緑内障と眼圧
37歳のNさん、10年以上前から緑内障の診断で目薬を使っておられました。
長期に使ったためか、目の下の黒ずみが酷くなり、相談を受けました。
Nさんの眼圧は13~17程度でいつも変動していました。その他には、頭痛、吐き気が時々、身体は痩せ型で、ストレスも多いようでした。
元々仕事でパソコンを1日中使って目を酷使されていたのも緑内障の原因と思われました。
舌診では、淡舌(血虚)、少苔、裂紋(陰虚)で<肝腎陰虚>とみられました。
そこでまずは<滋腎明目湯>や<枸菊地黄丸>など<補肝腎>の漢方をお使いいただきましたが、眼圧は安定せず月によって変動していました。
再度検討しなおし、今度は貧血に使う<当帰芍薬散>や、石決明含有健康食品をお使いいただきました。
その後、徐々に眼圧変動がなくなり、眼圧も下がって12~13程度に安定してきました。
結果からみて、元々の血虚を改善し、眼圧を高めている房水を利水し、目の働きを高めることで良い傾向がみられたと思われます。
緑内障の場合も、基本はその方の体質面での問題点を中心として考えることで、改善がのぞめます。

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