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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

睡眠障害

上半身が熱くて眠れない

2025年6月26日 by 健伸堂

梅雨に入ったというのに、厳しい暑さの日々が始まり、真夏の様相です。
そのため夜間の気温が下がらず、エアコンを入れていても寝苦しい日が続きます。

76歳の男性Kさん、足は冷えるが上半身は暑がり、汗をかきやすく、口渇もあるタイプで、冬の間も睡眠時に上半身が熱くなり、汗ばんで目覚めることが何度もありました。

漢方では陰虚火旺のタイプと捉え、睡眠の改善に<黄連阿膠湯>を使ってもらったところ、すぐに睡眠がよくなりました。

その後調子が良く服薬は中断していましたが、最近の暑さのため再び睡眠時に上半身が熱くなり、汗が出て目覚めることが多くなりました。

そこで再び<黄連阿膠湯>を眠前にお使いいただいたところ、すぐに効果が見られ、睡眠は良くなりました。

冬の間の症状だけでなく、夏も同じ症状なので同じ漢方薬が合ったようです。

不眠のための漢方薬はたくさんありますが、陰虚火旺タイプの方には黄連阿膠湯がよく適合します。
<睡眠時に上半身が熱くなる>というのが見極めのためのキーワードですね。

不眠の相談もお気軽にどうぞ

ヤマモモが実りました

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カテゴリー: 多汗, 睡眠障害 タグ: のぼせやすい, 上半身が熱い, 不眠, 熱がり, 陰虚火旺, 黄連阿膠湯

不安感による動悸

2024年8月20日 by 健伸堂

不安感に伴って、動悸や血圧上昇、狭心痛などを生じることがよくあります。

55歳のMさん、昨年から大きなストレスがあり、それをきっかけに息苦しさや胸の痛みなどが出るようになりました。

病院で様々な検査を受けられたのですが、特に問題はなく心因性と思われました。

他には、気分がザワザワする、不安感がある、時々動悸がする、左肩や背が痛む、ドキッとしやすい、中途覚醒が多い、少しのぼせ気味、などの症状がありました。

そこで漢方薬は、重鎮安神薬の柴胡加竜骨牡蠣湯などと、腎精を補う参馬補腎丸、睡眠の改善には酸棗仁湯をお使いいただきました。

その後2週間で不安感やザワザワ感が軽減し、動悸も治まりました。
睡眠は中途覚醒しても二度寝ができ、身体も楽になってきました。

心身一如というように、心のトラブルには身体を元気にすることも必要で、補腎剤などを併用すると改善が早くなります。

お気軽にご相談ください。

16日の五山の送り火・左大文字

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カテゴリー: 動悸, 睡眠障害, 自律神経失調症 タグ: 不安感, 動悸, 参馬補腎丸, 息苦しさ, 柴胡加竜骨牡蠣湯, 狭心痛, 補腎薬, 酸棗仁湯, 重鎮安神薬, 養心安神薬

感覚過敏と漢方

2024年7月25日 by 健伸堂

感覚過敏には聴覚、視覚、嗅覚などが過敏になるタイプがあります。
いずれも、ストレスを受けやすく、不安や緊張、気鬱などの強い方によく見られます。

一方、HSP(Highly Sensitive Person)は心理学における「生まれつき非常に繊細な人」を言います。

26歳のMさん、仕事のストレスが引き金となって、様々な症状が出始めました。
・強い倦怠感で動けない
・聴覚過敏で音楽も聞けない
・頭痛が頻繁にする
・不眠が続く
・不安感が強い
・イライラ感がある
・咽がつまり、息苦しい
・吐き気が毎日
など、多岐にわたる症状でした。

舌診では、淡舌・舌尖紅で、気血が不足・気分の高揚が見られました。

そこでまずは気分を落ち着かせるために甘麦大棗湯を、吐き気を軽減し食事がとれるように半夏厚朴湯を使いました。

その後、不安感の軽減に帰脾湯、睡眠の改善に酸棗仁湯など、ひとつづつ改善を目指しました。

過敏症に対しては、重鎮安神剤を継続していただきました。

あわせて、散歩などで身体を動かし、自然と触れ合うなどに努めていただきました。

4か月経過した頃から過敏症状は軽減し始めるとともに、不安感など様々な症状が改善してきました。
また胃腸の働きも良くなったのか、体重も増えて来ました。

まさに「心身一如」で、心の元気に合わせて身体も元気になり、良い循環が生まれてきた成果と思われました。

結果から考えると、様々な症状改善に合わせて重鎮安神剤を継続したことで安定したものと思われます。

過敏症のことならご相談ください。

鮮やかなタチアオイの花

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カテゴリー: 嘔吐, 疲労感・倦怠感, 睡眠障害, 胃痛・胸やけ・膨満感, 自律神経失調症, 頭痛・偏頭痛, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: HSP, ストレス, 不安感, 半夏厚朴湯, 帰脾湯, 感覚過敏, 桂枝加竜骨牡蠣湯, 甘麦大棗湯, 頭痛

ストレスによる不眠

2024年7月18日 by 健伸堂

不眠の原因はたくさんあり、タイプによって漢方薬が異なりますので、正確に原因と体質を把握することが大切です。

27歳のYさん、仕事が忙しいことに加え、ストレスも強く感じられて、最近不眠が強くなってきました。

寝つく時には考え事が頭をめぐり、寝ついても2時間余りで目覚め、その後も中途覚醒が多くありました。また不安感もあり、時には動悸がすることもありました。

さらに胃痛が時々あり、季肋部が痛むこともあったので、明らかにストレスが原因と思われました。

舌診では、淡舌・歯痕・白苔で気血両虚と見られました。

そこで気血不足タイプに適し、不安感を軽減しリラックスさせる、桂枝加龍骨牡蛎湯を眠前にお使いいただきました。

その結果3日後には寝つきも中途覚醒も改善され、睡眠は良くなりました。

漢方薬がピッタリ合うとほぼ即効性で効果が見られます。

不眠のことならご相談ください。

真っ白なテッポウユリ

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緊張と不安の四月病

2024年4月23日 by 健伸堂

五月病はよく知られていますが、最近は四月病という言葉が聞かれます。

もちろん正式な病名ではありませんが、新年度、新学期、新就職などを迎えた方が、環境の変化によって躁鬱状態になったり、気力をなくしたり、不安を感じるような状態です。

大学生のAさん、新年度が始まり就活も忙しくなる時期を迎えたのですが、その前から緊張や不安が強くなり、気力が低下してきたので、相談にお越しになりました。

詳しくお聞きすると、頭はボーとする、首や肩が強く凝る、咽が詰まる感じが強い、何もしていないのにすごく疲れる、睡眠が良くない、少し下痢気味など様々な症状がありました。

そこでまずは不安感を軽減し、考えすぎのために起きている脳疲労を軽減するよう、理気行気薬や養心安神薬をお使いいただきました。

2週間後、気分は少し楽になり、緊張感はましたが、まだ気力は出ないのでストレスに対する反応を緩和する健康食品などを併用いただきました。

そして1ヵ月後には緊張感が取れて、その後の事を考えられるようになってきました。

四月病への対応が遅くなり五月病、あるいは六月病と長引くと、改善はさらに難しくなります。
早い時期に対応することが大切です。

お気軽にご相談ください。

綿のようなコデマリの花

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HSPと更年期の不定愁訴

2023年11月4日 by 健伸堂

HSPとはハイリー・センシティブ・パーソンの略称で、感受性が強く敏感な気質もった人を言います。

そのため、少しのことでも気になり、落ちこむ、急な変化に弱く動揺する、些細なことでも深く考えすぎてしまうなどの先天的な性質であり、精神疾患ではありません。

ただし、その性質が日常生活に影響を及ぼす場合は、気分に作用する漢方薬を使うことで改善が可能です。

50歳のKさん、家族の心配事をきっかけに、胃が重くなり、下痢気味、食欲低下、寝汗、不安感、不眠などが出てきました。年齢的にも更年期の時期で、ホルモンの影響もあったかもしれません。

そこでまずは体の元気の源である胃腸を整える、健脾・降気薬や化痰。・理気薬を、不眠には、滋陰・養心安神薬などを併用いただきました。

結果、少しづつ症状が改善されてきましたが、便秘と関節部位の痛みが改善しないのでお薬を潤腸通便薬や疎肝薬に変更しました。

更年期の時期にはいわゆる不定愁訴が多く見られますが、元々HSPの方はその症状が強く現れる傾向があります。

先天的なHSPと更年期の症状は、時間をかけてこまかな対応が必要になります。

秋の伊吹山

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カテゴリー: 便秘・下痢・軟便, 手・脚・膝の痛み, 更年期障害, 睡眠障害, 胃痛・胸やけ・膨満感 タグ: HSP, 不定愁訴, 不眠, 更年期, 胃腸障害

気力低下の季節

2023年9月16日 by 健伸堂

東洋医学の考え方、五行説に「五志」があり、身体に影響を及ぼす心の動きのことを言います。

五志には、「怒・喜・思・憂・恐」があり、秋はこの内の「憂」にあたり、なんとなく気持ちも沈みがちになりやすい季節です。

Aさんは毎年9月~10月の時期、気分が低下し、何もやる気がなくなるとのこと、季節の変わり目が自律神経に影響していると思われました。

他には、睡眠が浅い、疲れやすい、年齢も更年期の時期、舌診では胖大で白苔、気虚によって水分の代謝も良くない状態でした。

そこで補気剤に合わせて心血を補い、気分をリラックスさせる漢方薬をお使いいただきましたところ、
2週間後には気分は楽になり、睡眠も改善してきました。

古典でも、秋は気が内向く季節なので、無理に外に向かって事を起こさないほうが良いとされています。

心静かに、気持ちを平穏に保ち、過度に感傷的にならないように過ごしたいものです。

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ピンクのオシロイバナ

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カテゴリー: 睡眠障害, 自律神経失調症 タグ: 五志, 心脾顆粒, 秋は憂, 麦味参

更年期の不眠症

2023年7月21日 by 健伸堂

不眠の漢方薬はたくさんの種類があり、症状と体質によって選びますが、特に更年期の方や自律神経トラブルの方の場合によく使う漢方があります。

56歳のKさん、先月旅行に行かれた後から不安感や動悸が出はじめ、眠れない日が続きました。

特別なストレスはなく、原因は不明。
以前い使われていた酸棗仁湯を使われたが全く眠れず、相談に来られました。

状態は、手足がほてる、気が焦る、寝汗が多い、日中はフワーとなる、などでした。
そこでこの状態は<心火亢盛>と捉え、黄連阿膠湯をお使いいただきました。
結果、漢方薬を飲んだ初日から睡眠が良くなりました。

59歳のIさん、以前から更年期に伴う不定愁訴があり、特に頻尿、吐き気などに漢方薬で対応して落ち着いていましたが、先日から西洋薬の抗不安薬を減薬されたところ全く眠れなくなりました。

状態は不安感や動悸、ザワザワ感もあり、心火亢盛の状態とみて、黄連阿膠湯をお使いいただきました。
その結果、服薬後の2日間はよく眠れたとのことでした。

いずれも更年期年代の方で、症状が同様でしたので、この漢方薬でほぼ即効性で効果が見られました。

同様のお悩みの方は多いと思われます。
お気軽にご相談ください。

投稿者:古村学

夏の花・百日紅(サルスベリ)

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カテゴリー: 不定愁訴, 不眠, 動悸, 睡眠障害, 自律神経失調症 タグ: 不眠, 寝汗, 手足ほてり, 更年期, 黄連阿膠湯

ほてりと不眠

2022年12月3日 by 健伸堂

寒くなってきたのに手足がほてって熱いケースがあります。
漢方では四肢煩熱と言い、多くは腎陰虚や肝陰虚が原因となります。

73歳のKさん、10月頃から睡眠が不調になり、寝つきは良いが、ちょうど4時間で目覚めてしまい、その後は寝られず、朝方にウトウトするような状況が続きました。

夢は多く、熟睡ができず、目覚めたときは心拍音が大きく聞こえました。
さらに手足がほてり、布団の冷たい部分を握ると落ち着くような状況でした。

そこでストレスが関係していると考え、<抑肝散>や<天王補心丹>を使いましたが改善しないので、次に麝香や沈香を含む、鎮静効果のある漢方薬を使いました。

その後は、中途覚醒の後の二度寝が少しできるようになりましたが充分ではなく、
次に<黄連阿膠湯>を使ったところ、手のほてりが軽減し、同時に睡眠も5時間以上寝られるようになりました。

56歳の女性Mさん、更年期障害によるほてり、熱感、不眠、めまい、イライラなどがあり、女神散や半夏白朮天麻湯などをお使いいただいていましたが、最近ほてりが強くなり、睡眠も悪くなってきたとのこと。

そこで眠前に<黄連阿膠湯>をお使いいただいたところ、熱感、ほてりが軽減し、睡眠も良くなってきました。

黄連阿膠湯は、「滋陰降火、安神徐煩」の作用があり、熱をさまし、気分を安定させる薬で、不眠やのぼせ、皮膚疾患、に使う薬です。
ただし、おなかが冷える方、冷え症の方には胃もたれが生じやすく、注意が必要です。

このような煩熱に伴う症状は、高齢者や更年期の時期の女性によく見られます。

投稿:古村学

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紅葉のじゅうたん 

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レム睡眠行動障害

2022年9月10日 by 健伸堂

睡眠中に見ている夢によって、手足が動いたり、言葉を話したりする症状で、男性によく見られます。

68歳のTさん、コロナ流行に伴うストレスが原因で、夢の中での会話で実際の声が出る、スポーツの腕を動かす夢で実際に腕が動くなどの症状があり、相談をお受けしました。

以前からよくあるご相談で、ストレスによる無意識の緊張などで気がうまく巡らないためと考え、肝気を抑制する漢方薬をお使いいただきました。

その後1か月で少し改善したのですが、また別のストレスがかかり、再発状態になりました。

そこで服用量を少し増やしたのですが変化ないので、不安を軽減することで睡眠を良くする安神剤を併用いただきました。

結果、睡眠は良くなり、症状もかなり軽減しました。

新たなストレスがかかると再発するかもしれませんが、これらの薬ですぐに治まるものと思われます。

65歳のMさん、就業時の仕事のストレスが大きかったようで、退職後なのに睡眠時に腕を大きく振るなどの睡眠障害がありました。
もちろん意味不明な話声がでたりし、中途覚醒も多く、お困りでした。

Mさんも、肝気を抑える漢方薬をお使いいただきました。

しばらくすると言葉や腕の動きは少なくなりましたが、中途覚醒は相変わらずで良くなりませんでした。

そこで、やや小太りで痰湿タイプを目標に、<温胆湯>を併用いただきました後、睡眠も改善されました。

もし再度症状が出た時は、これらの漢方薬ですぐに治まるものと考えます。

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投稿者:古村学

涼を求めて

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カテゴリー: 睡眠障害 タグ: 夢, 抑肝散加陳皮半夏, 温胆湯, 酸棗仁湯
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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