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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

房室ブロックによる徐脈の漢方

2025年7月8日 by 健伸堂

83歳のKさん、2年前に時々不整脈が生じ、心拍も40から70まで変動するので、ホルター心電図検査を受けられましたが、特に心臓の異常はなく高齢化に伴うものとの診断でした。

それでも心配になり、漢方相談にお越しになりました。

元々パーキンソン症候群の疑いがあり、胃弱、身体は冷えるタイプで、漢方では<心陽不振>と捉え、益気通陽・滋陰補血作用の<炙甘草湯>をお使いいただきました。

約1ヵ月後、朝の脈拍は60から80程度まで上がり、不整脈も軽減しました。

しかしその後血圧が高めになってきたため、炙甘草湯に含まれる成分の人参が血圧に影響している疑いがあり、中止されました。

それから1年半後、血圧がかなり高くなったため精密検査を受けられたところ、房室ブロックの診断がおりました。
房室ブロックは、心臓の電気信号の伝導がスムースでないために心拍が遅くなったり、不整脈を起こす疾患です。

今回は脈拍が40以下になることもあるので、心臓ペースメーカーも検討が必要となりました。

そこで以前にお使いいただきました<炙甘草湯>に加え、心気虚を改善するような補気薬を使い様子を見ています。

ただし、以前から時間も経過しているため<心陽虚>と<心気虚>はさらに進んでいるかと思われます。

回復する力がご本人にあるかが問われる状況です。

ご相談はこちらからどうぞ

真っ白な紫陽花

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カテゴリー: 狭心症・心臓のトラブル タグ: 不整脈, 徐脈, 心陽不振, 房室ブロック, 炙甘草湯, 益気通陽

舌痛症の改善には漢方薬 1

2025年7月3日 by 健伸堂

舌痛症は女性によく見られる症状で、その原因はたくさんあります。

・胃腸機能の低下によって<胃熱>が生じ、口内炎のような痛みが生じる

・イライラや過度の緊張などにより、<心火>が盛んになり、舌尖が紅く痛む

・ストレスが継続すると<肝気鬱結>状態になり、舌の辺縁部や周囲が痛む

・ストレスや高齢化などで<腎虚>状態になったときに、舌の上部や辺縁部が痛む

などがあり、その方の体質や発症経過を合わせて考えます。

<71歳女性の腎虚による舌痛症例>

71歳のYさん、舌の辺縁部がピリピリ痛むという相談をお受けしました。
舌色は淡紅、薄白苔で正常舌、目視では異常はなく、口腔外科でも異常なしとの診断でした。

睡眠は中途覚醒が多く、夢が多い、脇腹が張る(胸脇苦満といいます)などがあり、他の疾患で治療中なので、そのストレスが原因と思われました。

そこで漢方薬は、疎肝剤の加味逍遥散などを使っていただきましたが、2週間後症状は変わりません。

そこで再度詳しくお聞きすると、特にストレスは感じていない、夜間尿が多い、朝方に口が塩辛く感じるなどの特徴的症状がみられたので、これは<腎虚>が原因と考えられました。

そこで漢方薬は、補腎剤の牛車腎気丸などをお使いいただきました。

20日後、少し変化があり、痛みを忘れる時もあるとのことで漢方薬が合ったようでした。

その後1か月服用いただき、痛みはすっかり消えました。

年齢が高くなると<腎虚>による舌痛症が出やすくなります。

お気軽にご相談ください。

伏見稲荷大社 6月の茅の輪

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カテゴリー: 口内炎・舌の痛み タグ: 牛車腎気丸, 肝鬱, 腎虚, 舌痛症

腎臓移植後の漢方薬

2025年6月30日 by 健伸堂

60歳のMさんは13年前から透析を受けられてきました。

しかし倦怠感が酷くなり、4年前に漢方相談をお受けしました。
症状は、身体がだるい、脚がよく攣る、息切れしやすい、食欲低下、吐く事が多い、身体が冷える、などでした。

そこで漢方薬は、補気剤の補中益気湯や、活血剤の冠元顆粒、冷え(腎陽虚)には真武湯など、状況に合わせて様々な漢方薬をお使いいただきました。

そして昨年、腎臓移植を受けることになり、漢方薬も一旦中止しました。
その後しばらくして、移植を受けた腎臓の機能が少し低下し始めたとの相談を受けました。

腎臓移植のメリットは透析が不要になり、格段にQOLが向上することにあります。
一方デメリットは、移植腎の機能が維持できない場合や、拒絶反応が起こる可能性があります。

Mさんも移植後4カ月で腎機能が下がり始め、クレアチニン値が1.0、BUN値が24になったため、早速に機能維持できるよう、オウギ製剤、利水薬、免疫調整などの漢方薬をお使いいただきました。

1か月後、クレアチニンは0.88、BUN値は20まで下がりました。
また腎機能だけでなく、貧血傾向や肝機能も改善していました。

まだまだ不安定な状態とは思われますが、確実に改善し、安心していただきました。

腎臓のこともご相談ください。

真っ白なあじさいが美しい

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: オウギ製剤, 免疫調整, 利水薬, 腎機能低下, 腎臓移植, 補腎薬, 透析

上半身が熱くて眠れない

2025年6月26日 by 健伸堂

梅雨に入ったというのに、厳しい暑さの日々が始まり、真夏の様相です。
そのため夜間の気温が下がらず、エアコンを入れていても寝苦しい日が続きます。

76歳の男性Kさん、足は冷えるが上半身は暑がり、汗をかきやすく、口渇もあるタイプで、冬の間も睡眠時に上半身が熱くなり、汗ばんで目覚めることが何度もありました。

漢方では陰虚火旺のタイプと捉え、睡眠の改善に<黄連阿膠湯>を使ってもらったところ、すぐに睡眠がよくなりました。

その後調子が良く服薬は中断していましたが、最近の暑さのため再び睡眠時に上半身が熱くなり、汗が出て目覚めることが多くなりました。

そこで再び<黄連阿膠湯>を眠前にお使いいただいたところ、すぐに効果が見られ、睡眠は良くなりました。

冬の間の症状だけでなく、夏も同じ症状なので同じ漢方薬が合ったようです。

不眠のための漢方薬はたくさんありますが、陰虚火旺タイプの方には黄連阿膠湯がよく適合します。
<睡眠時に上半身が熱くなる>というのが見極めのためのキーワードですね。

不眠の相談もお気軽にどうぞ

ヤマモモが実りました

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カテゴリー: 多汗, 睡眠障害 タグ: のぼせやすい, 上半身が熱い, 不眠, 熱がり, 陰虚火旺, 黄連阿膠湯

高齢者のめまい

2025年6月16日 by 健伸堂

一般的にめまいの原因は、水毒(水分の滞留)や自律神経に関係するものが多く見られますが、高齢者のめまいは特徴的に急な血圧変動による場合がよく見られます。

77歳のKさん、朝起き上がろうとするとフラフラめまいがするので、ベッドに座った状態で1分ほどしてから立ち上がるようになりました。
昼間にはめまいが全くなく、原因は急激な血圧低下と思われました。

また普段は高血圧傾向で、降圧剤も使われていました。

めまいはほぼ毎日起きるので、漢方薬を試してみられることになりました。

Kさんは標準体型ですが、疲れやすい、寒がりで温度変化に過敏なタイプでした。

漢方薬は<心腎陽虚>のために血圧のコントロールがうまくできないと捉え、オウギや鹿茸が含まれる漢方薬を使いました。

約2週間経過後、めまいの頻度は減り、朝起きも楽になってきました。

高齢者のめまいは多くの方にみられますが、病気ではないので治療もされていません。
しかし、急に立った時にふらつきが生じ、倒れそうになることもありますので、危険なこともあります。

西洋医学では病気ではない症状も、漢方薬は対応の方法があります。

ご相談はこちらからどうぞ

色鮮やかな紫陽花

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カテゴリー: めまい, 高齢者の症状 タグ: めまい, 心腎陽虚, 未病先防, 血圧低下, 高齢者

梅雨時期のトラブルと漢方

2025年6月11日 by 健伸堂

今年も梅雨が始まりました。

植物にとっては恵の雨でも、最近は降水量が多くなり災害も増えてきました。

梅雨時期は気圧が低くなり、湿気が多いために様々なトラブルが生じます。

頭痛、腹痛、下痢、関節痛など、いずれも漢方薬がよく効きます。

気圧変化が自律神経に影響して起きる頭痛の「天気痛」には、利水滲湿薬の五苓散がよく使われますが、これ以外にも平肝濳陽薬の釣藤散、化痰熄風薬の半夏白朮天麻湯なども使います。

湿度が高いために「湿」が身体に滞留することによって起きる下痢や軟便には、芳香化湿薬の勝湿顆粒や、燥湿化痰薬の二陳湯、食欲低下があれば理気化痰薬の六君子湯などを使います。

湿気によってむくみが増えると、関節痛も出やすくなります。
むくみが酷い場合には、燥湿化痰薬の清湿化痰湯がお勧めです。
その他にも、去湿活血薬の疎経活血湯なども使います。

漢方薬は使われる方の個々の体質によって使うものが異なります。

お気軽にご相談ください。

梅が鈴なり

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腎機能低下による透析と漢方薬

2025年6月5日 by 健伸堂

透析を受けておられる患者数は2024年で34万人と言われます。その多くが、週3回の通院をされています。

透析によるQOLの低下は、通院の時間だけでなく、低血圧や疲労感、感染症にかかりやすいなどのトラブルがあります。

漢方では、これらの問題に対応できるものがあります。

58歳のTさん、今から20余年前に透析を受け始められました。
その後は様々な不調が現れ、その時々に適した漢方薬をお使いいただきました。

特に疲労感が強い時には補中益気湯、貧血が強くなったときには当帰芍薬散、身体が寒く、むくみが酷くなったときには真武湯や苓散等々、その時の症状、状態により多種使い分けてきました。
最近は今後トラブルが起きないように血管保護のための活血薬や、腎臓を守るオウギ製剤なども使っています。

この間、他のトラブルもほとんどなく、仕事も継続されて、元気に過ごされてきました。

透析は途中で止めることはないので、トラブルや他の疾患の併発を避け、いかにQOLを維持できるかが重要になります。

透析の漢方はご相談ください。

庭の赤い実・ユスラウメ

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: QOLの向上, むくみ, 倦怠感, 冷え, 透析の漢方

高齢者の腎臓病に対する漢方薬 3

2025年5月31日 by 健伸堂

引き続き、腎機能低下の方の症例です。

76歳のMさん、4年前に人間ドックで腎機能低下を指摘されて、その後経過を見ておられましたが、昨年春にはeGFRが14.8、クレアチニン値が3.39になり、心配になってきました。

知人から漢方薬が効くと聞き、相談にお越しになりました。

Mさんは狭心症があり、時には胸痛や息苦しさがある、体重が多くBMIは25を超えている、高血圧、高血糖、尿酸値が高いなど、腎臓にとっては良くない条件が様々ありました。

そこでまずは腎機能を改善することから始め、血圧や血流の改善を中心に<活血剤>を優先し、さらに<オウギ製剤>や<利水剤>、さらに糖代謝を改善するものなどをお使いいただきました。

2か月後、検査を受けられた時は、eGFRが23.7、クレアチニン値が2.19まで下がり、早い効果が見られました。

しばらくはデータが変動することと思われますので、そのまま継続いただいています。

Mさんは仕事も忙しく、食生活のコントロールが難しいため、血圧や血糖などの影響は避けられそうにありませんが、現状維持ができれば良いかと思われます。

また活血薬の服用によって胸痛などが無くなったとのこと、漢方薬は他の症状にも効果があり、喜んでいただきました。

腎機能低下はご相談ください。

ドクダミの花が一面に咲いています

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カテゴリー: 狭心症・心臓のトラブル, 腎臓病 タグ: オウギ製剤, 冠元顆粒, 晶三仙, 活血薬, 腎機能低下, 高血圧, 高血糖

高齢者の腎臓病に対する漢方薬 2

2025年5月26日 by 健伸堂

前回に引き続き、腎機能低下の方の症例です。

93歳のKさん、20年前から腎機能が低下し始め、昨年にはeGFR値12、クレアチニンが3.8になり、透析を勧められました。

Kさんは昔から農業をされていたこともあり、年齢は高いが身体は元気ですので、透析は避けたいと相談にお越しになりました。

自覚的な症状は特になく、他の疾患としては高血圧、冠動脈のステント留置だけで、特に腎機能に影響する疾患はなく、元々の<瘀血体質>や高齢化に伴うものと考えられました。

そこで漢方薬は、オウギ製剤や活血薬、免疫調整作用ある製品などをお使いいただきました。
その後2か月後に検査を受けられ、クレアチニンは2.44まで低下しました。

かなり改善されたので、その後も継続されています。もちろん透析は見送りになり、喜んでいただきました。

腎機能低下は完治することはないので、漢方薬や食生活の改善などで良い状態を上手に維持することが大切です。
腎機能低下はご相談ください。

芍薬の根は漢方生薬です

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: オウギ製剤, 冠元顆粒, 活血薬, 田七人参, 瘀血体質, 腎機能低下

高齢者の腎臓病に対する漢方薬 1

2025年5月22日 by 健伸堂

高齢化社会に伴い様々な疾患が増えていますが、そのうちのひとつに腎機能低下があります。

腎機能を表す指標のeGFRは、血清クレアチニン値、年齢、性別などから計算される数値で、10未満になると透析の対象となります。

しかし高齢者の透析は、合併症併発や認知症の進行など多くの問題があり、できるだけ避けたいものです。

漢方では、それらの問題を避けるため、クレアチニン値やBUN値を改善することが可能です。

80歳のHさん、クレアチニン値が一昨年より上昇し続け、2.93になったので心配になり漢方相談にお越しになりました。

Hさんは昔から高血圧傾向があり、10年前には脳梗塞を起こされ、昨年も再発されたとのこと、また高脂血症や前立腺肥大もありました。
漢方では、<痰濁瘀血>体質と見られましたが、まずは腎機能改善を優先することとしました。

そこで漢方薬は、活血薬や利水薬、オウギ製剤などをお使いいただきました。
そして3か月後の検査ではクレアチニン値が2.34にまで低下しました。
体調も良く、その後も継続服用されています。

また、食生活の見直しもアドバイスをしています。
腎機能低下は、漢方薬だけでなく、食事や運動も関連しますので、様々な面から考える必要があります。
腎機能低下はご相談ください。

連翹(レンギョウ)の花が満開(4月の写真)

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カテゴリー: 腎臓病 タグ: オウギ製剤, クレアチニン, シベリア霊芝, 人工透析, 冠元顆粒, 腎機能低下
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筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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