咽に特に異常がないが、咽がつまる感じがして、時には息苦しいという症状があります。
漢方では<梅核気>といい、西洋医学では<ヒステリー球>とか<咽喉頭異常感症>とも言われます。
原因はストレスや不安などの自律神経異常に関連して発症します。
73歳のKさんは70歳で退職し、昨年から不眠症になり、抗不安薬、睡眠導入剤などを服用されていましたが、咽のつまりがとれないのでご相談をお受けしました。
舌診では淡舌・白苔で、その他の異常は見受けられないので、まずは<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。
2週間後、あまり改善しないとのことで、さらに代表的な薬の<柴朴湯>をお使いいただきました。
その後、咽が気にならない日が増えて楽になってきたのですが、以前からの不眠は改善せず、夢をよくみて熟睡ができず、中途覚醒も多いとのことで、<温胆湯>をお使いいただきました。
Kさんは退職をきっかけに日常生活が変化し、仕事をすることもなくなり、気をめぐらせることも少なくなり、いわゆる<気滞>が原因となったようです。
高齢化社会でこれからますますこの様な方が増えてくるものと思われます。
秋の風物・彼岸花
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇
健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で
幅広くサポート。漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
取扱い商品・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇