年齢とともに腎機能低下を招く方は成人の8人に1人いるともいわれます。
その原因は、糖尿病や高血圧、肥満、メタボリックシンドローム、食べ過ぎや運動不足といった生活習慣などにあるようです。
しかし、特にこれらの疾患が無くても、老化現象としての腎臓病の方もおられます。
84歳のFさんは15年前にC型肝炎が見つかり、その予後も考えて煎じ薬を服用しておられました。その後腎機能の低下も見られたので、4年前に相談を承りました。
当初は、クレアチニン0.93 尿素窒素22程度で少し高めでした。
そこで漢方薬は、オウギ製剤、柴胡剤、自己免疫を調整するもの、血流をよくするものなど、血液検査結果に合わせて種類と量を調整していきました。
その後少しづつ変化が現れ、最近はクレアチニン0.8、尿素窒素19、eGFR 50程度で安定し、肝機能も正常範囲を保っています。
80歳のEさんは、甲状腺を摘出された後いくつか服薬されていましたが、2年ほど前から腎機能低下が現れ、相談に来られました。
当初は、クレアチニン1.2 尿素窒素37 eGFR 30~40程度でした。
そこで漢方薬は、オウギ製剤や自己免疫を調整するものを主にお使いいただきました。
結果、最近はクレアチニン0.8 尿素窒素26 eGFR 50 程度に安定してきました。
腎機能低下が酷くなると透析などが必要になりますが、漢方薬によってQOLが保てることで人間らしい生活や人生を楽しむことが出来ます。
なお、原因となる疾患がある場合は、その疾患を改善する漢方薬を考える必要があります。
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