手首の痛みと漢方

Wさんは、昨年夏頃から肩から手首にかけて痛み、腕を下げるとうっ血する状態でした。病院では<胸郭出口症候群>と診断されましたが、決定的な治療はなく相談に来られました。
症状は、肩こりがひどく、首筋も凝る、上肢が突っ張り、手首が痛く、字が書きずらい、脚が冷える、などでした。
そこで、血流を良くするため、活血薬の<冠元顆粒>や<疎経活血湯>をお使いいただきました。
1ヶ月使っていただいてもあまり変わらないので、今度は<疎経活血湯>をベースにして<桂枝加朮附湯>を併用いただきました。
その後は少しずつ楽になり、2か月余りでかなり痛みは無くなりました。
まだ完全ではないので継続されています。
胸郭出口症候群は、鎖骨周辺の心臓から続く血管が、胸郭を出た所で神経の通り道が狭くなり、血管や神経を圧迫するために、肩こり、腕や手のしびれ、手の血行不良などの症状が起きる疾患ですが、漢方では、病名に係わらず、痛みの症状や体質で判断し、漢方薬を選択します。
また<漢方薬K>は、頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)によく用いられる漢方薬ですが、この疾患にも効を奏したようです。
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偏頭痛と漢方

50歳のAさんは20代から偏頭痛と長い間付き合ってきました。
頭痛は休みの日に出やすく、目の奥が痛んだり、後頭部からいたんできたりしていました。
最近は鈍痛が続くので相談に来られました。
まず最初に、目の奥から痛むときの止痛薬<清上蠲痛湯>という漢方薬をお使いいただきました。
2週間経っても変化は無く頭痛が続いたので、今度は更年期や肩こりなどの症状と体質を考え<加味逍遥散>に変えたところ、すぐに頭痛は止みずいぶん楽になったと報告を受けました。
頭痛の漢方薬はたくさんありますが、証がぴったり合うと即効性で効き目が現れ、長い間の頭痛が不思議なくらい消えてしまいます。
頭痛持ちの方はご相談ください。
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前立腺炎と漢方

70歳のKさんは、数年前から前立腺肥大があり、最近は排尿困難や残尿感、排尿痛などがあり、漢方相談に来られました。
舌診では、黄膩苔の熱を持った状態でしたが、体感は身体が冷えてエアコンも寒いとのことで、身体の中と外のバランスが取れない<真熱仮寒>という状態と思われました。
試しに少しだけ、身体を温める<真武湯>を使うと、寝汗が酷く調子悪いとのことでした。
そこで<竜胆瀉肝湯>で清熱瀉火利湿をし、さらに<補腎利水剤>を併用すると、少し改善傾向が見られました。
真熱仮寒の場合は、黄連・黄ごんなどの薬を使うのですが、まずは尿トラブルの改善から始めています。
複雑な症状だけに、少しずつ様子をみながら対応している事例です。
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秋の疲労感

秋は過ごしやすい気候なのに疲れを感じる方も多いようです。
その原因は、夏の疲れが残っているだけでなく、季節の変わり目で自律神経に影響して、気分的にも疲れを感じるのではないかと思います。
50歳のTさん、身体はガッチリしていて、スポーツもされているので、見た目は健康なのですが、毎年秋口にしんどくなり、お腹もこわしやすくなるとのこと。
そこでお腹を整える<半夏瀉心湯>に加え補腎補陽の<海馬補腎丸>を少量お使いいただきました。
その後、おなかも、気分的にも、体調もよくなり、そのまま継続されています。
<海馬補腎丸>は精力剤としても有名ですが、漢方では<補腎剤>で心身の力をつけてくれます。
特に気分的に不調な方は、気分を安定させたり、イライラを抑えたりする漢方に加えて<補腎剤>を併用することで、自己回復力がつくようです。
心と身は一体で、心の元気は身体の元気から生まれるようです。
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非結核性抗酸菌症

非結核性抗酸菌による呼吸器感染症は気管支拡張症を起こし、咳・血痰・発熱などが生じることがあります。
病院で抗菌剤や止血剤をもらっている方も多いと思いますが、なかなかスッキリせず漢方相談に来られる方もあります。
70歳の女性Sさんもこの疾患で咳と血痰があり相談に来られました。
咽は乾燥しやすく、血痰や咳が出るので、<麦門冬湯>や、ウコギ含有健康食品Dをお使いいただきました。
最初は効果がないので一旦止められたのですが、しばらく時を経てから再度残りを飲むと血痰が止まり、病院でもらっている止血剤を飲まなくても大丈夫とのことでした。
経過の長い慢性疾患で、完全な治療法が確立されていないようですが、症状の改善には漢方が有効ですので、ご活用ください。
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