心の病

西洋医学では、明らかな精神病を除き、神経症の範疇にはいるものとしてパニック障害、強迫神経症、心身症、対人恐怖症、摂食障害、不眠症など様々な病名がつけられる。

そして安定剤、抗不安薬、抗うつ薬、睡眠導入薬などで症状の改善を図るが、順調に改善される方と、服薬量が増える方とがあり、来られるお客様を見ていると結構難しいようである。

書籍によれば初期治療を確実にし、難治化させないことが指針となっているが、先述の、例えば家庭環境などが変わらなければ簡単にはいかないのではないか?

そこで最近特に見直されているのが<カウンセリング>である。これは次回に。

心の病

昨日の続きですが、心の病に使う漢方薬はたくさんあります。

イライラが強い時や、子供によく使われるのが「抑肝散」、不安感が強いときには「柴胡加竜骨牡蠣湯」など、また極度に不安定とかヒステリーなどに「甘麦大棗湯」等々、掲げだしたらきりが無いほどあります。但し、漢方はその方の体質により異なりますし、ましてや難しい症状ですので、自己判断での使用は絶対控えてください。

心の病は特にカウンセリング的な要素が重要ですので、「はい、薬どうぞ」などというものではありません。しっかり、じっくり聞いてもらえる所でご相談されることが大切です。

漢方によって少しは症状改善されても、根本的な解決は別問題です。その方の置かれている状況の改善や、将来的なことなどに一定の方向性が見出さなければ、根本解決にはならないのです。相談に来られる方もそれは充分承知なんでしょうが、漢方でなんとかしたいという気持ちだけでは難しいです。

なお経験的には、こんなとき気楽に使える「健康食品S」は薬ではありませんが評判は良いようです。

若者の心の病

早速に重い話になりますが・・・

最近、若い方の<心の病>の相談がとても多いですね。フリーターとかニートとか、社会の変化が多いに影響しているのでしょうが、それ以上に・・・子離れしない親と親離れしない子供・・・の問題と感じています。

これらの方に共通するのは、外ではとてもしっかりした方なんですが、一方家に入ると安心感があるのでしょうか、自分を素直に表現し、親に対して争うように<興奮と不安の対局>をするということです。早い時期に自立をさせることが肝心ですが、タイミングを逸するとますます難しくなるようです。

僕はカウンセラーではありませんので解決方法はよくわかりませんが、じっくり話を聞き、気分を楽にしてあげるだけでもと思い、また話の中で自分自信を整理できるのではと思って対応しています。