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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

梅雨時期のトラブルと漢方

2025年6月11日 by 健伸堂

今年も梅雨が始まりました。

植物にとっては恵の雨でも、最近は降水量が多くなり災害も増えてきました。

梅雨時期は気圧が低くなり、湿気が多いために様々なトラブルが生じます。

頭痛、腹痛、下痢、関節痛など、いずれも漢方薬がよく効きます。

気圧変化が自律神経に影響して起きる頭痛の「天気痛」には、利水滲湿薬の五苓散がよく使われますが、これ以外にも平肝濳陽薬の釣藤散、化痰熄風薬の半夏白朮天麻湯なども使います。

湿度が高いために「湿」が身体に滞留することによって起きる下痢や軟便には、芳香化湿薬の勝湿顆粒や、燥湿化痰薬の二陳湯、食欲低下があれば理気化痰薬の六君子湯などを使います。

湿気によってむくみが増えると、関節痛も出やすくなります。
むくみが酷い場合には、燥湿化痰薬の清湿化痰湯がお勧めです。
その他にも、去湿活血薬の疎経活血湯なども使います。

漢方薬は使われる方の個々の体質によって使うものが異なります。

お気軽にご相談ください。

梅が鈴なり

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カテゴリー: 手・脚・膝の痛み, 胃痛・胸やけ・膨満感, 頭痛・偏頭痛 タグ: 下痢, 梅雨時期, 腹痛, 頭痛

腎機能低下による透析と漢方薬

2025年6月5日 by 健伸堂

透析を受けておられる患者数は2024年で34万人と言われます。その多くが、週3回の通院をされています。

透析によるQOLの低下は、通院の時間だけでなく、低血圧や疲労感、感染症にかかりやすいなどのトラブルがあります。

漢方では、これらの問題に対応できるものがあります。

58歳のTさん、今から20余年前に透析を受け始められました。
その後は様々な不調が現れ、その時々に適した漢方薬をお使いいただきました。

特に疲労感が強い時には補中益気湯、貧血が強くなったときには当帰芍薬散、身体が寒く、むくみが酷くなったときには真武湯や苓散等々、その時の症状、状態により多種使い分けてきました。
最近は今後トラブルが起きないように血管保護のための活血薬や、腎臓を守るオウギ製剤なども使っています。

この間、他のトラブルもほとんどなく、仕事も継続されて、元気に過ごされてきました。

透析は途中で止めることはないので、トラブルや他の疾患の併発を避け、いかにQOLを維持できるかが重要になります。

透析の漢方はご相談ください。

庭の赤い実・ユスラウメ

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: QOLの向上, むくみ, 倦怠感, 冷え, 透析の漢方

高齢者の腎臓病に対する漢方薬 3

2025年5月31日 by 健伸堂

引き続き、腎機能低下の方の症例です。

76歳のMさん、4年前に人間ドックで腎機能低下を指摘されて、その後経過を見ておられましたが、昨年春にはeGFRが14.8、クレアチニン値が3.39になり、心配になってきました。

知人から漢方薬が効くと聞き、相談にお越しになりました。

Mさんは狭心症があり、時には胸痛や息苦しさがある、体重が多くBMIは25を超えている、高血圧、高血糖、尿酸値が高いなど、腎臓にとっては良くない条件が様々ありました。

そこでまずは腎機能を改善することから始め、血圧や血流の改善を中心に<活血剤>を優先し、さらに<オウギ製剤>や<利水剤>、さらに糖代謝を改善するものなどをお使いいただきました。

2か月後、検査を受けられた時は、eGFRが23.7、クレアチニン値が2.19まで下がり、早い効果が見られました。

しばらくはデータが変動することと思われますので、そのまま継続いただいています。

Mさんは仕事も忙しく、食生活のコントロールが難しいため、血圧や血糖などの影響は避けられそうにありませんが、現状維持ができれば良いかと思われます。

また活血薬の服用によって胸痛などが無くなったとのこと、漢方薬は他の症状にも効果があり、喜んでいただきました。

腎機能低下はご相談ください。

ドクダミの花が一面に咲いています

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カテゴリー: 狭心症・心臓のトラブル, 腎臓病 タグ: オウギ製剤, 冠元顆粒, 晶三仙, 活血薬, 腎機能低下, 高血圧, 高血糖

高齢者の腎臓病に対する漢方薬 2

2025年5月26日 by 健伸堂

前回に引き続き、腎機能低下の方の症例です。

93歳のKさん、20年前から腎機能が低下し始め、昨年にはeGFR値12、クレアチニンが3.8になり、透析を勧められました。

Kさんは昔から農業をされていたこともあり、年齢は高いが身体は元気ですので、透析は避けたいと相談にお越しになりました。

自覚的な症状は特になく、他の疾患としては高血圧、冠動脈のステント留置だけで、特に腎機能に影響する疾患はなく、元々の<瘀血体質>や高齢化に伴うものと考えられました。

そこで漢方薬は、オウギ製剤や活血薬、免疫調整作用ある製品などをお使いいただきました。
その後2か月後に検査を受けられ、クレアチニンは2.44まで低下しました。

かなり改善されたので、その後も継続されています。もちろん透析は見送りになり、喜んでいただきました。

腎機能低下は完治することはないので、漢方薬や食生活の改善などで良い状態を上手に維持することが大切です。
腎機能低下はご相談ください。

芍薬の根は漢方生薬です

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: オウギ製剤, 冠元顆粒, 活血薬, 田七人参, 瘀血体質, 腎機能低下

高齢者の腎臓病に対する漢方薬 1

2025年5月22日 by 健伸堂

高齢化社会に伴い様々な疾患が増えていますが、そのうちのひとつに腎機能低下があります。

腎機能を表す指標のeGFRは、血清クレアチニン値、年齢、性別などから計算される数値で、10未満になると透析の対象となります。

しかし高齢者の透析は、合併症併発や認知症の進行など多くの問題があり、できるだけ避けたいものです。

漢方では、それらの問題を避けるため、クレアチニン値やBUN値を改善することが可能です。

80歳のHさん、クレアチニン値が一昨年より上昇し続け、2.93になったので心配になり漢方相談にお越しになりました。

Hさんは昔から高血圧傾向があり、10年前には脳梗塞を起こされ、昨年も再発されたとのこと、また高脂血症や前立腺肥大もありました。
漢方では、<痰濁瘀血>体質と見られましたが、まずは腎機能改善を優先することとしました。

そこで漢方薬は、活血薬や利水薬、オウギ製剤などをお使いいただきました。
そして3か月後の検査ではクレアチニン値が2.34にまで低下しました。
体調も良く、その後も継続服用されています。

また、食生活の見直しもアドバイスをしています。
腎機能低下は、漢方薬だけでなく、食事や運動も関連しますので、様々な面から考える必要があります。
腎機能低下はご相談ください。

連翹(レンギョウ)の花が満開(4月の写真)

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耳鳴りと難聴の漢方

2025年5月17日 by 健伸堂

高齢化に伴い、耳鳴りや難聴の方は増えています。
特に耳鳴りは人口の20%の人にあると言われ、その多さに驚きます。

西洋医学ではステロイドや血管拡張剤、ビタミン剤などが使われますが、病的でない耳鳴りは老化現象として治療方法はありません。

一方、漢方では様々な対処方法があり、ストレス軽減、水分の代謝、血流改善、緊張緩和、そして老化に対する方法としての<補腎剤>があります。
短期間で治まるケースや、年単位で改善するケースもあります。

65歳のKさん、元々蝸牛型メニエールの疾患があり、状況によって耳鳴りや閉塞感が強くなることがありました。

耳鳴りは、キーンという時と、ブーンという時がありました。症状は1日中続き、特に夕方や疲れたときに憎悪するので、漢方薬はキーンという症状に対して肝腎不足を補う<滋腎通耳湯>や、ブーンという音と耳閉感に対して清熱化痰作用の<温胆湯>を併用しました。

1ヵ月後、耳閉感が少し改善したのですが、耳鳴りは変化なく再考しました。

さらに詳しくお聞きすると、気圧の低下で悪化、ストレスも受けやすい、寒い日は不調などから、補腎陽の作用がある<八味丸>や、平肝潜陽・化痰作用の<釣藤散>をお使いいただきました。

その後も状況に合わせ、漢方薬を変更しつつ1年半継続され、牛車腎気丸と温胆湯でようやく治まってきました。

結果からみてKさんの場合は、原因としては「腎陽虚:生命エネルギーの低下、不振、疲れやすい、身体の冷え」と「痰濁内擾:ストレスも影響して、身体に湿が滞留し、頭部に熱を持っている状態」があると考えられました。

そして、改善に時間がかかったのは、補腎は時間ががかる体質改善であることや、電話相談によるために正確に体質を捉え切れなかったことが原因と思われます。

やはり漢方相談では直接対面して体質判断をすることが重要になります。

ご相談はお気軽にどうぞ

雨で潤うハナミズキ

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5月病と中医学

2025年5月7日 by 健伸堂

ゴールデンウィークも終わり、日常が始まりました。

この時期は、何となく疲れが残り、やる気がでない、勉強や仕事に身が入らない、寝付きが悪くなるなどの方が多く見られます。
心と身体が一致しない体調不良、いわゆる【5月病】の時期です。

中医学的に健康な状態とは、五臓六腑の働きを司る「気」と生命活動の営養である「血」でバランスよく維持されることです。

つまり食事から摂取した営養物が臓腑の働きにより気血が作られ、全身に送り出し、日中は体の動きを支え、やる気を生みます。
夜になると「血」の濡養作用で興奮した神経を鎮め、体を休め、入眠状態に入ります。

この時期、気の巡りと充分な血の流れがないと、体がアンバランスに偏り、自律神経が乱れ、様々な不調が現れます。
中医学では【気虚血少】と捉えます。

漢方薬としては血を補うものとして<婦宝当帰膠>や、不安、不眠などメンタルのトラブルが多い場合に<心脾顆粒>などの併用がお勧めです。

食欲がない、朝起きが辛い方には<補中丸>などで元気で朝起きできるようになります。

その他にもストレスに対応する<エゾウコギ配合食品>などもよく使います。

生活面も見直し、夜更かしをやめ、温かく消化しやすい食事で元気を取り戻すことや、精神面のリラックスには適切な運動も大切です。

お気軽にご相談ください

オオデマリが満開

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カテゴリー: ちょっと一息コラム, 疲労感・倦怠感, 自律神経失調症, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: 五月病, 婦宝当帰膠, 心脾顆粒, 気虚血少, 補中丸

チック症状が増える季節

2025年4月22日 by 健伸堂

春先は子供のトラブルが増える季節、特にチック症状、下痢や腹痛、学校への行き渋りなどが見られます。
こんな時は親がゆったりとして子供さんを安心させて見守ってあげることですね。

昨年の春の事、中学2年生のNくん、チック症状が始まりました。

手を振る、目をパチパチするなどで、当初は親御さんもそのうち治まると思われていましたが、その後頻度が増えてきたので心配になり、相談をお受けしました。

詳しくお聞きすると、以前もチックは見られた、幼少の頃から怖がりで落ち着きがない、緊張しやすい、慢性鼻炎がある、などでした。

そこで漢方薬は、不安感を取り除く<桂枝加龍骨牡蛎湯>をお使いいただきました。2週間後には症状は半減し、1か月後にはすっかり治まりました。

ストレスは今後も続くので、しばらくは継続されることになりました。

なお、神経質な子供さんには慢性鼻炎があるケースが多く見られます。
その理由は

緊張などで気が上がる⇒口渇が生じやすい⇒水分を多く摂る傾向⇒湿が滞留し慢性鼻炎を生じる⇒アレルギーを起こしやすい
というメカニズムが考えられます。

子供さんの症状には穏やかな漢方薬がお勧めです。

ご相談下さい。

春の味覚・ワラビがとれました

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カテゴリー: 小児・子ども タグ: チック症状, 新学期, 桂枝加竜骨牡蠣湯

いちばん大切な水と空気

2025年4月17日 by 健伸堂

人間にとって欠かせないもの、当然のことですが空気と水と食料。
それも、できるだけ良質で快適なものでありたいですね。

私事ですが、直接飲む生水は、昔は山水や地下水を使っていたこともあり、現在はミネラルウォータや京都・伏見の神社に湧き出る地下水をいただきに行っています。

贅沢と言われるかもしれませんが、地下水は安全でとても美味しいもので、健康の源でもあります。

伏見・御香宮の地下水

先日大阪の千早村で売られている「山の豆腐」をいただきました。

大豆も良いのでしょうが、伏流水を使われていて、とても美味しかったです。

もちろん、京都にも地下水を使った美味しい豆腐がたくさんあります。
京料理もおいしい水が必須です。

今京都では北陸新幹線延伸による地下トンネル工事が問題になっています。
一度失うと復活が不可能な自然の宝物、無くしたくないですね。

人間の体の水分は60%程度、その水が健康的なものであることが大切と考えます。

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カテゴリー: 店長の日記 タグ: 京都, 地下水, 空気, 自然

高齢者の坐骨神経痛

2025年4月15日 by 健伸堂

坐骨神経痛は腰から足に続く坐骨神経が刺激を受けて痛みや痺れが生じる疾患です。

漢方ではその原因を、風、寒、湿、血瘀、肝腎不足などと捉えますが、これらの要因が重なり合って複雑になっているケースがよくあります。

88歳のKさん、数年前から足腰の痛みが酷くなり、特に朝起きが不調で立つのが辛いこともありました。
身体は冷えが強く、脚はむくみやすく、朝方は脚がつることもよくありました。

そこで原因は年齢による筋肉量の低下や、下肢の冷えと考えて、<風寒湿痺>、<肝腎両虚>に適し、高齢者にはよく用いる<独活寄生湯>をお使いいただきました。

また、脚がつることも考え、<補血>と<活血>作用の<疎経活血湯>を併用いただきました。

最初の数か月間は痛みが軽減し、脚のつりも軽減していたのですが、寒い時期になると再び痛みが出始めました。むくみも続いていたので漢方薬を変更し、<五積散>をお使いいただきました。

その後は痛みが軽減しています。

但し、年齢と共に筋肉は衰えていくので、さらに<補腎薬>や<活血通絡薬>が必要になるかと思います。

状況が変わればそれに合わせて漢方薬も変えていくのが通常です。

神経痛もご相談ください。

モクレンの花が満開

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カテゴリー: 手・脚・膝の痛み, 神経痛 タグ: 五積散, 坐骨神経痛, 独活寄生湯, 疎経活血湯, 脚がつる, 高齢者
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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