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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

心因性の咳

2021年5月15日 by 健伸堂

37歳のTさん、1か月前から咳が酷くなりました。

症状は、咳は日中に多い、咳き込む、咽は乾燥、咽が痞える感じがある、痰はなし、何かに集中しているときは咳は出ない、食後に起きやすい、とのことでした。

舌診では淡舌、歪斜、燥苔、で血液不足傾向、身体全体が乾燥状態、ストレスを受けやすいタイプでした。

そこで血液を補うことで乾燥を改善し、ストレスを緩和することを考え、漢方薬は補血作用の<婦宝当帰膠>や<帰脾湯>をお使いいただきました。

1か月後、症状はほとんど改善したので終了しましたが、その後しばらくして再び同様の症状が気になり始めたので、同じ薬をお使いいただきました。

本来は症状が再発しないように体質改善をしたいところですが、なかなか継続ができないのが通常です。
それでも効果のある薬がわかっていればいつでも対応できて安心です。

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カテゴリー: 咳・気管支炎・喘息 タグ: 乾燥, 咳, 婦宝当帰膠, 帰脾湯, 心因性

眼類天疱瘡と漢方

2021年5月13日 by 健伸堂

通常の類天疱瘡は、皮膚や粘膜にかゆみを伴う浮腫性紅斑や、破れにくい水疱とびらんができる疾患です。

一方、眼類天疱瘡は結膜炎として現れる上皮下水疱を特徴とする、まれな炎症性の自己免疫眼疾患で、眼の充血や痛み、痒み、ドライアイの症状などがでます。

82歳のMさんは数年前にこの疾患を発症し、病院で投薬を受けておられたのですが、まぶしさやドライアイによる痛みがひどく、相談をお受けしました。

体格は標準的で、食事はしっかり摂れている、風邪をひきやすい、口渇が強いとのことでした。

そこでまずは自己免疫疾患であることや、乾燥が酷い、基本体質が<肝腎陰虚>と捉え、眼の疾患に使う、滋陰明目作用の<杞菊顆粒>や、<柴胡剤> <百合・沙参含有食品>などをお使いいただきました。

1か月後の検査では乾燥による眼球の傷がかなり減少しました。
ただし、乾燥感や痛みは変わらずありましたが、季節による影響もありますので、検査結果をお聞きしながら、時間をかけての対応になるかと思います。

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カテゴリー: 免疫不全, 目のトラブル タグ: ドライアイ, 杞菊地黄丸, 柴胡剤, 眩しい, 眼類天疱瘡

リモートワーク中

2021年5月13日 by 健伸堂

京都府も緊急事態宣言が再び発令され5月末まで延長の見通しとのこと、
何かと不自由な日々ですが、医療関係者のご苦労を考えると我慢のしどころです。

私も春先からリモートワーク継続中で、電話やskypeでのご相談を受けています。

対面での相談は、舌診や望診でより正確な判断ができますが、リモートの場合はそれが充分でない分だけ相談内容、話される言葉に慎重に対応することでカバーしています。

お客様もリモートの方が安心でもあり、このスタイルが定着しそうでもあります。

相談資料や検査結果などはデータ送信や共有で対応していますので、安心してご相談ください。

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カテゴリー: ちょっと一息コラム タグ: コロナ, リモートワーク

おなかが張って苦しい

2021年3月27日 by 健伸堂

急におなかが張る原因としては、食べ過ぎ、胃もたれ、ガスが溜まるなどが一般的ですが、漢方ではこれ以外にも多くの原因があると考えます。

70歳のKさん、急に胃の部分が張り、硬くこわばりました。

症状は、水を飲みたくない、尿量は少なく黄色い、食べると胃痛、食事量減少、ガスは出ない、便通は正常で、特別なストレスもなく原因不明でした。

以前にも同じ症状があり、その時は病院で血液検査やエコーなどを受けましたが、特に原因は見つからず、5日間ほとんど食べずに過ごした結果、自然に治りました。

今回も同じ症状なので検査を受けずに漢方を試すことになりました。

まずは、自律神経による腹部緊張と考え、腹部疾患に使う<柴胡桂枝湯>を用いましたが改善せず、
痰湿が脾胃に滞留と考え、<平胃散>や<かっ香生気散>を使い、胃の機能低下と考え、<香砂六君子湯>を使いましたが、いずれも改善しませんでした。

そこで再度検討しなおし、舌診から<微紅舌>で<黄苔>があり、原因は<脾胃湿熱>ととらえました。

そこで漢方薬はむくみに使う<茵陳五苓散>と胃炎に使われる<黄連解毒湯>を使いました。

結果、1日でおなかの硬さが軽減し、食欲が出てきました。
2日目にはおなかの張りも改善し、すっかり回復しました。

そういえば、発症したのはラーメンを食べた後だったとのこと、湿熱が強く滞留したタイミングだったようです。

漢方ではこの症状を<鼓脹>といい、その原因はKさんのような<湿熱>以外に、<気滞>や<寒湿> <血於> <陽虚>など、いくつもあります。

いずれも体質的原因であり、検査では見つけることができないものです。

舌診などで体質を正確に捉えることで早期に改善ができます。

ボケ(生薬名:木瓜)が満開

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カテゴリー: 下腹痛, 胃痛・胸やけ・膨満感 タグ: 腹満, 膨満感, 鼓脹

慢性腎臓病と漢方

2021年3月25日 by 健伸堂

年齢とともに腎機能低下を招く方は成人の8人に1人いるともいわれます。

その原因は、糖尿病や高血圧、肥満、メタボリックシンドローム、食べ過ぎや運動不足といった生活習慣などにあるようです。

しかし、特にこれらの疾患が無くても、老化現象としての腎臓病の方もおられます。

84歳のFさんは15年前にC型肝炎が見つかり、その予後も考えて煎じ薬を服用しておられました。その後腎機能の低下も見られたので、4年前に相談を承りました。

当初は、クレアチニン0.93 尿素窒素22程度で少し高めでした。

そこで漢方薬は、オウギ製剤、柴胡剤、自己免疫を調整するもの、血流をよくするものなど、血液検査結果に合わせて種類と量を調整していきました。

その後少しづつ変化が現れ、最近はクレアチニン0.8、尿素窒素19、eGFR 50程度で安定し、肝機能も正常範囲を保っています。

80歳のEさんは、甲状腺を摘出された後いくつか服薬されていましたが、2年ほど前から腎機能低下が現れ、相談に来られました。

当初は、クレアチニン1.2 尿素窒素37 eGFR 30~40程度でした。

そこで漢方薬は、オウギ製剤や自己免疫を調整するものを主にお使いいただきました。
結果、最近はクレアチニン0.8 尿素窒素26 eGFR 50 程度に安定してきました。

腎機能低下が酷くなると透析などが必要になりますが、漢方薬によってQOLが保てることで人間らしい生活や人生を楽しむことが出来ます。

なお、原因となる疾患がある場合は、その疾患を改善する漢方薬を考える必要があります。

満開の雪柳がきれい

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: eGFR, オウギ製剤, クレアチニン, 柴胡剤, 活血剤

新学期で気になる夜尿症

2021年3月22日 by 健伸堂

夜尿症の話は以前にもたくさん書いていますが、新年度を迎える4月にはご相談が増えますので書いておきます。

10歳の女の子 Cちゃんは、小さいころから夜尿が続いていました。
タイプは少し痩せ型、神経質、でも運動好きで活発、寝言を時々言う、寝付くと熟睡して気が付かない、特に朝方に漏れることが多いとのことでした。

1年前からすでに他店の漢方薬を使われていて、春から夏にかけては漏れることがなくなっていたのですが、9月後半から寒くなってくると再び夜尿が増えてきました。

以前にお使いになっていた漢方薬は、六味丸や黄ぎ建中湯などでしたが、冷えに対する効果が弱く、当店で再考した結果、<桂枝加龍骨牡蛎湯>や補腎陽の漢方薬をお使いいただきました。

1か月間お使いいただきましたが、4回失敗だったので再考し、次に尿道括約筋の働きを強める漢方薬や身体を温める漢方薬をお使いいただきました。

その後、11月~2月にかけて、徐々に回数が少なくなってきました。
あと少しで卒業かと思われます。

夜尿症のお子様にはいくつものタイプがありますので、それに合わせて考える必要があります。

こぶし(生薬名:辛夷)の花が満開

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カテゴリー: 小児・子ども タグ: 八味丸, 夜尿症, 桂枝加竜骨牡蠣湯, 葛根湯

不定愁訴には漢方を

2021年2月15日 by 健伸堂

女性の不定愁訴は更年期に限らずよく見受けられます。

47歳の女性Mさん、症状は急な動悸、胸がピリピリ痛む、逆流性食道炎のような症状、気分ザワザワ感、喉の痛み、腹部痛、などたくさんの訴えがありました。

もちろん病院で検査は受けられて、特に異常はないと言われていたのですが、症状は続いているので不安は消えません。

体質は、肩こり、頭痛、ストレスを受けやすい、不安感、緊張しやすい、などでした。舌診では<紫舌> <黄苔>で、血流がよくない、気が巡らない、胃の負担があるというタイプでした。

そこで漢方薬は、まずは気分を安定し、リラックスさせるものや、血を補い、血流を良くして身体を元気にする目的で、<婦宝当帰膠>、<帰脾湯>、などをお使いいただき、少しずつ改善してきましたが、症状が頻繁に変化し、良い時や悪い時がありますので、標治(症状改善)と本治(根本治療)の併用をする必要がありました。

本治には体質の根底にある<心気虚=心気が不足したことで現れる状態>の改善の漢方薬をお使いいただきました。

標治はその時々の症状に合わせて対応が必要になります。

短期間では治まらない症状ですので、時間をかけて取り組むことになりそうです。

⇒ご相談はこちらからどうぞ

木津川市・蟹満寺にて

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カテゴリー: 更年期障害 タグ: 不定愁訴, 天王補心丹, 婦宝当帰膠, 帰脾湯, 本治, 標治

無意識の緊張による発汗

2021年2月6日 by 健伸堂

寒さ厳しいこの時期も発汗でお困りの方がおられます。
寒い場所と暖かい場所の温度差が大きいことや、汗をかかない冬だからこそ気になるという発汗です。そのほとんどが精神性発汗、緊張性発汗によるものです。

Kさんは3年前に多汗のご相談をお受けし、漢方薬を服用されていて汗はかなり治まっていましたが、昨年に家庭事情や生活変化があり、一旦服薬を中止しておられました。

しかしその間も汗は続き、冬になるとより気になり始め、ご相談をお受けしました。

そこで以前に使った、安神作用の漢方薬や、ほてりを改善する漢方薬を再度お使いいただきました。

そして、漢方薬を再開し始めた次の日の朝、汗はいつもの半分以下に抑えられて楽になりました。

お薬がピッタリ合うと、早い時期に変化が見られます。

ただし、精神性発汗はその方の性格や生活環境、ストレスなどにも影響を受けますので、完治するのが難しいという点がです。漢方薬の服用量の調整や飲むタイミングなどを考えて、上手に付き合っていくことが必要かと思います。

ご相談はこちらからどうぞ

この時期蝋梅が満開

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カテゴリー: 多汗 タグ: 冬の汗, 柴胡加竜骨牡蠣湯, 瀉火補腎丸, 精神性発汗, 緊張

フワフワめまい

2021年2月4日 by 健伸堂

めまいのご相談は年間を通してたくさんお受けします。

その原因は多岐にわたり、貧血や血流、ホルモンバランス、水毒、自律神経など様々で、原因をとらえれば改善方針も明らかになります。

38歳の女性Sさんは、1年半前からめまいでお困りでした。
症状は、スマホや書き物で首を下向けると急に揺れる、首を振るとクラ~とするようでした。

体質は、むくみやすい、胃が弱い、下半身が冷える、微熱がよくでる、疲れやすい、頭痛が多いなどでした。

舌診では<紫舌> <白苔>で、血流が悪いために水分の巡りもよくない、水分がおなかに滞留している、という状況でした。

そこで、最初は<半夏白朮天麻湯>などを使いましたところ、地面が揺れるのが減って、頭痛も軽減しました。

また、症状の根源は<脾虚>すなわち胃弱で水分が代謝されにくいことと考え、健脾利水の<六君子湯>を併用しました。

その後は温腎利水の<真武湯>に変更して冷えと水分代謝を改善し、肩の凝りが強いとめまいが起きそうになるので、<葛根湯>を併用するなどして、半年でほぼ完治しました。

<葛根湯>を使ったときは、頭の中がモヤモヤしていたのがスッキリしたといわれていました。

今回も漢方薬はいくつか変えていくことになりましたが、状態が変われば薬も変えるのが通常で、いつまでも一つの薬を続けるような投薬方法はいかがかと思います。

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雪をかぶって花のよう

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日本の名薬・橋本七度煎

2021年2月3日 by 健伸堂

昔から各地で細々と作られ続けた名薬が、少しづつ無くなっています。

その原因は、GMP(医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準)の厳しさや、生産性の問題、後継者の問題などがあるのかもしれません。

その一つに「橋本七度煎」があります。愛知県知多郡南知多町に工場があったのですが、すでに販売中止になっています。

この薬は、感冒・頭痛・のぼせ・腹痛・食不振・暑気あたり血の道・神経痛
などの効能がありました。
昔の薬は、様々な症状に対応する、総合的な薬が多かったようです。

成分は、阿仙薬、紅花、川きゅう、蒼朮、甘草、木香、桂皮、大茴香、厚朴、山奈、黄ごん、霍香、丁子、が少量ずつ含まれ、絶妙な構成になっています。

七度煎とは、5回は振出して紅茶みたいに服用し、後の2回は煎じて服用するという意味です。

これを欲しい方から時々問い合わせが入りますが、もちろん商品はありませんので、症状をお伺いしエキス剤を組み合わせて代用品で対応します。

Tさんも昔使っておられたのですが、商品が無くなったのでお困りでした。

症状は、胃痛、下痢、胃もたれなどでしたので、生薬構成から考えて、既存のエキス製剤の<漢方薬A> <漢方薬H> <漢方薬S>を少量ずつ組み合わせてお使いいただきました。結果、とてもよく効いたとのことことでした。

代用品はいろいろ考えられますので、ご相談ください。

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カテゴリー: ちょっと一息コラム タグ: 名薬, 橋本七度煎
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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