2009年8月アーカイブ

先日来店されたSさん47歳。お顔を見るなりとても暗い気持ちが伝わってきます。

どうされたのかと思い 「その後体調は如何ですか?」 とたずねると 「『先日病院で卵巣年齢を見てみましょう』といわれ検査をしましたが、その結果を本日聞きました。」

『AMHの値が5以下なので卵巣に卵はありません。この数字では妊娠は望めません』とはっきり言われショックをうけています」と。「もう諦めたほうが良いのでしょうか?」お気持ちがとってもよく伝わってきます。

Sさんは今まで10年くらい赤ちゃんがほしい一心で辛い不妊治療を続けてこられたのです。HMGの注射を毎日通院して打ち、卵巣も腫れOHSSにもなりながらも、ただただ目的達成のためお金と時間を費やしてきたのです。卵巣刺激をを繰り返してきた為、卵巣がくたびれしばしお休み状態で漢方薬を続けてきました。

体調もよくなり、自然周期で育ってくる卵胞を待ち、採卵、IVFの予定を立てていました。年齢こそ47歳と高齢ですが、気持ちも、肌も若々しく実年齢よりもはるかに若く見えます。若いときよりも採卵のチャンスはなくとも、「確実に育ってくる完熟に近い卵を1個でよいから作りましょう」と励ましてきましただけにとてもがっくり落ち込んでしまいました。

医師からは何のお薬も処方されずいわば「不妊治療終了!」の宣告だったようです。しばらくお話をしながら、時間をかけて気持ちを整理し、これからの人生をどう生きるか?ご主人と相談されるようお話をしました。

若々しさを保つ為にも女性ホルモン分泌が必要ですので、引き続き漢方薬を服用して、年をとりにくい体に(抗老防衰)していきましょうと結びました。

時として打ちのめされるAMHの数値、今は臨床的にどう扱われるかはまだ未知な部分もありますが、良きにつけ悪しきのつけAMHの数値が測られてくることでしょう。

われわれの言い方によっては当事者の気持ちを傷つけることにもなりかねません。もうすこし当事者の気持ちに寄り添えることが大事なのではと思う昨今です。

卵巣年齢は?

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1年ほど前に三重県のAさん(45歳)から「AMHの値が低いので卵巣が衰えている」と報告がありました。

調べてみますと卵巣年齢を評価するマーカーで、最近では多くの不妊クリニックが採用しているようで、「AMHが15です。」と教えてくれる方が多くなりました。

AMHは抗ミューラー管ホルモンのことで、卵巣の中に卵子が残っているかどうか、実際の卵巣年齢がどの程度なのか知る指標になるのです。卵巣機能を知るにはよく知られているのが月経初期のFSH、LHの値です。数値が上昇していると卵巣機能が低下しているといわれ、ピルなどを使い数値を下げて正常化していますが、卵巣機能を知るには限界がありました。この抗ミューラー管ホルモン(AMH)を測定することにより、実際の卵巣年齢がわかることになるのです。

45歳のAさんはAMHの値が「5(pM)」と表示されました。45歳の平均値は8~10(pM)ですので機能が弱っていることになりショックを受けての相談でした。

40歳のTさんのAMHは「15(pM)」(36~40歳の平均は22.5~25.6pM)お医者様から「卵巣が老化しているから厳しいね」といわれ、かなりショックを受けてご来店でした。

48歳のOさんのAMHは「5(pM)]。46歳以上の方の平均は3.5~3.6pMですので「実年齢よりも卵巣年齢は若いよ」と言われ意を強くして治療を進めています。

「実年齢よりも卵巣年齢は若いよ」と評価を受ける方は良いのですが、「ほとんど機能していません」といわれてしまいますと、落胆、絶望感に打ちひしがれてしまい、一緒に悩んでしまいますね。

でも、AさんもTさんも卵胞の成長がある限り頑張りますと、気を取り直して、頑張っています。漢方薬もそんな前向きの方々の応援をしながら、量より質の向上に努めています。

 

届いたお手紙に感激

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仕事を終え、疲れた視線に1通の茶封筒が入りました。見覚えのあるお名前の方からです。

開いてみると 「先生と漢方に出会えたおかげで3回目の凍結胚移植で待望の第1子が誕生しました」とH様から嬉しいお便りです。もうお子さんも1歳を迎えるとのことです。

「早くご報告したかったのですが、妊娠中も入退院の繰り返しと、出産後も慣れない育児でバタバタと過ぎてしまい、今になってしまいました」と。

大変な中、思い出してお便りを書いてくださり、H様のお心に感激しました。「大げさかもしれませんが、先生と漢方に出会えてなかったら、もしかして息子を抱けて無かったかもしれ無いと思うと、先生にはとても感謝しています」最大の賛美を頂き、このお仕事をしていて本当によかったとつくづく思える瞬間です。

何度もお手紙を読み返しては嬉しさを共有させていただきました。今は2人目に挑戦中とか。1人目はIVFで授かっても2人目は自然に授かる方が私の周りには多くいられます。

Hさん自然妊娠されると良いですね。

嬉しいお便りをありがとうございました。励みにさせていただきます。

その後のお伺い

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今までご来店されていたお客様が何かのご都合で中断されて、気になっていた方に 「その後のお伺いメッセージ」 を出させていただきましたところ、ありがたいことに沢山の方からご丁寧にお返事を頂きました。

メッセージからわかったことは

1)漢方薬を服用して妊娠されていた方、もう既に出産されていた方 
  (案じていただけにとても嬉しいお便りでした。)

2)漢方薬を継続したかったが経済的な負担が大きくて断念した方
  (漢方薬は自費で決して安くは無く大変だっただろうなと、想像されます。まして世界的な不景気の状況下では若いカップルの家計に月2~3万円の薬代は大変だろうと同情してしまいます)

3)不妊クリニックに通い体外受精をしている方
  (「自然妊娠を望んでいたが、早く結果が欲しかったので、周りの勧めもありIVFをしている」と書かれていました。早く希望が叶えられると良いですね。体調を自分でも管理して、卵巣を労わりながら進めてくださいね。)

4)「あまり効果が無かった」と言う方
  (漢方薬は決して悪くは無く、良い状態に働くのに、何故成果が上がらなかったのか。「効かなかった」との声は、正直心に重くのしかかり、落ち込んでしまいます。しかしそのお声を大事に、謙虚に受け止め、更に研鑚していこうと気持ちを切り替えていきます)

今後も少しずつではありますが皆様のお声を聞かせていただこうと思っています。
その時は忌憚のないご意見を聞かせてください。

皆様のお声を励みとし、心を熱くして皆さまのご期待に沿えるよう共に頑張りたいと思っています。

8月の幕開け

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1日午前11時頃、急に外が暗くなり激しい雷雨が轟き、あっという間に停電。奥の調剤室は真っ暗。3人のスタッフも「暗っ!」と叫びじっとしています。

パソコン、FAX、電話の回線、、分包機、タイムコーダーなど電気機器の故障が心配〈3分くらいで回復)。それよりも大事なお客様が不安そうに外を見ています。

暗い相談コーナーよりも外の光が入る窓側に誘導し、台風並みの風雨を窓腰に見ながら「こんな時は腰をすえてゆっくりお話しましょう!」と久しぶりに時間をとってお客様とお話が出来ました。

その後、友人、お客様から「突風の被害は大丈夫でしょうか?」のお問い合わせや、お見舞いを頂、同じ宇治にいながら状況を全く知らず夜のTVで被害を知るお粗末さでした。

皆様ご心配をおかけしました。お見舞いありがとうございます。

またこの日は、137日と15時間の宇宙滞在を終え、地上の人に戻った若田光一さんのニュースがながれていました。無重量状態で筋肉も骨量も減り、宇宙で大量の放射能を浴び、癌のリスクが高まるなどとても健康状態が心配です。回復には少なくとも滞在期間のほぼ倍の期間が必要と言われています。

大きな業績を残しての帰還。健康を早く取り戻して、今後も無事であることを祈りますね。

世界の人々が注目していたニュースと、地方版宇治のニュース。

宇宙への挑戦と自然界の異常気候。

大きなニュースとちいさなニュースを対比しながら、8月の幕開けが気になった1日でした。

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