網膜静脈閉塞症の漢方
網膜の太い静脈が詰まり、血流が停滞することによって発症する網膜静脈閉塞症は、生活習慣病に伴う動脈硬化が主な原因となります。
その結果、浮腫が増加したり、視力障害や出血が生じたりして、網膜剥離に繋がることもあります。
52歳の女性Mさんは、1年前に網膜静脈閉塞症の手術をされた後、炎症が続き網膜の浮腫もあり、漢方相談にお越しになりました。
元々子宮筋腫があり、生理痛も強く、瘀血体質で、血圧も高く降圧剤をお使いになっていました。これらも原因のひとつかと思われました。
そこで、まずは炎症を治め、浮腫を軽減する目的で、清熱補血薬と利水薬をお使いいただきました。
その後炎症は治まったのか、浮腫が増えることはなく安定しているのでお薬を変更し、目の働きを助ける枸菊地黄丸をお使いいただきました。
また、目は<肝>に繋がり、目の血管は<心>と関連しているという漢方の考え方があり、肝気を鎮めて目の気血の流れを改善する、石決明や琥珀が配合された健康食品を併用いただきました。
3か月後、今までになく景色がきれいに見えるようになり、目の疲れも軽減してきました。
今後は、気血の流れを良くし、ストレスによる肝陽を抑えることによって、血圧を抑え、浮腫や網膜への影響を軽減することとしています。
完治することはありませんが、良い状態で安定するものと思われます。

春を呼ぶメジロが庭にやってきました
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