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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

月別: 5月 2025

高齢者の腎臓病に対する漢方薬 3

2025年5月31日 by 健伸堂

引き続き、腎機能低下の方の症例です。

76歳のMさん、4年前に人間ドックで腎機能低下を指摘されて、その後経過を見ておられましたが、昨年春にはeGFRが14.8、クレアチニン値が3.39になり、心配になってきました。

知人から漢方薬が効くと聞き、相談にお越しになりました。

Mさんは狭心症があり、時には胸痛や息苦しさがある、体重が多くBMIは25を超えている、高血圧、高血糖、尿酸値が高いなど、腎臓にとっては良くない条件が様々ありました。

そこでまずは腎機能を改善することから始め、血圧や血流の改善を中心に<活血剤>を優先し、さらに<オウギ製剤>や<利水剤>、さらに糖代謝を改善するものなどをお使いいただきました。

2か月後、検査を受けられた時は、eGFRが23.7、クレアチニン値が2.19まで下がり、早い効果が見られました。

しばらくはデータが変動することと思われますので、そのまま継続いただいています。

Mさんは仕事も忙しく、食生活のコントロールが難しいため、血圧や血糖などの影響は避けられそうにありませんが、現状維持ができれば良いかと思われます。

また活血薬の服用によって胸痛などが無くなったとのこと、漢方薬は他の症状にも効果があり、喜んでいただきました。

腎機能低下はご相談ください。

ドクダミの花が一面に咲いています

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漢方の健伸堂薬局  宇治本店・京都四条店
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カテゴリー: 狭心症・心臓のトラブル, 腎臓病 タグ: オウギ製剤, 冠元顆粒, 晶三仙, 活血薬, 腎機能低下, 高血圧, 高血糖

高齢者の腎臓病に対する漢方薬 2

2025年5月26日 by 健伸堂

前回に引き続き、腎機能低下の方の症例です。

93歳のKさん、20年前から腎機能が低下し始め、昨年にはeGFR値12、クレアチニンが3.8になり、透析を勧められました。

Kさんは昔から農業をされていたこともあり、年齢は高いが身体は元気ですので、透析は避けたいと相談にお越しになりました。

自覚的な症状は特になく、他の疾患としては高血圧、冠動脈のステント留置だけで、特に腎機能に影響する疾患はなく、元々の<瘀血体質>や高齢化に伴うものと考えられました。

そこで漢方薬は、オウギ製剤や活血薬、免疫調整作用ある製品などをお使いいただきました。
その後2か月後に検査を受けられ、クレアチニンは2.44まで低下しました。

かなり改善されたので、その後も継続されています。もちろん透析は見送りになり、喜んでいただきました。

腎機能低下は完治することはないので、漢方薬や食生活の改善などで良い状態を上手に維持することが大切です。
腎機能低下はご相談ください。

芍薬の根は漢方生薬です

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: オウギ製剤, 冠元顆粒, 活血薬, 田七人参, 瘀血体質, 腎機能低下

高齢者の腎臓病に対する漢方薬 1

2025年5月22日 by 健伸堂

高齢化社会に伴い様々な疾患が増えていますが、そのうちのひとつに腎機能低下があります。

腎機能を表す指標のeGFRは、血清クレアチニン値、年齢、性別などから計算される数値で、10未満になると透析の対象となります。

しかし高齢者の透析は、合併症併発や認知症の進行など多くの問題があり、できるだけ避けたいものです。

漢方では、それらの問題を避けるため、クレアチニン値やBUN値を改善することが可能です。

80歳のHさん、クレアチニン値が一昨年より上昇し続け、2.93になったので心配になり漢方相談にお越しになりました。

Hさんは昔から高血圧傾向があり、10年前には脳梗塞を起こされ、昨年も再発されたとのこと、また高脂血症や前立腺肥大もありました。
漢方では、<痰濁瘀血>体質と見られましたが、まずは腎機能改善を優先することとしました。

そこで漢方薬は、活血薬や利水薬、オウギ製剤などをお使いいただきました。
そして3か月後の検査ではクレアチニン値が2.34にまで低下しました。
体調も良く、その後も継続服用されています。

また、食生活の見直しもアドバイスをしています。
腎機能低下は、漢方薬だけでなく、食事や運動も関連しますので、様々な面から考える必要があります。
腎機能低下はご相談ください。

連翹(レンギョウ)の花が満開(4月の写真)

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: オウギ製剤, クレアチニン, シベリア霊芝, 人工透析, 冠元顆粒, 腎機能低下

耳鳴りと難聴の漢方

2025年5月17日 by 健伸堂

高齢化に伴い、耳鳴りや難聴の方は増えています。
特に耳鳴りは人口の20%の人にあると言われ、その多さに驚きます。

西洋医学ではステロイドや血管拡張剤、ビタミン剤などが使われますが、病的でない耳鳴りは老化現象として治療方法はありません。

一方、漢方では様々な対処方法があり、ストレス軽減、水分の代謝、血流改善、緊張緩和、そして老化に対する方法としての<補腎剤>があります。
短期間で治まるケースや、年単位で改善するケースもあります。

65歳のKさん、元々蝸牛型メニエールの疾患があり、状況によって耳鳴りや閉塞感が強くなることがありました。

耳鳴りは、キーンという時と、ブーンという時がありました。症状は1日中続き、特に夕方や疲れたときに憎悪するので、漢方薬はキーンという症状に対して肝腎不足を補う<滋腎通耳湯>や、ブーンという音と耳閉感に対して清熱化痰作用の<温胆湯>を併用しました。

1ヵ月後、耳閉感が少し改善したのですが、耳鳴りは変化なく再考しました。

さらに詳しくお聞きすると、気圧の低下で悪化、ストレスも受けやすい、寒い日は不調などから、補腎陽の作用がある<八味丸>や、平肝潜陽・化痰作用の<釣藤散>をお使いいただきました。

その後も状況に合わせ、漢方薬を変更しつつ1年半継続され、牛車腎気丸と温胆湯でようやく治まってきました。

結果からみてKさんの場合は、原因としては「腎陽虚:生命エネルギーの低下、不振、疲れやすい、身体の冷え」と「痰濁内擾:ストレスも影響して、身体に湿が滞留し、頭部に熱を持っている状態」があると考えられました。

そして、改善に時間がかかったのは、補腎は時間ががかる体質改善であることや、電話相談によるために正確に体質を捉え切れなかったことが原因と思われます。

やはり漢方相談では直接対面して体質判断をすることが重要になります。

ご相談はお気軽にどうぞ

雨で潤うハナミズキ

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5月病と中医学

2025年5月7日 by 健伸堂

ゴールデンウィークも終わり、日常が始まりました。

この時期は、何となく疲れが残り、やる気がでない、勉強や仕事に身が入らない、寝付きが悪くなるなどの方が多く見られます。
心と身体が一致しない体調不良、いわゆる【5月病】の時期です。

中医学的に健康な状態とは、五臓六腑の働きを司る「気」と生命活動の営養である「血」でバランスよく維持されることです。

つまり食事から摂取した営養物が臓腑の働きにより気血が作られ、全身に送り出し、日中は体の動きを支え、やる気を生みます。
夜になると「血」の濡養作用で興奮した神経を鎮め、体を休め、入眠状態に入ります。

この時期、気の巡りと充分な血の流れがないと、体がアンバランスに偏り、自律神経が乱れ、様々な不調が現れます。
中医学では【気虚血少】と捉えます。

漢方薬としては血を補うものとして<婦宝当帰膠>や、不安、不眠などメンタルのトラブルが多い場合に<心脾顆粒>などの併用がお勧めです。

食欲がない、朝起きが辛い方には<補中丸>などで元気で朝起きできるようになります。

その他にもストレスに対応する<エゾウコギ配合食品>などもよく使います。

生活面も見直し、夜更かしをやめ、温かく消化しやすい食事で元気を取り戻すことや、精神面のリラックスには適切な運動も大切です。

お気軽にご相談ください

オオデマリが満開

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カテゴリー: ちょっと一息コラム, 疲労感・倦怠感, 自律神経失調症, 鬱・不安感・神経過敏・ストレス タグ: 五月病, 婦宝当帰膠, 心脾顆粒, 気虚血少, 補中丸

筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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