60歳のMさんは13年前から透析を受けられてきました。
しかし倦怠感が酷くなり、4年前に漢方相談をお受けしました。
症状は、身体がだるい、脚がよく攣る、息切れしやすい、食欲低下、吐く事が多い、身体が冷える、などでした。
そこで漢方薬は、補気剤の補中益気湯や、活血剤の冠元顆粒、冷え(腎陽虚)には真武湯など、状況に合わせて様々な漢方薬をお使いいただきました。
そして昨年、腎臓移植を受けることになり、漢方薬も一旦中止しました。
その後しばらくして、移植を受けた腎臓の機能が少し低下し始めたとの相談を受けました。
腎臓移植のメリットは透析が不要になり、格段にQOLが向上することにあります。
一方デメリットは、移植腎の機能が維持できない場合や、拒絶反応が起こる可能性があります。
Mさんも移植後4カ月で腎機能が下がり始め、クレアチニン値が1.0、BUN値が24になったため、早速に機能維持できるよう、オウギ製剤、利水薬、免疫調整などの漢方薬をお使いいただきました。
1か月後、クレアチニンは0.88、BUN値は20まで下がりました。
また腎機能だけでなく、貧血傾向や肝機能も改善していました。
まだまだ不安定な状態とは思われますが、確実に改善し、安心していただきました。

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