子宮腺筋症を乗り越えて 

Mさんが先日漢方サロンにお子さんを連れてこられました。

もうしっかり大きくなってまもなく1歳のお誕生日を迎えるとのこと。人見知りするはずのH君なのに、私の腕の中に入っても泣くこともなく、自然体でいてくれます。「お母さんと間違えてるのかな?」「お腹の中で嗅いでいた漢方薬の臭いが懐かしいのかな?」と勝手に解釈してはH君を抱かせていただきました。

Mさんもすっかり「お母さん」が板に付きました。H君を授かり幸せ一杯のMさん。腺筋症で激しい痛みと戦った日々。沢山の鎮痛剤を服用せざるを得なかった日。授かった命が無事育ち元気な子が生まれるだろうかと、流産、早産の不安な日々を送ったことが、懐かしく思い起こされます。

子宮腺筋症で悩み、相談にこられるかたも多くいらっしゃいます。「腺筋症で手術をされ、その後赤ちゃんが授からないので」とか、「軽度の腺筋症といわれたが漢方薬で何とか授かりたい」とか、「腺筋症で子宮全摘を言われたがなんとか手術をしないで済む方法はないだろうか」など深刻な相談もあります。

その都度ご相談に乗り、症状にあわせた漢方薬を周期療法と組み合わせ何人もの方がわが子を胸に抱くことが出来ています。Mさんもその1人。辛かった分、幸せも倍でしょう。Mさんを見ていると心から「良かったね!」の言葉しか出てきません。働きながら子育てしていくMさん、丈夫な身体になってバリバリ働き、H君と働き甲斐のある社会を作ってくださいね。

大変だけど心から応援いたします!