眼類天疱瘡と漢方
通常の類天疱瘡は、皮膚や粘膜にかゆみを伴う浮腫性紅斑や、破れにくい水疱とびらんができる疾患です。
一方、眼類天疱瘡は結膜炎として現れる上皮下水疱を特徴とする、まれな炎症性の自己免疫眼疾患で、眼の充血や痛み、痒み、ドライアイの症状などがでます。
82歳のMさんは数年前にこの疾患を発症し、病院で投薬を受けておられたのですが、まぶしさやドライアイによる痛みがひどく、相談をお受けしました。
体格は標準的で、食事はしっかり摂れている、風邪をひきやすい、口渇が強いとのことでした。
そこでまずは自己免疫疾患であることや、乾燥が酷い、基本体質が<肝腎陰虚>と捉え、眼の疾患に使う、滋陰明目作用の<杞菊顆粒>や、<柴胡剤> <百合・沙参含有食品>などをお使いいただきました。
1か月後の検査では乾燥による眼球の傷がかなり減少しました。
ただし、乾燥感や痛みは変わらずありましたが、季節による影響もありますので、検査結果をお聞きしながら、時間をかけての対応になるかと思います。

お浸しやてんぷらに最適
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇
健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣
で幅広くサポート。漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
取扱い商品・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局 宇治本店・京都四条店
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇