今日は6月1日。改正「薬事法」が施行されました。
TVや新聞に報道されていますが、コンビニやドラッグストア、スーパーにでも薬剤師か登録販売員がいれば、販売許可されているお薬が売れることになりました。しかし、従来漢方薬やお薬を遠方の方に送っていたのが規制され、基本的には送れなくなりました。
朝一番の電話は「知り合いの方がお宅の漢方薬が良く効いて楽になったから、私も同じ症状なので相談して送ってほしい」とのこと。
「本日からは店頭での相談販売になりますので、ご来店くださるか、お近くの薬局で相談してお薬をお買い求めください」と説明しましたが、
「近くには相談できる薬局は無いから、紹介されて電話しているのに…」
「遠くていけそうにもないから相談しているのに」と大変困っていられました。
当店のお薬が効いたから私もほしい。でも遠くていかれない。お困りの様子でしたが法律で決められては仕方ありません。この方のように初めて当店で漢方薬を求められる方はお店に来てもらわなければなりません。北海道のかたも沖縄の方もお困りの事でしょう。これから相談を受けられない方が1日に何人もおられ、お断りするのもお気の毒になります。
また、既にお店にこられた事があり一度お買いもとめられたお薬は、お電話相談でもお送りすることが出来ます。北海道のMさんは6年もの間電話相談してはお薬をお送りしていましたので、2年間は同じお薬を送ることが可能となり、とても喜んでいます。
お客様にとっては大切なお薬が郵送できなくなり困ることは必死です。お客様の立場にたつと今回の法の改正は問題が多いです。
経過措置の2年間で郵送販売継続の運動していくしかありませんね。
私にとってもお客様にとっても困惑省令ですね。