眼瞼炎?

66歳のSさんは8月に左眼瞼が腫れて痛み、眼科で治療を受けられたのですが痛みは改善せず、漢方相談に来られました。

最近は側頭部に違和感があり、眼瞼は鈍い痛みがあり、まぶたはしょぼしょぼして重く感じるとのことでした。
その他には、肩こりや足の指が痺れる、こむら返りが起きるなどの症状がありました。
現在は一人でお住まいで、不安感もあり、神経過敏な感じもありました。

そこで漢方で<気滞・血お>すなわち、ストレスで血流が悪化している状態と捉え、活血剤の<冠元顆粒>や<血腑逐瘀湯>をお使いいただきました。

2ヶ月ほどで、眼の痛みや肩こりが楽になりましたので、今度は冷えや元気を取り戻すために補陽薬の<八味丸>を併用いただきました。
その後身体も少しずつ楽になってきたようで、継続していただいています。

眼科では眼瞼炎との診断でしたが、病名に拘わらず体質と症状で判断して漢方薬をお使いいただいた結果改善してきました。これはよくあるケースですね。

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目の痛み

34歳のKさんは、一ヶ月ぐらい前から目の痛みがありました。物を見ると吐き気もします。同時期から眩暈、ふらつきなどの症状もありました。元来お腹を壊しやすく、肩こり、首こり、動悸、貧血などもあります。

中医学では、肝は血を蔵し、筋を主り、目に開竅すると言われ、目と肝は密接な関係にあります。

そこでまずは目のトラブルに使う<枸菊地黄丸>と、活血剤の<冠元顆粒>、補血薬の<婦宝当帰膠>を1月間服用して頂きました。

一ヶ月後、眩暈やふらつきは大分ましになったようですが、目に風が当たると痛み、吐き気もまだあるということで、目の潤い不足だと判断、<枸菊地黄丸>を中止して、菊花含有健康食品と、潤いを増す百合含有健康食品Hを服用して頂きました。
二ヶ月ほどの服用で目の痛みがましになり、眩暈やふらつきはなくなり、吐き気もなくなったようです。

漢方薬Kや香菊花に含まれる菊花は肝や目に働きかけ、平肝明目、つまり肝の高ぶりを抑え、目をスッキリさせる作用があります。
健康食品Hには百合、北沙参、玉竹が配合され、体に潤いを与えます。

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緑内障のご相談

なんとなく見にくくなってきて検査を受けたら緑内障、というケースは多いですね。製薬メーカーの広告で、自分でできる視野欠損のテスト方法が新聞にも紹介されていました。私もやってみて、とりあえず安心しましたが。
48歳の女性Iさん、目を酷使する図面関連の仕事をしておられました。
夏に視野に黒い線状のものが見え、部分的に見えないところ(欠損)もあり、検査を受けられました。眼圧は15~17程度で少し高いので、点眼薬をもらわれていました。
しかし、症状は改善せず、漢方相談に来られました。漢方では緑内障の多くは水の流れと捉え、全身の水分代謝を改善するようなものを多く使います。
Iさんには利水薬の<苓桂朮甘湯>と、<枸菊地黄丸>をお使いいただきました。
その後2ヶ月継続され、眼圧は12~14に下がりました。

それよりも喜んでいただいたのは、老眼が楽になり、字や線が見えやすくなった、視野が明るくなった、夜間の車の運転が楽になった、など、眼全体の力が向上したように報告いただきました。

漢方では病名にこだわらず、その方の体質改善も含め、身体全体の機能向上に繋がることを実感した事例でした。