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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

口内炎・舌の痛み

難治性口内炎の漢方

2025年10月14日 by 健伸堂

難治性口内炎とは、胃腸機能の低下に伴う口内炎ではなく、数週間経っても治らない口内炎のことをいいます。
原因は、免疫疾患や感染症に関連している場合など様々で、原因不明の場合もあります。

55歳の男性Yさん、今年春先から口中が荒れて痛み、舌の先や辺縁部も痛み始めました。
病院で抗体検査等の様々な検査を受けられましたが、天疱瘡の疑いもなく、原因不明で、アレルギーではないかと歯科の受診を勧められました。
さらに西洋薬の副作用ではないかと、西洋薬も減らされました。
しかしその後も痛みは治まらず、食事するのも辛くなるほどでした。

そこで漢方薬はまずは<甘露飲>を使ってみたところ、少し変化があったものの、痛みは治まりませんでした。
結果この炎症は、単に胃腸機能低下による<胃熱>が原因だけでなく、ストレスなども関連しているように思われました。

そこで再考し、上部の血熱を冷ますものと、ストレスを緩和する疎肝剤を併用しました。

2か月後、痛みは軽減して食事も摂れるようになってきました。
結果からみて、原因はストレスにより気が上がり、頭部に熱をもって炎症に繋がったように思われます。

とにかく食事を摂れるようになって喜んでいただきました。
口内炎などご相談ください。

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カテゴリー: 原因不明, 口内炎・舌の痛み タグ: アレルギー, 加味逍遥散, 桂枝五物湯, 甘露飲, 難治性口内炎

口中異常感症の漢方

2025年8月5日 by 健伸堂

最近よく相談を受ける疾患に口中異常感症があります。

症状は様々で、口が苦い、口中がザラザラする、ヒリヒリする、味覚異常などがあります。

これらの症状に対する漢方での捉え方は、

・口が苦い・・ストレスや緊張、あるいは不安感などで、肝胆の欝熱が生じ、胆汁の味が口中にする

・口が甘い・・口甜といい、脾胃の湿熱が口中に出る

・口が塩辛い・・腎虚傾向の、高齢者や病後の人に生じる

・口がヒリヒリ・・陰虚内熱で口中が乾燥して痛む

などそれぞれの体質的な原因があります。

いずれも、原因となっている事柄を改善すると治まります。

今から10年前、63歳のYさんから、朝起きた時に口が苦くて気になるとのご相談をお受けしました。
特に胃腸トラブルはなく、便通も正常。他には、右わき腹が張る、押さえると痛むとのことでした。

この症状の原因は明らかにストレスと考え、小柴胡湯をお使いいただきました。そして2日後には口中の苦みや、脇腹の痛みは緩和し、1週間で完治しました。

それ以降、時々同じ症状が出るので、小柴胡湯を常備薬としてお持ちいただいています。
ストレスはなくなることがないので、症状は繰り返しますが、服薬ですぐに治まります。

口中の様々な症状、ご相談ください。

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カテゴリー: 口内炎・舌の痛み, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: わき腹が痛い, ストレス, 口が苦い, 口中異常感症, 小柴胡湯

更年期の舌痛症と漢方薬

2025年7月29日 by 健伸堂

43歳のSさん、突然に口の中とほっぺが痛みはじめ、舌の違和感があり、、歯もズキズキし、口の渇きが出始めました。

そこで歯科の診察を受けられましたが、特に異常なく、漢方相談をお受けしました。

このような症状は過去にも更年期の女性によく見られた<陰虚内熱>の状態、すなわち年齢とともに身体の潤いが減少し、そのため内熱を冷ますことが出来ないために起きる症状と考え、

漢方薬は、まずは症状改善を目的に、口内炎などによく用いる清熱補陰薬の<甘露飲>をお使いいただきました。
そして2週間後には、唾液が少し出るようになり、痛みも軽減してきました。
しばらく続けると、治まるものと考えます。

口中の症状が治まれば、その後は身体全体の潤いを増すものに変更する予定です。

病名はなくても、症状から考えることで適する漢方薬が決まります。

ご相談ください。

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カテゴリー: 口内炎・舌の痛み, 更年期障害 タグ: 更年期, 甘露飲, 舌痛症, 陰虚内熱

舌痛症の改善に漢方薬  2

2025年7月12日 by 健伸堂

舌痛症の原因は前回書きましたように、漢方で言うところの、肝・心・脾・腎などの働きと関連しています。

<57歳女性の症例>

57歳のNさん、咽がつまる、舌がピリピリする、口中の粘膜もピリピリするので、耳鼻科や内科の診察を受けましたが、特に異常はみられないとのことで、相談をお受けしました。

他には、逆流性食道炎ではない、肩や首が強く凝る、頭部が熱い、などがありました。

Nさんは親の介護などで忙しく、ストレスも多いようでした。
年齢的にもホルモンバランスが変動する時期で、それも影響していると思われました。

そこでこれらの症状はストレスが原因と考えられ、疎肝剤の加味逍遥散などをお使いいただきました。

そして20日後、ピリピリ感は軽減し、頭部の熱感も軽減しました。
年齢的な要因もあるので、このまま継続されています。 

この事例では、舌痛だけでなく、咽がつまる、頭部が熱い(のぼせ)などの特徴的な症状があり、原因は<肝気鬱結>が明らかでした。

漢方薬はその方の体質が正確に把握できれば、改善も1か月以内に結果が出ます。

ご相談ください。

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カテゴリー: 口内炎・舌の痛み タグ: ストレス, 肝気鬱結, 舌痛症

舌痛症の改善には漢方薬 1

2025年7月3日 by 健伸堂

舌痛症は女性によく見られる症状で、その原因はたくさんあります。

・胃腸機能の低下によって<胃熱>が生じ、口内炎のような痛みが生じる

・イライラや過度の緊張などにより、<心火>が盛んになり、舌尖が紅く痛む

・ストレスが継続すると<肝気鬱結>状態になり、舌の辺縁部や周囲が痛む

・ストレスや高齢化などで<腎虚>状態になったときに、舌の上部や辺縁部が痛む

などがあり、その方の体質や発症経過を合わせて考えます。

<71歳女性の腎虚による舌痛症例>

71歳のYさん、舌の辺縁部がピリピリ痛むという相談をお受けしました。
舌色は淡紅、薄白苔で正常舌、目視では異常はなく、口腔外科でも異常なしとの診断でした。

睡眠は中途覚醒が多く、夢が多い、脇腹が張る(胸脇苦満といいます)などがあり、他の疾患で治療中なので、そのストレスが原因と思われました。

そこで漢方薬は、疎肝剤の加味逍遥散などを使っていただきましたが、2週間後症状は変わりません。

そこで再度詳しくお聞きすると、特にストレスは感じていない、夜間尿が多い、朝方に口が塩辛く感じるなどの特徴的症状がみられたので、これは<腎虚>が原因と考えられました。

そこで漢方薬は、補腎剤の牛車腎気丸などをお使いいただきました。

20日後、少し変化があり、痛みを忘れる時もあるとのことで漢方薬が合ったようでした。

その後1か月服用いただき、痛みはすっかり消えました。

年齢が高くなると<腎虚>による舌痛症が出やすくなります。

お気軽にご相談ください。

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カテゴリー: 口内炎・舌の痛み タグ: 牛車腎気丸, 肝鬱, 腎虚, 舌痛症

舌痛症の漢方

2024年2月26日 by 健伸堂

舌が痛む原因は、西洋医学的には乾燥や感染症などによる炎症、腫瘍、神経痛などが考えられます。
また、舌の表面が痛いのか、内部が痛いのかによっても異なります。

漢方では、心・脾・肝・腎など多くの臓腑の経絡が舌に繋がっていて、舌の痛みの部位によって考えることもありますが、多くはストレスやホルモンバランスなどに関連しています。

42歳のSさん、咽の奥と、舌の裏が痛むので相談に来られました。
痛みは舌の表面ではなく、中の方が痛み、舌を動かすと違和感がありました。

病院は、耳鼻科や脳神経外科で検査を受けられ、特に問題はありませんでした。

その他には、首や肩の凝り、顎の痛み、顎関節痛、くいしばり、頭痛や頭重感、目の奥の痛みなどがありました。

そこでこの痛みが顎関節症と関連しているのではと考え、ストレスや頭部の緊張、こわばりを軽減する疎肝理気剤と解表止痛剤をお使いいただきました。

そして2日目には痛みが消失し、喜んでいただきました。
さらには、イライラ感や頭部のこわばり、頭痛などが少し改善しました。

結果から考え、Sさんの痛みの原因は、仕事のストレスや忙しさで、頭部の緊張が強くなり、
舌の痛みに繋がったと考えられます。

MR検査まで受けられても原因不明だった症状が、漢方薬ですぐに治ったうれしい事例です。

ご相談はお気軽にどうぞ

紅梅が満開

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三叉神経痛と舌咽神経痛

2023年6月26日 by 健伸堂

40代のMさん、三叉神経痛と舌咽神経痛で漢方相談をお受けしました。
三叉神経痛を約一年前から、舌咽神経痛を数年前から患っておられました。

食事や歯磨きのときに痛みを感じ、他にも眼の奥の痛みや頭痛など、様々な痛みにお悩みでした。

病院で処方されたテグレトールやリリカには、あまり効果を感じられなかったそうです。

疲れやすい、胃弱、歯をくいしばる、お腹が張る、爪が割れやすい、冷え性、冷えのぼせ、顔や手のひらの火照り、脚のむくみ、イライラ、不安、緊張等々、多方面の不調をお持ちでした。

まずは今困っている痛みを早急に取ることが一番と考え、清上けん痛湯と平肝熄風薬をお使いいただきました。

2週間後、痛みの強さは半分以下〜3分の1程度になり、むくみ、イライラ、歯の食いしばりなども軽減・改善しました。

痛みは生活の質を低下させますので、痛みが軽減するだけで毎日の生活が快適になります。

漢方薬は効くのに時間がかかると思われがちですが、比較的早期に効果が現れることもありますので、ご相談ください。

★ご相談はこちらからお気軽にどうぞ!→

薬剤師 村上陽平

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カテゴリー: 口内炎・舌の痛み, 喉の痛み・つまり, 神経痛 タグ: 三叉神経痛, 清上けん痛湯, 舌咽神経痛

口腔内の水ぶくれ

2021年9月7日 by 健伸堂

57歳のYさん、1年前に口の中に水ぶくれができたので、咽喉科で焼いてもらわれました。
その後は、頭皮湿疹や身体の湿疹が出たり、歯磨きをすると歯茎がめくれて出血が多くなるなど、皮膚粘膜のトラブルが続きました。

そしてまた口腔内に水ぶくれが出てきたので、ご相談を受けました。

詳しくお聞きすると、水ぶくれは突然にできて破れ、場所はマチマチ、赤みや痛みが伴いました。
皮膚を擦ると皮膚がはがれる感じがする、皮膚のアレルギー反応が多い、などがありました。


この症状は、口内炎のように胃腸が弱いために起きるものではないようでした。

舌診では、淡舌、胖大、白苔で、血虚痰湿傾向でした。

そこで原因は表虚、すなわち皮膚粘膜が弱いために起きていると考え、衛気を高める漢方薬や柴胡剤をお使いいただきました。

その後、水ぶくれは全くできず、咽の痛みや口中の傷、湿疹などもほとんど改善しました。

結果からみると、元々の表虚体質とアレルギー体質によって生じているようでした。

短期間で改善して、大変喜んでいただきました。

ご相談はこちらからどうぞ

鞍馬・木の根道

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長い間の口内炎

2018年10月29日 by 健伸堂

28歳の女性Yさんは、風邪を引いて高熱が出た後に口腔内や舌が荒れました。

その後口内炎だけが残り、病院で出されたステロイド軟膏を塗り、それでも治らないのでレーザー治療を受けましたが、治まりませんでした。

更にその後もいろいろな薬を塗布していましたが、ますます悪化し、食べることは愚か、歯を磨くことも出来ず、口の渇きが酷くなり、もう限界と思われ、ご相談を受けました。

詳しくお聞きすると、のぼせがあり、舌診では<微紅舌=熱が上昇っている> <白苔=口渇があるため水分摂取が多い>という状態でした。

それらから、漢方で<胃陰虚・湿熱>の状態で、原因は鎮痛剤などによって消化器の水分が失われ、そのため口渇が生じ水分を多く摂ってしまう、しかし胃には水分が入るが、細胞レベルでは水分が失われて、炎症がおきている、これが口内炎の原因となっていると考えました。

そこでまずは口腔内の熱と、その原因になっている胃熱を取るために<甘露飲>をお使いいただきました。

2週間後、赤みは軽減しはじめ、3か月で新たな口内炎は起きずに安定してきました。

その後はのぼせなどの体質的な原因を取り除くことが必要になります。

食べられないことは辛く、まずは飲食ができるようにすることが出来て良かったです。

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繰り返す口内炎

2018年5月23日 by 健伸堂

口内炎は誰にでも見られる症状ですが、繰り返すようになると辛いものです。

50歳のYさんはこの3年間、月に1回は口内炎が発症していました。
舌もピリピリとしたり、咽が詰まる感じなどもありました。
そこで根本的に改善したいと思い、相談にお越しになりました。

詳しくお聞きすると、ストレスも多く、年齢的にも変調が来やすい時期で、原因はストレス性と考えました。

舌診では<淡紅舌> <白苔> で、比較的水分が滞留しているタイプでしたので、乾燥による口内炎ではないようでした。

そこで漢方薬は<甘露飲>や<香砂六君子湯>をお使いいただきました。
結果その後2か月経過しても口内炎は発生せず、舌の痛みも軽減し、気分的にも調子がよくなりました。

口内炎の原因としては

1、陰虚・すなわちのぼせなどで熱が上昇し、口腔内が乾燥して傷つきやすい場合
2、飲食によって胃腸に胃熱を生じて起きる場合
3、慢性的に胃弱な場合

などが多く見られますが、今回は<肝鬱>すなわちストレスで口腔内の潤いが減少して起きている状態でした。

ほぼ即効性で、その後は体質改善を目的に少量お使いいただいています。

梅雨時期・ドクダミの花が美しいですね

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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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