最近多いのが「乳少」や「乳腺炎」のご相談です。
原因は、「気血両虚(きけつりょうきょ)」や「肝鬱気滞(かんうつきたい)」によるもの。
乳汁分泌が少なかったり、乳汁をしっかり出し切っていない場合は、乳腺が詰まり、「乳腺炎」となってしまいます。
そうならないように、しっかりと乳汁を出すことが重要です。
そのお手伝いをしてくれるのが、「牛蒡子」と「蒲公英の根」の生薬です。
それぞれ5〓10gを併せて400ccのお水に入れ、コトコトと20分ほど弱火で煎じます。その液を1日に何回かに分けて服用します。(どちらかだけであれば、300ccのお水で煎じます。)
乳腺炎は、「乳汁をしっかり出し切っていないこと」や「甘味」を取りすぎて「欝熱」や「胃熱」を生じたために起こるものです。従って、「牛蒡子」や「蒲公英」でしっかり乳汁を出し切り、食事では「おやつ」などの甘いものは控えることが大切です。乳房マッサージなども良いでしょう。
それでも「乳腺炎」になってしまった場合は、、「牛蒡子」や「蒲公英」に加えて、初期なら「冠元顆粒」や「地竜」、「黄除b」、「金銀花」、「連銭草」などの生薬を使ったり、それらのエキスの入ったお薬を使用します。その代表的なものとして、炎症が起きてしまった時に良く使用するのが「金銀花」の入った「天津感冒片」です。
『「乳腺炎」に「葛根湯」が良い』とも言われているようですが、「炎症」が起きているところに「温める」作用のある「葛根湯」はどうかと思います。それよりも炎症に対して有効な「天津感冒片」の方がオススメです。
「乳腺炎」がますます酷くなってしまった場合は、上記の生薬の量を増やしたり、「瓜傷S(かろ)」、「枳殻(きこく)」、「路路通(ろろつう)」などの生薬を使って、清熱し、疏経するようにします。
乳腺炎までは行かなくても、お乳が脹って痛む方は、早めの処置をした方が良いです。是非ご相談ください。