相性が支えたもの…

「ご無沙汰しています。実は○月○日に無事元気な男の子を生みました。」道東にすむTさんからのお手紙です。

ビックリしたのと同時にとってもうれしさがこみ上げてきました。「へぇ~、出来たんだ!凄い!」本当に驚きました。

Tさんと初めてお会いしたのは今から6年前でした。大学病院で3年間不妊治療され、結果が出ずに漢方薬を求めてこられました。ご来店当初は多嚢胞卵巣症候群(PCOS)の診断名が付いていました。ホルモン剤の副作用で入院をされたり、AIHを5回しての来店でした。

平成14年~17年までの間にお住いを関西から北陸、道東にと変えられ、メールや電話、手紙でのやり取りをしてきました。周期療法と、なれない土地への不安感などカウンセリングしながらの5年間でした。

平成17年12月、メールで「来年いっぱいで不妊治療をやめようと思います」と伝えてきました。「漢方薬も服用してきたし、今度はもう一度西洋医学に頼ります。」と。その後連絡が無かったのですが、ずーっと気になっていました。そのTさんから、突然のメールで、しかもうれしいことに赤ちゃんが授かっていたのでした。

メールには地方では体外受精が受けられず道央まで出かけ入院しての治療だったようです。それは精神的にも物理的にも大変なものがあっただろうと推測しています。それを頑張り抜いて長年の夢を成就したのでした。本当に良かったです。

Tさんのことを考えて見ますと、粘り強く頑張ったこと、そこには<医師との相性>があったこと。「婦人科の先生はとてもよい方で、私にはピッタリ相性があいました。言たいこと、聞きたいことをなんでも話せる先生だったのです」この相性が彼女を支え、宝物が授かったのだろうと思います。

心優しいTさんは、私を気遣い「漢方との出会いが無かったら、この赤ちゃんは授からなかったと思っています。本当にありがとうございます」と言ってくれました。

本当に良かったです。おめでとうTさん!○○君!