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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

月別: 6月 2025

腎臓移植後の漢方薬

2025年6月30日 by 健伸堂

60歳のMさんは13年前から透析を受けられてきました。

しかし倦怠感が酷くなり、4年前に漢方相談をお受けしました。
症状は、身体がだるい、脚がよく攣る、息切れしやすい、食欲低下、吐く事が多い、身体が冷える、などでした。

そこで漢方薬は、補気剤の補中益気湯や、活血剤の冠元顆粒、冷え(腎陽虚)には真武湯など、状況に合わせて様々な漢方薬をお使いいただきました。

そして昨年、腎臓移植を受けることになり、漢方薬も一旦中止しました。
その後しばらくして、移植を受けた腎臓の機能が少し低下し始めたとの相談を受けました。

腎臓移植のメリットは透析が不要になり、格段にQOLが向上することにあります。
一方デメリットは、移植腎の機能が維持できない場合や、拒絶反応が起こる可能性があります。

Mさんも移植後4カ月で腎機能が下がり始め、クレアチニン値が1.0、BUN値が24になったため、早速に機能維持できるよう、オウギ製剤、利水薬、免疫調整などの漢方薬をお使いいただきました。

1か月後、クレアチニンは0.88、BUN値は20まで下がりました。
また腎機能だけでなく、貧血傾向や肝機能も改善していました。

まだまだ不安定な状態とは思われますが、確実に改善し、安心していただきました。

腎臓のこともご相談ください。

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漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
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カテゴリー: 腎臓病 タグ: オウギ製剤, 免疫調整, 利水薬, 腎機能低下, 腎臓移植, 補腎薬, 透析

上半身が熱くて眠れない

2025年6月26日 by 健伸堂

梅雨に入ったというのに、厳しい暑さの日々が始まり、真夏の様相です。
そのため夜間の気温が下がらず、エアコンを入れていても寝苦しい日が続きます。

76歳の男性Kさん、足は冷えるが上半身は暑がり、汗をかきやすく、口渇もあるタイプで、冬の間も睡眠時に上半身が熱くなり、汗ばんで目覚めることが何度もありました。

漢方では陰虚火旺のタイプと捉え、睡眠の改善に<黄連阿膠湯>を使ってもらったところ、すぐに睡眠がよくなりました。

その後調子が良く服薬は中断していましたが、最近の暑さのため再び睡眠時に上半身が熱くなり、汗が出て目覚めることが多くなりました。

そこで再び<黄連阿膠湯>を眠前にお使いいただいたところ、すぐに効果が見られ、睡眠は良くなりました。

冬の間の症状だけでなく、夏も同じ症状なので同じ漢方薬が合ったようです。

不眠のための漢方薬はたくさんありますが、陰虚火旺タイプの方には黄連阿膠湯がよく適合します。
<睡眠時に上半身が熱くなる>というのが見極めのためのキーワードですね。

不眠の相談もお気軽にどうぞ

ヤマモモが実りました

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カテゴリー: 多汗, 睡眠障害 タグ: のぼせやすい, 上半身が熱い, 不眠, 熱がり, 陰虚火旺, 黄連阿膠湯

高齢者のめまい

2025年6月16日 by 健伸堂

一般的にめまいの原因は、水毒(水分の滞留)や自律神経に関係するものが多く見られますが、高齢者のめまいは特徴的に急な血圧変動による場合がよく見られます。

77歳のKさん、朝起き上がろうとするとフラフラめまいがするので、ベッドに座った状態で1分ほどしてから立ち上がるようになりました。
昼間にはめまいが全くなく、原因は急激な血圧低下と思われました。

また普段は高血圧傾向で、降圧剤も使われていました。

めまいはほぼ毎日起きるので、漢方薬を試してみられることになりました。

Kさんは標準体型ですが、疲れやすい、寒がりで温度変化に過敏なタイプでした。

漢方薬は<心腎陽虚>のために血圧のコントロールがうまくできないと捉え、オウギや鹿茸が含まれる漢方薬を使いました。

約2週間経過後、めまいの頻度は減り、朝起きも楽になってきました。

高齢者のめまいは多くの方にみられますが、病気ではないので治療もされていません。
しかし、急に立った時にふらつきが生じ、倒れそうになることもありますので、危険なこともあります。

西洋医学では病気ではない症状も、漢方薬は対応の方法があります。

ご相談はこちらからどうぞ

色鮮やかな紫陽花

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カテゴリー: めまい, 高齢者の症状 タグ: めまい, 心腎陽虚, 未病先防, 血圧低下, 高齢者

梅雨時期のトラブルと漢方

2025年6月11日 by 健伸堂

今年も梅雨が始まりました。

植物にとっては恵の雨でも、最近は降水量が多くなり災害も増えてきました。

梅雨時期は気圧が低くなり、湿気が多いために様々なトラブルが生じます。

頭痛、腹痛、下痢、関節痛など、いずれも漢方薬がよく効きます。

気圧変化が自律神経に影響して起きる頭痛の「天気痛」には、利水滲湿薬の五苓散がよく使われますが、これ以外にも平肝濳陽薬の釣藤散、化痰熄風薬の半夏白朮天麻湯なども使います。

湿度が高いために「湿」が身体に滞留することによって起きる下痢や軟便には、芳香化湿薬の勝湿顆粒や、燥湿化痰薬の二陳湯、食欲低下があれば理気化痰薬の六君子湯などを使います。

湿気によってむくみが増えると、関節痛も出やすくなります。
むくみが酷い場合には、燥湿化痰薬の清湿化痰湯がお勧めです。
その他にも、去湿活血薬の疎経活血湯なども使います。

漢方薬は使われる方の個々の体質によって使うものが異なります。

お気軽にご相談ください。

梅が鈴なり

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カテゴリー: 手・脚・膝の痛み, 胃痛・胸やけ・膨満感, 頭痛・偏頭痛 タグ: 下痢, 梅雨時期, 腹痛, 頭痛

腎機能低下による透析と漢方薬

2025年6月5日 by 健伸堂

透析を受けておられる患者数は2024年で34万人と言われます。その多くが、週3回の通院をされています。

透析によるQOLの低下は、通院の時間だけでなく、低血圧や疲労感、感染症にかかりやすいなどのトラブルがあります。

漢方では、これらの問題に対応できるものがあります。

58歳のTさん、今から20余年前に透析を受け始められました。
その後は様々な不調が現れ、その時々に適した漢方薬をお使いいただきました。

特に疲労感が強い時には補中益気湯、貧血が強くなったときには当帰芍薬散、身体が寒く、むくみが酷くなったときには真武湯や苓散等々、その時の症状、状態により多種使い分けてきました。
最近は今後トラブルが起きないように血管保護のための活血薬や、腎臓を守るオウギ製剤なども使っています。

この間、他のトラブルもほとんどなく、仕事も継続されて、元気に過ごされてきました。

透析は途中で止めることはないので、トラブルや他の疾患の併発を避け、いかにQOLを維持できるかが重要になります。

透析の漢方はご相談ください。

庭の赤い実・ユスラウメ

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: QOLの向上, むくみ, 倦怠感, 冷え, 透析の漢方

筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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