷など誘惑に負けそうになるかと思いますが、きっと、皆さま我慢をしていることと思います。
冷たいものをとりすぎると、体の取っては一番応える胃腸の機能が弱ってしまいます。
胃腸の機能が弱ると、体を支える気(元気)血(血液)が不足してきます。これからおなかの赤ちゃんに栄養が必要になりますが、気血が不足すると赤ちゃんの成長に影響します。胃腸を守るためには冷たいものは極力避けなければなりません。
日本人はお刺身とか冷えたビール、アイスクリームが大好きです。
これらは妊娠中は要注意です。

また甘いものをとりすぎると尿糖が出てきたり、妊娠糖尿病にもなりかねません。
汗をかくので少々の塩分も必要ですが、とりすぎると今度は妊娠高血圧症にもなります。
また食事も大切です。夏の生野菜も温野菜にするようにして、胃腸を守ってください。
必要な栄養素を十分とって、低体重児、早産にも注意しながら、適温の部屋で、
温度調節しながら汗対策をしてください。

妊娠中の汗。対応する漢方薬がありますので、ご相談ください。

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猛暑の8月 妊活中の多汗と漢方 No1

8月に入りました。日本列島うだるような暑さが連日続いています。
妊活中の皆様、出産された皆様、お子様もお元気でしょうか?

残暑お見舞い申し上げます!!

とても暑い毎日で、体調もいかばかりかと心配しています。

妊活中は汗が出てとかく冷たい場所や冷たいものが欲しくなります。
汗は漢方では「心の涙」とも言います。
体にとって栄養分のある体液(津液しんえきといいます)が汗とともに出てしまうため、脱水症状のようになり、心臓の方にも影響し、胸苦しく、息苦しくなります。心筋梗塞の危険性もありますので、ホルモン補充されている方は、特に汗を侮らず、しっかり水分補給してくださいね。
卵胞ホルモン、黄体ホルモン補充されている方は、血栓の形成を予防することが大事になります。
皆様お気を付けくださいね。対応する漢方薬がありますので、ご相談ください。

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妊娠陽性反応…漢方薬服用1年後

Aさん(30代前半)はご結婚されて4年目。赤ちゃんを希望されていましたが、思うように授かりません。一度だけ妊娠されましたが、残念ながら流産してしまいました。
その後もなかなか授からなく、会社の同僚から当店を勧められご相談に来られました。
1年前の夏の暑い日でした。
漢方薬を服用してから10か月後。やっと妊娠にたどり着きました。
相談時、基礎体温は2相性にはなっていましたが、低温期が高く乱れていました。
オリモノも不確実で、確認が取れにくい状況でした。

低温期を重視して、卵胞期の充実を図るようにしました。
最近はオリモノもみえ、基礎体温表(BBT)にも力がみられるようになってきました。
その矢先でした。
妊娠反応陽性には皆さん喜んでくれました。

これからです。 大事な胎嚢確認、そして心拍確認と大事な関門を通過していかなければなりません。
これから出産するまで、赤ちゃんも母体も安産できるような丈夫な体に持っていきたいですね。

Aさん、これからも一緒に赤ちゃんの体つくりを頑張ってやっていきましょうね。
楽しみです!!

ザクロの果実

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「春はあけぼの…」と卵の成長は!

先週、宇治の文化センターに「光る君へ」の主人公「まひろ」さん役の女優さんと、藤原道長さん役の男優さんがトークショーに来られたようです。
大変な人気で、入場券を手にいれるのには200倍の難関を突破しなければならなかったようです。トークショーはTV中継していましたが、大変な歓声でした。

藤原道長一族のお墓や古墳がこの宇治の地にあるそうです。
時々訪れる木幡駅の近く、森の中に見られる木幡神社(許波多神社)も、
いわれのある所なのでしょうね。
歴史が苦手な私も、最近は「光る君へ」の影響で少しは勉強させてもらっています。

紫式部と並んで有名な女流作家・清少納言が出ていますね。
<春はあけぼの。やうやうしくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、
紫だちたる雲のほそくたなびきたる>。
中学や高校の教科書にも出てきて、暗記させられました。
明け方まで起きていて「春はあけぼの…」とよく手紙を書いては、
友人に「早く寝なさい」と叱られたことを思い出します。

今、妊活をされている方は早寝早起きが一番推奨されます。
できれば22時までには眠ることです。「春はあけぼの…」はダメですね。
それは夜寝ているときに卵胞が生育するのです。
成長ホルモンのメラトニンも夜22時ころから増えてきます。
寝る子は育つといいます。寝る子は卵子が育つのです。
卵の質を良くしたい方は「早く寝ること」が大事です。

許波多神社

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PRP(多血小板血漿)の子宮内投与…漢方薬の効果もあり

前回PRPの卵巣内注入について書きましたが、今回は子宮内の投与についてみてみます。
不妊治療のPRP療法とは、自分の血液を採取して、遠心分離器にかけてPRP(多血小板血漿)という成長因子がたくさん含まれている血小板を抽出して体に戻してケガや痛んだ組織を修復する再生医療の一種で、大谷選手の肘の治療にもPRP療法がされたというお話は有名ですね。
不妊治療では前回に書きました卵巣注入や子宮内に注入して様々な成長因子の力で卵の成長や着床を促進することが狙いのようです。

Aさん(46歳)ご結婚が遅く赤ちゃん希望があり、高度医療を受けられています。
FSHも高く、AMHも低く、卵巣機能の低下も見られ、なかなか厳しい条件下にありますが、
何とかしてこのPRP療法の成果を見たいと楽しみに頑張っておられます。
治療の流れからみると、月経周期の10日目に1回目の投与、月経周期の12日目に2回目の投与されるようです。また費用も20万円超え高額になるのが頭の痛いところです。

PRPで子宮内膜が厚くなり着床に効果的との報告がありますが、まだ一般に広く普及していません。

実は漢方薬で子宮内膜が厚くなることがわかっています。漢方薬で子宮の血流をよくすることによって子宮内膜が厚くなるのです。
Aさんも子宮内膜を厚くするよう、また卵胞の芽生えを期待して漢方薬を服用しています。
早く結果が出ることを期待しながら…

妊娠しやすい体つくりの漢方薬が見直されています。
子宮内膜が薄くて着床しにくいと悩んでいる方は是非ご相談ください。

当帰の花

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PRP(多血小板血漿)卵巣注入療法

不妊症におけるPRP(多血小板血漿)治療は、かれこれ5~6年前に某医療機関が取り入れてよい成績を収められていました。
最近、お客様の中にもPRP-卵巣注入をされている方がみられます。
Mさん(45歳)は30代後半に早発閉経(POF)になられ、いずれ結婚した時には赤ちゃんが欲しいので、少しでも「卵巣機能を回復させたい」とのご相談で漢方薬を服用していました。
しかし、失われた卵巣機能を回復するのは容易ではありません。
Mさんの体質から、卵巣の働きを邪魔しているものを取り除き、ホルモンのバランスを整えることにして、漢方薬の服用を続けていました。
そして、めでたく伴侶を見つけられ、ご結婚に至りました。
「何としても赤ちゃんが欲しい」と言われ、ARTの医療機関を紹介しました。
月経はホルモン補充で来朝していましたが、肝心の卵胞の生育ができません。
ARTの医療機関で、PRPの卵巣注入を勧められ、決心され治療が始まりました。
自分の血液から採血し抽出したPRPを採血したその日に両方の卵巣に注入するのです。
すぐには効果が出てきませんが、卵巣刺激して卵の成長を見ていきました。

Mさんの卵巣は長い間お休み状態でしたので、期待していた反応は得られなかったのですが、
Mさんは「最高の治療を受けられたので満足です」と語ってくれました。
POFはやはり一筋縄ではいかない症状であると、再認識させられました。

くちなしの花

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遅い梅雨入り…妊娠の体に影響は?

6月は線状降水帯が各地に発生し、梅雨入りも遅くなりました。
7月はどのような気象になるのか?世界中の気候も心配です。
梅雨の晴れ間は、気温も上昇し、高温多湿の過ごしにくい日になっています。
このような時期は体も外気温に左右され、湿度と熱で蒸された状態になり、
全身倦怠感や四肢のむくみ、頭重感など不調を訴える方も出てきます。

妊娠されている方は、この湿度と高温のダブルパンチを受けている方が多いかと思います。

Aさん37歳、今妊娠9週目です。
待望の妊娠で、心拍確認まで心配でしたが、6週の終わりに心拍が確認でき、ホッとしましたが、
軽いつわりがはじまり、体は熱っぽく、倦怠感が出現。朝起きるのもしんどくなってきました。
毎年梅雨時期には体調を崩されるとのことでしたが、今回は妊娠とあって、いつもと違うしんどさが辛いといいます。
食欲もなく、手足のむくみが出てきて、夜もぐっすり眠れないといいます。
そこで、昔から安胎薬として有名な「当帰芍薬散」を飲んでいただきました。
少し飲みにくく「むっ!」とこみ上げてくるので、そこに胃腸機能を整えるものを加えて飲んでいただくことにしました。むかつきも収まりむくみもひどくならずに済んでいます。

この時期の妊婦さんは、ひと工夫が必要ですね。

漢方薬で、湿気対策、暑さ対策をして、乗り切りたいものですね。

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