胃腸機能低下と期外収縮
不整脈の多くは期外収縮によるもので、西洋医学ではその原因は心臓疾患や自律神経のバランスが崩れた時に起きるとされます。
しかし、それ以外にも胃腸機能の低下によって起きるケースもあります。
60歳のTさん、以前から期外収縮が起きる月と治まる月が2~3ヶ月毎にありました。
循環器で心電図と24時間ホルターの検査を受けられましたが、特に問題はなく、治療もありませんでした。
そこで漢方薬を試してみようとご相談をお受けしました。
期外収縮が最初に起きたのは、食べすぎた時に胸がトクンとなって咳をするという症状でした。
症状が出やすいのは春から夏にかけて多く、一度発症すると数時間続き苦しくなっていました。
Tさんは以前から逆流性食道炎の傾向があり、胃腸機能は良くない状態でした。
舌診では、黄膩苔で胃の負担が大きく、胃もたれしやすいようでした。
そこで漢方薬は半夏瀉心湯をお使いいただきました。
さらに発症した時の頓服として、センソ製剤をお持ちいただきました。
その後2週間程度で期外収縮は治まり、ずいぶん楽になりました。
結果からみて半夏瀉心湯が適合したようでした。
この薬はみぞおちが痞えて、おなかがゴロゴロする、下痢や吐き気、胃もたれなどに使うもので、このような脾胃の運化作用が失調すると心血不足になり、心臓の働きにも影響が出ます。
胃腸機能はすべての臓器に対して影響を与える大切な臓器です。
苔のじゅうたんに木漏れ日が美しい
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