梅雨時期のトラブルと漢方
今年も梅雨が始まりました。
植物にとっては恵の雨でも、最近は降水量が多くなり災害も増えてきました。
梅雨時期は気圧が低くなり、湿気が多いために様々なトラブルが生じます。
頭痛、腹痛、下痢、関節痛など、いずれも漢方薬がよく効きます。
気圧変化が自律神経に影響して起きる頭痛の「天気痛」には、利水滲湿薬の五苓散がよく使われますが、これ以外にも平肝濳陽薬の釣藤散、化痰熄風薬の半夏白朮天麻湯なども使います。
湿度が高いために「湿」が身体に滞留することによって起きる下痢や軟便には、芳香化湿薬の勝湿顆粒や、燥湿化痰薬の二陳湯、食欲低下があれば理気化痰薬の六君子湯などを使います。
湿気によってむくみが増えると、関節痛も出やすくなります。
むくみが酷い場合には、燥湿化痰薬の清湿化痰湯がお勧めです。
その他にも、去湿活血薬の疎経活血湯なども使います。
漢方薬は使われる方の個々の体質によって使うものが異なります。

梅が鈴なり
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