鬱・不安感・神経過敏・ストレス
特異な症状3
5月のブログに「心の病」を連載していましたが、その後も「うつ病」や「不安症」の方が来られます。これらの方は当然西洋医学の治療をされてはいますが、薬が増えてきて不安になり、少しでも減らせないかと漢方を求めてこられます。しかし、時には漢方薬だけで改善を期待されて来られる方もあります。
25歳男性、関東でひとり住まい、親が電話した時うつ病のように思われたので気になり、息子さんが京都に帰ってこられた時に連れて来られました。
話していると、ごく普通の真面目な、やや神経質な青年でしたが、話の途中でこれはおかしい!と思うことが出てきました。「人がいないのに人の声が聞こえる」 「夜にだれかが来て話しかける」など・・・。
これは精神分裂症(今は統合失調症といいます)の症状で、漢方の範囲ではないと思い、お母さんに説明してすぐ精神科に行ってもらいました。その後の経過はわかりませんが、注意深い観察が必要なことを実感した良い経験でした。
心の病か?性格の問題か?
昨日もお母さんが娘のことで・・・と相談に来られました。話によると、感情の起伏が激しく、うつ状態かと思う時と、荒れて騒ぎ暴れると止められない状態になる時もあるということ。心療内科で相談したところ、精神分裂やうつ病ではないので薬は出ないということで、漢方薬で気分が落ち着くようにしてほしいとのご希望でした。
漢方ではヒステリー症状に対して<甘麦大棗湯>や<抑肝散>を使うことはありますが、どうも病気というより環境や性格の問題のようで、薬はないといってお断りしました。病的なのか性格なのかは本人に会わなければ判断は難しいです。
複雑な社会の中で、バランス感覚を保って過ごすことが出来ない若者が増えているように思います。生活豊かになった分だけ、心は貧困になりつつあります。何とかしてあげたいという気にはなるのですが、漢方ではなく社会の中で解決するしかないようです。
グループ・カウンセリング
再び 心の病 の話です。
カウンセリングを受けようとすると緊張したり新たに不安になるものと思いますが、複数の人が同時にカウンセリングを受けることにより、同じような方がいる安心感とか、話の内容に共通なことがあったり、自分の状態を他人を通して見ることができたりします。
そのうち受けている方と話すことが増えると共感できることもあり、心を開くようになるのではと思います。
うつ病の原因は人間関係がうまく築けないことに関係しているので、ひとりで解決しょうと思わず、極力外部との関係を多くつくることがキッカケになるのではないでしょうか?
先日NHK教育テレビで「うつ病」の特集番組がありました。その中では産業カウンセラーの対応や、職場復帰のリハビリなどの様子が放映されていましたが、やはりグループで行っていました。西洋医学だけでも、漢方だけでも解決は難しく、それらを総合的に取り入れる必要があることを感じています。
カウンセリング
カウンセリングを受けたいという方は多いのですが、どこで聞いたらいいのかよくわからないケースが多いようです。国家資格としてのカウンセラーはまだ無く、学会や財団法人が認定する民間資格はたくさんあります。そこで、今回私自身のために調べてみました。
どこで聞けば安心か⇒地方自治体の福祉部など。
費用はどのくらいだろう⇒平均して1時間8000円程度でしょうか?。
どんな資格の人がいいのか⇒たくさんありすぎてわかりませんが、自分の目的に合わせて探してみてください。
いずれの場合も、カウンセラーとの相性やカウンセラーの人間性が大きな要素になります。1カ所に限定せず、自分が合うところを探すことです。でも現実は本人が動かない場合がほとんどで、当店でもお母さんだけがまず相談されるケースが多いですね。
心の病
昨日の続きですが、心の病に使う漢方薬はたくさんあります。
イライラが強い時や、子供によく使われるのが「抑肝散」、不安感が強いときには「柴胡加竜骨牡蠣湯」など、また極度に不安定とかヒステリーなどに「甘麦大棗湯」等々、掲げだしたらきりが無いほどあります。但し、漢方はその方の体質により異なりますし、ましてや難しい症状ですので、自己判断での使用は絶対控えてください。
心の病は特にカウンセリング的な要素が重要ですので、「はい、薬どうぞ」などというものではありません。しっかり、じっくり聞いてもらえる所でご相談されることが大切です。
漢方によって少しは症状改善されても、根本的な解決は別問題です。その方の置かれている状況の改善や、将来的なことなどに一定の方向性が見出さなければ、根本解決にはならないのです。相談に来られる方もそれは充分承知なんでしょうが、漢方でなんとかしたいという気持ちだけでは難しいです。
なお経験的には、こんなとき気楽に使える「健康食品S」は薬ではありませんが評判は良いようです。
若者の心の病
早速に重い話になりますが・・・
最近、若い方の<心の病>の相談がとても多いですね。フリーターとかニートとか、社会の変化が多いに影響しているのでしょうが、それ以上に・・・子離れしない親と親離れしない子供・・・の問題と感じています。
これらの方に共通するのは、外ではとてもしっかりした方なんですが、一方家に入ると安心感があるのでしょうか、自分を素直に表現し、親に対して争うように<興奮と不安の対局>をするということです。早い時期に自立をさせることが肝心ですが、タイミングを逸するとますます難しくなるようです。
僕はカウンセラーではありませんので解決方法はよくわかりませんが、じっくり話を聞き、気分を楽にしてあげるだけでもと思い、また話の中で自分自信を整理できるのではと思って対応しています。
