南京研修1

  11月20日から南京中医薬大学附属病院に、「周期療法」の研修に行ってきました。

 

   写真は南京中医薬大学の生殖医療センター 入り口

私が店頭で日頃行使している「周期療法」は、1960年頃に中国で考えられてきた新しい治療法です。女性の性周期ホルモンを西洋医学的な理論と漢方医学的な理論を組合わせた、いわば中西医結合の治療法です。

この理論を深く進め実践している「周期療法の第一人者」が南京中医薬大学婦人科教授、<夏 桂成>先生なのです。もうお年は70代。中国では老中医といわれ、診察は「名医堂」という別棟での特別室で行われています。勿論診察料も特別料金で、一般の方の3倍程度ですが、遠くから飛行機で来院されたり、泊りがけで来られて大勢の患者さんでいっぱいです。

左:夏桂成 先生  右:研修団同行の陳志清 先生

私は毎年11月のこの時期に夏教授のもとに研修に行かせてもらい、今回で4回目の研修になります。今回は朝8時から夕方6時までの集中講義「周期療法の基礎理論」を受けました。中医学は3000年もの歴史があり、古代からの「陰陽理論」「易経の理論」がありますが、その理論を充分理解していないと「周期療法」がうまく実践できないことがわかりました。奥深い理論です。

夏 桂成教授は「周期療法は進化し続ける」と言われていました。私も日頃の実践の中で1年目よりも2年目、昨年よりも今年と、確実にステップアップしていることに、嬉しさと自信を感じた4回目の研修でした。