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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

腎臓病

腎機能低下による透析と漢方薬

2025年6月5日 by 健伸堂

透析を受けておられる患者数は2024年で34万人と言われます。その多くが、週3回の通院をされています。

透析によるQOLの低下は、通院の時間だけでなく、低血圧や疲労感、感染症にかかりやすいなどのトラブルがあります。

漢方では、これらの問題に対応できるものがあります。

58歳のTさん、今から20余年前に透析を受け始められました。
その後は様々な不調が現れ、その時々に適した漢方薬をお使いいただきました。

特に疲労感が強い時には補中益気湯、貧血が強くなったときには当帰芍薬散、身体が寒く、むくみが酷くなったときには真武湯や苓散等々、その時の症状、状態により多種使い分けてきました。
最近は今後トラブルが起きないように血管保護のための活血薬や、腎臓を守るオウギ製剤なども使っています。

この間、他のトラブルもほとんどなく、仕事も継続されて、元気に過ごされてきました。

透析は途中で止めることはないので、トラブルや他の疾患の併発を避け、いかにQOLを維持できるかが重要になります。

透析の漢方はご相談ください。

庭の赤い実・ユスラウメ

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: QOLの向上, むくみ, 倦怠感, 冷え, 透析の漢方

高齢者の腎臓病に対する漢方薬 3

2025年5月31日 by 健伸堂

引き続き、腎機能低下の方の症例です。

76歳のMさん、4年前に人間ドックで腎機能低下を指摘されて、その後経過を見ておられましたが、昨年春にはeGFRが14.8、クレアチニン値が3.39になり、心配になってきました。

知人から漢方薬が効くと聞き、相談にお越しになりました。

Mさんは狭心症があり、時には胸痛や息苦しさがある、体重が多くBMIは25を超えている、高血圧、高血糖、尿酸値が高いなど、腎臓にとっては良くない条件が様々ありました。

そこでまずは腎機能を改善することから始め、血圧や血流の改善を中心に<活血剤>を優先し、さらに<オウギ製剤>や<利水剤>、さらに糖代謝を改善するものなどをお使いいただきました。

2か月後、検査を受けられた時は、eGFRが23.7、クレアチニン値が2.19まで下がり、早い効果が見られました。

しばらくはデータが変動することと思われますので、そのまま継続いただいています。

Mさんは仕事も忙しく、食生活のコントロールが難しいため、血圧や血糖などの影響は避けられそうにありませんが、現状維持ができれば良いかと思われます。

また活血薬の服用によって胸痛などが無くなったとのこと、漢方薬は他の症状にも効果があり、喜んでいただきました。

腎機能低下はご相談ください。

ドクダミの花が一面に咲いています

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高齢者の腎臓病に対する漢方薬 2

2025年5月26日 by 健伸堂

前回に引き続き、腎機能低下の方の症例です。

93歳のKさん、20年前から腎機能が低下し始め、昨年にはeGFR値12、クレアチニンが3.8になり、透析を勧められました。

Kさんは昔から農業をされていたこともあり、年齢は高いが身体は元気ですので、透析は避けたいと相談にお越しになりました。

自覚的な症状は特になく、他の疾患としては高血圧、冠動脈のステント留置だけで、特に腎機能に影響する疾患はなく、元々の<瘀血体質>や高齢化に伴うものと考えられました。

そこで漢方薬は、オウギ製剤や活血薬、免疫調整作用ある製品などをお使いいただきました。
その後2か月後に検査を受けられ、クレアチニンは2.44まで低下しました。

かなり改善されたので、その後も継続されています。もちろん透析は見送りになり、喜んでいただきました。

腎機能低下は完治することはないので、漢方薬や食生活の改善などで良い状態を上手に維持することが大切です。
腎機能低下はご相談ください。

芍薬の根は漢方生薬です

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: オウギ製剤, 冠元顆粒, 活血薬, 田七人参, 瘀血体質, 腎機能低下

高齢者の腎臓病に対する漢方薬 1

2025年5月22日 by 健伸堂

高齢化社会に伴い様々な疾患が増えていますが、そのうちのひとつに腎機能低下があります。

腎機能を表す指標のeGFRは、血清クレアチニン値、年齢、性別などから計算される数値で、10未満になると透析の対象となります。

しかし高齢者の透析は、合併症併発や認知症の進行など多くの問題があり、できるだけ避けたいものです。

漢方では、それらの問題を避けるため、クレアチニン値やBUN値を改善することが可能です。

80歳のHさん、クレアチニン値が一昨年より上昇し続け、2.93になったので心配になり漢方相談にお越しになりました。

Hさんは昔から高血圧傾向があり、10年前には脳梗塞を起こされ、昨年も再発されたとのこと、また高脂血症や前立腺肥大もありました。
漢方では、<痰濁瘀血>体質と見られましたが、まずは腎機能改善を優先することとしました。

そこで漢方薬は、活血薬や利水薬、オウギ製剤などをお使いいただきました。
そして3か月後の検査ではクレアチニン値が2.34にまで低下しました。
体調も良く、その後も継続服用されています。

また、食生活の見直しもアドバイスをしています。
腎機能低下は、漢方薬だけでなく、食事や運動も関連しますので、様々な面から考える必要があります。
腎機能低下はご相談ください。

連翹(レンギョウ)の花が満開(4月の写真)

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腎機能低下には漢方が最適

2024年9月3日 by 健伸堂

高血圧・脂質異常症・糖尿病・肥満などの生活習慣病が原因となって、腎機能低下を起こすケースがあります。

もちろん、原疾患を治療することが優先されますが、それでも腎機能低下は心配になります。

76歳のMさん、高血圧、狭心症、高尿酸などの疾患があり、多くの治療薬を服用されていました。

3年前からは腎機能が徐々に低下し、クレアチニンは2.6mg/dLから3.4mg/dL 程度を変動していました。

これ以上悪化すると人工透析になる心配があり、相談をお受けしました。

自覚的症状は、身体の冷え、息苦しさ、胸痛、下肢のしびれ、こむらがえりなど、血流が良くない体質がみられました。

そこで漢方薬は、活血薬を中心に、補気薬、免疫調整作用のものなどをお使いいただきました。

その後約2か月服用され検査を受けられたところ、クレアチニンは2.2mg/dLまで下がり、体調も良くなりました。

もちろん継続することで、更に良くなることと思われます。

高齢者では原疾患が特になくても腎機能低下することもありますが、同様の漢方薬で良くなるケースは多々あります。
お気軽にご相談ください。

道端の夏水仙

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腎機能を助ける食養生

2023年11月20日 by 健伸堂

食事は長年の習慣になっているので、変えることは容易ではありませんが、

少しでも気を付けることや漢方薬を併用することで、人工透析を避けられるかもしれません。食養生を参考にご覧ください。

・塩分を控えるために、食品の裏に貼られている栄養成分表示を見てから購入する習慣

・菓子パン、甘いジュース、ファーストフード、ラーメン、など高カロリーで高脂質のものを少なめにする、食べるときは1週間に1回などに減らす

・ハムやベーコンなどは含まれる塩分が多いので常食しない

・味噌汁は朝1回だけにして、塩分を抑える

・肉の脂身や鶏肉の皮は食べずに残す

・食事の時に、野菜やきのこ類などの食物繊維を先に摂り、その次に肉や魚、そして後にご飯を食べるという順にすることで、糖の吸収が穏やかになる

・便秘は大敵、腸腎連関と言い、腸の状態が悪いと腎機能も低下する

・日本人の習慣の漬物は塩分が多いのでやめて、生野菜にエゴマ油やオリーブオイルなどをつけて食べると良い

・減塩食品には塩の代わりに塩化カリウムが使われるので、塩化カリウムの過剰摂取に注意、腎機能が低下するとカリウムの排出がされにくい

・ハム、ベーコン、ファーストフード、おにぎり、などに含まれる食品添加物のリンは排出されにくいので注意

・玉ねぎ、ブロッコリー、リンゴ、緑茶、サバの缶詰、海藻、おからなどは良い

・さらに、ウォーキングなどの軽い運動は続けること

※参考書籍:「腎機能がみるみる強まる食べ方大全」上月正博著・文響社発行

お正月の花:センリョウ

カテゴリー: 腎臓病 タグ: 腎機能, 食養生

漢方で人工透析を避けたい

2023年11月16日 by 健伸堂

一般的に、高齢化に伴い腎機能は低下してきます。
糖尿病や高血圧傾向の方は、さらに腎機能に影響します。

79歳のHさん、この数年でクレアチニンが徐々に上昇し、最近は2.9を超え、尿素窒素も高い時は43を超えるようになり、医師からはそろそろ透析を考えましょうと言われていました。

他には、脳梗塞を患い、コレステロールや血糖値も少し高めで、西洋薬を服用されていました。

透析はとにかく避けたいと漢方相談をお受けしました。
データを見ると数年間にわたり悪化傾向で、且つ年齢も高いことから、どこまで回復するか不明ですが、腎機能を助ける漢方薬をお使いいただきました。

腎臓の血流を良くして負担を軽減する活血薬、水分の代謝を良くして負担を軽減する利水薬、腎臓の細胞を活性化するような補気薬などをお使いいただきました。

1ヵ月後の検査で、クレアチニンは2.5まで、尿素窒素は38まで下がりました。今後はどの程度変化するかは不明ですが、データを見ながら漢方薬を継続することになりました。

あわせて、食養生など生活の改善も提案しています。

ご相談はこちらからどうぞ

お正月の花:センリョウ

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: クレアチニン, コレステロール, 尿素窒素, 漢方薬, 腎臓病, 血糖値

腎機能低下の改善

2023年10月10日 by 健伸堂

60歳のTさん、腎機能をあらわすクレアチニンやeGFRの値と、尿酸値が悪化し始めたので相談にお越しになりました。

過去3年間の変化を見ても腎機能低下が進んでいました。

症状は、指の痺れがある、腰痛、脚の違和感などがあり、少し肥満タイプで舌診では血流が良くない状態が見られました。

漢方では、痰濁お血(身体に水分が滞留し血流を阻害している)状態と見られました。

そこで腎機能を助ける、活血剤や化痰剤、利水剤などをお使いいただきました。

その後時々血液検査を受けていただき、関連するデータの経過を見ていたのですが、数値が上がったり、下がったりするので不思議に思っていたところ、検査を受けられた医療機関が異なっていることに気づきました。原因はクレアチニン測定の試薬の違い、分析機器などによって誤差が出ていると思われました。

検査値の経過を見る場合、同じ医療機関で継続してデータの変化を見ていくことが大事です。

Tさんの場合は、同じ医療機関でのデータ変化をみると、クレアチニンなど関連データが下がってきていて安心しました。

栗の季節ですね

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慢性腎臓病と漢方

2021年3月25日 by 健伸堂

年齢とともに腎機能低下を招く方は成人の8人に1人いるともいわれます。

その原因は、糖尿病や高血圧、肥満、メタボリックシンドローム、食べ過ぎや運動不足といった生活習慣などにあるようです。

しかし、特にこれらの疾患が無くても、老化現象としての腎臓病の方もおられます。

84歳のFさんは15年前にC型肝炎が見つかり、その予後も考えて煎じ薬を服用しておられました。その後腎機能の低下も見られたので、4年前に相談を承りました。

当初は、クレアチニン0.93 尿素窒素22程度で少し高めでした。

そこで漢方薬は、オウギ製剤、柴胡剤、自己免疫を調整するもの、血流をよくするものなど、血液検査結果に合わせて種類と量を調整していきました。

その後少しづつ変化が現れ、最近はクレアチニン0.8、尿素窒素19、eGFR 50程度で安定し、肝機能も正常範囲を保っています。

80歳のEさんは、甲状腺を摘出された後いくつか服薬されていましたが、2年ほど前から腎機能低下が現れ、相談に来られました。

当初は、クレアチニン1.2 尿素窒素37 eGFR 30~40程度でした。

そこで漢方薬は、オウギ製剤や自己免疫を調整するものを主にお使いいただきました。
結果、最近はクレアチニン0.8 尿素窒素26 eGFR 50 程度に安定してきました。

腎機能低下が酷くなると透析などが必要になりますが、漢方薬によってQOLが保てることで人間らしい生活や人生を楽しむことが出来ます。

なお、原因となる疾患がある場合は、その疾患を改善する漢方薬を考える必要があります。

満開の雪柳がきれい

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子供の尿タンパクが多い

2019年1月18日 by 健伸堂

尿たんぱくが多くなる疾患にネフローゼ症候群があります。
診断は腎生検によって腎組織を調べることになります。

9歳のMくん、学校の健診で尿たんぱくが見つかり、病院で検査を受けると、
尿たんぱくは2+程度、時に潜血反応がみられ、血液検査では総蛋白やアルブミンも低く、A/G比も少し低くなっていました。

子供にはよく見られる症状で、しばらくは経過観察となりました。
その後4か月経過しても治まる様子がなく、一度<腎生検>をしてみようとの判断がされたので、その前にと漢方相談をお受けしました。

Mくんは元々アレルギー体質で、慢性鼻炎もあり、風邪も引きやすいとのことでしたので、免疫を高め、アレルギーを軽減する目的の、柴胡剤と黄耆製剤をお使いいただきました。

飲みだして1か月後には尿たんぱくが(2+)から(+)または(±) に変化しました。
そこで腎生検は一旦中止して、また経過を見ようということになりました。

2か月目には(±)や(-)になり、血液データもすっかり良くなりました。

さらに3か月目には尿蛋白/. クレアチニン比も良くなり、治まってきました。

この時期は風邪などをひくと悪化することもあり注意が必要ですが、少しずつ安定すると思われます。

縁起の良いマンリョウ

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カテゴリー: 小児・子ども, 腎臓病 タグ: タンパク尿, ネフローゼ, 腎生検
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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