感覚過敏と漢方
感覚過敏には聴覚、視覚、嗅覚などが過敏になるタイプがあります。
いずれも、ストレスを受けやすく、不安や緊張、気鬱などの強い方によく見られます。
一方、HSP(Highly Sensitive Person)は心理学における「生まれつき非常に繊細な人」を言います。
26歳のMさん、仕事のストレスが引き金となって、様々な症状が出始めました。
・強い倦怠感で動けない
・聴覚過敏で音楽も聞けない
・頭痛が頻繁にする
・不眠が続く
・不安感が強い
・イライラ感がある
・咽がつまり、息苦しい
・吐き気が毎日
など、多岐にわたる症状でした。
舌診では、淡舌・舌尖紅で、気血が不足・気分の高揚が見られました。
そこでまずは気分を落ち着かせるために甘麦大棗湯を、吐き気を軽減し食事がとれるように半夏厚朴湯を使いました。
その後、不安感の軽減に帰脾湯、睡眠の改善に酸棗仁湯など、ひとつづつ改善を目指しました。
過敏症に対しては、重鎮安神剤を継続していただきました。
あわせて、散歩などで身体を動かし、自然と触れ合うなどに努めていただきました。
4か月経過した頃から過敏症状は軽減し始めるとともに、不安感など様々な症状が改善してきました。
また胃腸の働きも良くなったのか、体重も増えて来ました。
まさに「心身一如」で、心の元気に合わせて身体も元気になり、良い循環が生まれてきた成果と思われました。
結果から考えると、様々な症状改善に合わせて重鎮安神剤を継続したことで安定したものと思われます。
鮮やかなタチアオイの花
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