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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

ストレス

咽がつまる

2018年5月7日 by 健伸堂

梅核気といって咽に梅の種が詰まるような症状が見られ、漢方では比較的簡単に改善できる症状です。

73歳のKさんは、教員を長い間勤められた後退職されて、気楽な生活に入られたのですが、昨年より睡眠が良くなくて中途覚醒や早朝覚醒が続きました。
夢も良く見るようになり、さらに咽が詰まるようになり、漢方相談にお越しになりました。

舌診では<淡舌>で<白苔> 気滞痰凝と考え、<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。

2週間お使いいただき、最初は咽が詰まらない日も出てきたのですが、その後2週間しても完全に無くなることがありませんでした。

そこでお薬を変更し<柴朴湯>にしたところ、完全に治まり、気分も良くなりました。
再発が心配とのことで、1日1回にして継続されています。

退職されて気楽になったはずの環境ですが、仕事がなくなったことが逆にストレス源になっていたようです。

五月ですね

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カテゴリー: 喉の痛み・つまり, 自律神経失調症, 食道炎・喉のつまり タグ: ストレス, 咽つまる

ストレスによるめまい

2018年4月28日 by 健伸堂

70歳の女性Fさん、3年前にめまいのご相談に来られました。
夜に不安感があり、熟睡できず、朝方からフワーとするめまいがありました。

気分が不安定な時があり、のぼせる感じも強く、そんな時にめまいが起きやすいとのこと。

そこでリラックスを目的に<健康食品SN>をお使いいただきました。
少し気分は良いものの、のぼせがとれないとのことで今度は<健康食品SYN>をお使いいただきました。

それから3年あまり経過、健康食品Sがピッタリと合ったようで、めまいもなくなり、気分も安定し、現在も現役で会社にお勤めされています。

根気よく続けられたことや、ピッタリとタイプがあったことが良かったようです。

花山椒も満開

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カテゴリー: めまい タグ: めまい, ストレス, 西洋人参

子供の不明発熱

2017年11月11日 by 健伸堂

中学2年生のMさん、7月から周期的にリンパが腫れ、病院で血液検査やリンパ節生検を受けましたが特に異常はなく経過観察となりました。

そして9月からは、夕方になると微熱が出るという原因不明の発熱を繰り返すようになり、相談に来られました。

Mさんは、性格はおとなしく気を使うタイプで、緊張しやすく、少し不安感もあるようでした

。
さらに、以前に学校で嘔吐したことがあり、それがきっかけで嘔吐に対する心配が常にあるようです。

漢方薬を少しお渡しして、飲んでみてもらったのですが、少量飲むと戻してしまうとのことでした。このことからも少し過敏な面も感じられました。

そこで、漢方の香りが気になりにくく、子供でも飲みやすいメーカーの<漢方薬SS>をお使いいただきました。

1週間ほど服用されて、その後発熱もなくなりました。
2週間目には吐き気の不安も少なくなり食欲も出てきました。

そういえば以前にも11歳のお子様が夜中3時ころになると中途覚醒して、朝にスッキリ起きられないとのご相談がありました。

このお子様も吐くことを異常に怖がり、胃腸の調子が悪いと吐いてしまうのではないかという不安から目が覚めやすくなってしまうとのことでした。

胃の問題はないのですが、胃の逆流する気持ち悪さだけは続いて、それがトラウマになってしまうようでした。

この時も<漢方薬SS>をお使いいただいて、吐くことへの心配や睡眠は改善しました。

この方と同じように、嘔吐への心配やストレスが発熱の原因になっていたのではと考えられます。

夕方に発熱するのは、デリケートな子供さんに時々見られる症状で、漢方薬がよく効きます。

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カテゴリー: 小児・子ども タグ: ストレス, 不明発熱, 吐き気, 子供

耳鳴りの漢方

2017年10月31日 by 健伸堂

耳鳴りの原因はたくさんあります。

若い方の場合は、風邪がきっかけで発生したり、ストレスが原因だったりします。高齢者の場合は老化現象として発生します。

漢方では発症のきっかけや体質とともに、耳鳴り音の質によってもその原因を判断できます。
キーン、ザー、ゴー、ウオーン、ブーン、ジージーなど、すべて原因が異なります。

西洋医学ではほとんど対応方法がないのも、耳鳴りの特徴です。

75歳のUさん、2年前から耳鳴りが始まりました。
ザーという音で大きくなったり小さくなったりしていました。
昼は気にならないのですが、夜になると気になり、睡眠にも影響があるようです。

また、ストレスもあって、これが原因かもしれないと考えておられました。

肝臓が少し悪く、血圧も高く、病院の薬を服薬されていました。

そこで耳鳴りの原因は、肝臓が悪く、且つストレスがあるために<肝血が消耗>していること、さらに年齢的に<腎虚>があることが原因と考えました。

漢方薬は、肝血虚・肝腎陰虚を補い、気のめぐりをよくする漢方薬をお使いいただきました。

1か月後、音がかなり静かになり、気分も楽になってきました。

このまま続けていかれると、さらに良くなるものと考えます。

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カテゴリー: 耳鳴り・難聴 タグ: ストレス, 老化現象, 耳鳴り, 肝腎陰虚, 肝血虚

痰がからむ 2

2017年10月24日 by 健伸堂

60歳のKさん、昔から咽に違和感があり、ゲップが出やすく、病院では逆流性食道炎の疑いとの診断を受けました。

今回は咽が痛くなり、飲み込むのも辛くなって相談に来られました。
更に、咽に痰がへばりついた感覚があるが、痰は出ないとのことでした。

舌診では<紅舌>で<少苔>でしたので、漢方で言うところの<陰虚>、すなわち身体の潤いが少ない状態に加え、ストレスなどで気が上に上がって熱が昇っている状態があり、咽の違和感は<気滞>による<梅核気>と考えました。

そこで、咽の違和感を軽減する<柴朴湯>や、咽の乾燥を改善する<養陰清肺湯>をお使いいただきました。

2週間後、咽のかすれ感や夜にあった口の乾きが軽減し、さらに1か月後には咽の違和感が軽減しました。

最近、逆流性食道炎の疑いと診断された方のご来店が多くなりました。
漢方ではこのような症状は<気逆>といって、胃の気が上に昇る(上逆)ために起きると考え、その原因の多くがストレスによるものです。

ご本人もストレスが原因とは気がついておられないケースもあり、漢方薬で改善した後に初めて『そうだったのかあ』と納得されています。

秋の渓流

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カテゴリー: 咳・気管支炎・喘息, 喉の痛み・つまり タグ: ストレス, 咽の違和感, 梅核気, 気滞, 痰, 逆流性食道炎

更年期とストレス

2017年10月3日 by 健伸堂

55歳のKさん、家族の介護や子供が出産するなどストレスが増える時期に、ご自身の更年期のトラブルが重なりました。

症状は、ホットフラッシュ、肩こり、おなかが張る、不眠、めまい、頻繁なゲップなどで、病院からは安定剤やホルモン剤などをもらわれていました。
しかし症状があまり改善しないので、漢方薬を求めてこられました。

元来は明るい性格で、今は更年期などの体調不良自体がストレスになっているとのことでした。

そこで今の状態は、ストレスによって気が昇り様々な症状が起きる、漢方で<肝陽上亢>や<心火旺>の状態と考え、<如神散>や<釣藤散>をお使いいただきました。

飲み始めたすぐに、頭の中に充満していたものがすっきりとなくなり、頻繁なゲップも少なくなり、肩こりやフワーとするめまいが軽減しました。

また1週間ほどのちには睡眠もよくなりました。

継続していたホルモン剤テープもこれをきっかけに中止されたのですが、大きな反動もなく落ち着いています。

2週間でこれだけ変化が出たのには驚きで、喜んでいただきました。

しばらく継続して状況によっては調整が必要となりますが、状態が把握できたので対応は容易かと思われます。

秋の味覚 アケビ

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カテゴリー: 不定愁訴, 更年期障害 タグ: ストレス, 心火旺, 更年期, 肝陽上亢

咽がつまる

2017年9月28日 by 健伸堂

咽に特に異常がないが、咽がつまる感じがして、時には息苦しいという症状があります。
漢方では<梅核気>といい、西洋医学では<ヒステリー球>とか<咽喉頭異常感症>とも言われます。

原因はストレスや不安などの自律神経異常に関連して発症します。

73歳のKさんは70歳で退職し、昨年から不眠症になり、抗不安薬、睡眠導入剤などを服用されていましたが、咽のつまりがとれないのでご相談をお受けしました。

舌診では淡舌・白苔で、その他の異常は見受けられないので、まずは<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。
2週間後、あまり改善しないとのことで、さらに代表的な薬の<柴朴湯>をお使いいただきました。

その後、咽が気にならない日が増えて楽になってきたのですが、以前からの不眠は改善せず、夢をよくみて熟睡ができず、中途覚醒も多いとのことで、<温胆湯>をお使いいただきました。

Kさんは退職をきっかけに日常生活が変化し、仕事をすることもなくなり、気をめぐらせることも少なくなり、いわゆる<気滞>が原因となったようです。

高齢化社会でこれからますますこの様な方が増えてくるものと思われます。

秋の風物・彼岸花

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カテゴリー: 不眠, 喉の痛み・つまり, 自律神経失調症, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: ストレス, ヒステリー球, 不眠, 咽のつまり, 梅核気, 自律神経

頭部の湿疹

2017年9月25日 by 健伸堂

アレルギー体質のためか、様々なタイプの湿疹が発症するというケースがあります。

Yさんは10年前に貨幣状湿疹を生じ、3年前には下半身に痒疹を発症し、その都度ステロイドで治療をされてきました。
そして今回は頭部に湿疹が出て、いつまでもステロイドに頼るのも心配で、漢方相談に来られました。

現在の症状は、額を中心に、顔全体が赤くなり、疲れると悪化したり、ストレスで悪化するようでした。また夏場は汗によって悪化しました。

特に髪の生え際が酷く、痒みや落屑もありました。

様々な部位に発症を繰り返すのは、漢方で<表虚>が原因と考えられるので、皮膚粘膜を強める黄耆製剤の<漢方薬EK>を使いました。

また、髪の生え際に生じるトラブルには、ストレスや生理前に悪化するものが多く、ホルモンバランスや自律神経を整える疎肝剤<漢方薬KS>もお使いいただきました。

手掌には水疱ができて、その後乾燥してひび割れになり、荒れていましたので、少し<補血剤>も合わせてお使いいただきました。

これらを状態に応じて調整しながらお使いいただきました。

そして2か月経過した頃から赤みが治まってきて、ステロイドもほとんど使うことがなくなりました。

また油物を食べると手掌湿疹が悪化するようなので、甘い物や菓子類には気をつけていただきました。

まずは症状改善を優先していますが、いずれ皮膚病の原因を生んでいると考えられる、腸の機能向上も必要となります。

10年来の体質からきている症状ですので時間がかかりますが、少しずつ良い状態になって行くのが楽しみです。

真っ赤に実ったナツメ

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カテゴリー: 湿疹 タグ: ストレス, 湿疹, 脱ステロイド, 表虚

季節の変化と動悸

2017年9月11日 by 健伸堂

暑さ厳しい夏が過ぎて、最近は朝夕が涼しくなりました。
気温の変化が身体に及ぼす影響は、風邪や咳だけでなく、ホルモンや自律神経にも及びます。

42歳のCさん、以前から動悸や息苦しさがあり、病院で検査を受けられましたが特に異常はなく、お薬も出ませんでした。

詳しくお聞きすると流産後で不安感などもあり、漢方で<心血虚>の状態と捉え、補血作用の<婦宝当帰膠>、<心脾顆粒>などをお使いいただきました。

その後すぐに動悸は治まり、体調も良くなりました。

そして先日もまた動悸がするとのことで、急に涼しくなったために自律神経に及んだと思われ、同様のお薬をお渡ししました。

症状が同じ繰り返しですので、漢方薬も同じもので改善します。

いざという時の漢方薬を知っていると、いつも安心ですね。

赤くなり始めたナツメ

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カテゴリー: 動悸, 自律神経失調症 タグ: ストレス, 動悸

舌咽神経痛と漢方

2017年8月21日 by 健伸堂

三叉神経痛に似た症状で、咽の部位に神経痛を生じるケースがあります。
よく三叉神経痛と間違われると言われます。

71歳のTさん、春先から咽周辺の痛みが生じ、いろいろな検査を受けたが原因不明で、鎮痛剤だけ処方されていましたが改善することなく、相談に来られました。

痛みは姿勢を変えた時や、歩いたとき、揺れた時などで、突然に発症し、静かにしていると治まります。

咽の内部は問題なく、単に咽痛でなく、痛みの発症状態から考えて舌咽神経痛のような症状かと思われました。

著名な脳神経外科医、福島先生のサイトでは、舌咽神経周囲に走行する血管の存在、舌咽神経との接触、圧迫所見など、慎重な診断が必要とのこと。治療は三叉神経痛と同じく外科的な手術なのですが、かなり難しいようです。

漢方ではこれらの神経痛の原因の一つに、精神的な緊張が関係している、自律神経の問題と考えることがあります。Tさんの状況をお聞きすると、ストレスも多く原因の一つと考えられました。

そこで漢方薬は止痛剤としての<清上蠲痛湯>と、疎肝剤の<逍遥顆粒>をお使いいただきました。

1か月後、痛みが発症する頻度が減り、かなり楽になったとのことでした。
診断も明らかになっていない疾患ですが、結果として改善が見られたので更に継続しています。

涼を求めて日本海へ

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カテゴリー: 喉の痛み・つまり, 神経痛 タグ: ストレス, 三叉神経痛, 咽, 舌咽神経痛
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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