子供のチック症状 1

新年度が始まり、進学や進級、転校などで子供には大きなストレスがかかっている方もおられます。

子供自身にはストレスという感覚がないかもしれませんが、身体が自然に反応してしまうのが<チック症>です。

チックは不随意運動の一種で、運動チックと、発声に関連する音声チックがあり、環境変化や精神状態による影響を受けています。

運動チックは、顔や首、肩などを動かしたり、まばたきや首ふりなどを頻繁にするなどがあります。

漢方では、子供さんの神経質な面や緊張状態を緩和する、リラックスさせる方法で対応します。

小学校2年生のKくん、1年前から目を見開くことが増え、その後咳払いを繰り返すようになりました。お母さんが<チック症状>とみて漢方薬を使われることになりました。

小さいころは夜泣きや疳の虫があり、漢方で言うところの<肝気>が昂ぶっているようでしたので、まずは<抑肝散加陳皮半夏>をお使いいただきました。

その後約1か月でそれらの症状は治まりました。

この漢方薬はチック症に使う代表的な薬ですが、これ以外にもお子様のタイプによっていくつか種類があります。

親としては子供のことですので不安になりますが、早く対応すれば早く治まります。

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ピリピリする全身の痛み

80歳のTさんは3週間ほど前からあちこちの痛みが出始めました。
最初は耳の奥が痛く、次に下肢が痛み、そして腹部の痛みと移動し、いずれも身体の外側が痛いとの症状でした。
痛みのため食欲も低下し、身体もしんどいとのことでした。
病院では全く原因不明で、薬もないとのことで漢方相談に来られました。
詳しくお聞きすると、いろいろ心配事もあり、それが原因で神経系や筋肉に影響を与えているのかと思われました。
また、痛みが痙攣状態だったり、こむらがえりの感じに近いものであったりしたので、<疎経活血湯>や痛みを改善する<芍薬甘草附子湯>をお使いいただきました。
そして3日後に電話をいただき、痛みはすっかり無くなったとお聞きしました。
結果から見て、ストレスなどによる筋肉の痙攣が原因だったと思われます。
痛みは辛いものですが、これだけ短時間に消えるのには、当店も驚きの結果でした。

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熱性けいれん

以前にブログで紹介しました<熱性けいれん>のYくん、
https://www.kanpou.info/blog/ichizen/images/2011/03/post-976.html

その後も漢方薬を続けていて風邪も引かなくなり、脳波の検査でも乱れが改善してきました。
そして先月は久しぶりに風邪で39度まで発熱したのですが、けいれんは起きず、熱も1日で解熱し大事には至らなかったとのこと。
以前に比べて体質も変わってきたようです。

使っている<柴胡桂枝湯>や<六味丸>などの漢方薬は<子供の漢方>としてよく使われるもので、安心して継続できるものです。
Yくんは今が成長の時期ですので、体力も免疫力もついてくることと思われます。

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風邪と熱性痙攣

8歳のYくんは風邪を引きやすく、3歳の時には発熱から熱性痙攣を起こし、その後も幾度か繰り返していました。また、また風邪を引くたびに蕁麻疹が出るので相談に来られました。

漢方では<表虚>の体質が原因と捉え、<黄耆建中湯>などの漢方薬を使っていただきました。
その後蕁麻疹は出なくなったのですが、熱性痙攣が起きたので、

今度は柴胡剤や<六味丸>などのお薬をお使いいただきました。その結果、風邪気味でも発熱することがなくなり、順調な経過をたどっています。

以前の脳波検査では少し乱れがあったようですが、次回の検査で良くなるのではと期待しています。

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まぶたの痙攣

以前からお越しの30歳の女性Yさん、仕事が忙しくストレスも多くなってから、
まぶたの痙攣がが出始めました。
また、気分は落ち込み、生理痛があり、生理の前にはイライラするなど、PMS症状もありました。

そこで、ストレスの影響を緩和し、血液を増やし、血流が良くなるよう、
補血薬の<婦宝当帰膠>と疎肝薬の<逍遥散>をお使いいただきました。

1ヶ月後お越しになった時は、痙攣もイライラも改善し、身体も楽になったとのこと。
結果からみて、漢方で言う<肝欝気滞血お>、すなわちストレスで気のめぐりや
血のめぐりが悪くなって生じたものと考えられました。

Yさんの場合は症状が出てからすぐに対応したため早く改善しましたが、
慢性的な瞼の痙攣を生じる疾患として、眼瞼痙攣やメージュ症候群などがあり、
なかなか改善が難しいケースがありますが、経験的にその多くはストレスが原因となっているように思われます。

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足の筋がつる!

40歳以上の女性に多く見られる症状で、疲れたときや寝ているときに筋肉がつったり、痙攣を起こすことがあります。

60代の女性、朝方にふくらはぎがつるとの相談を受け、<四物湯>をお使いいただきました。2週間ほどで頻度は低下し、少し楽になったとのこと。

原因は、筋肉に充分な血液が補われないためで、漢方では<四物湯>のような<補血>剤を使います。一般的に痙攣にはよく<芍薬甘草湯>が使われますが、頻繁に起こる場合は体質から考え、対応することが必要です。

光がまぶしい!

目のトラブルはたくさんありますが、そのひとつに<光が異常にまぶしい>ということがあります。

64歳の女性Uさん、3年前から眼瞼痙攣や眼瞼下垂が発症し、また、光が異様にまぶしい症状があり、ボトックス治療を受けておられました。しかし、治療後は楽になるもののしばらくすると再び不調を繰り返すため、相談に来られました。

漢方では神経の興奮を鎮める平肝作用の<抑肝散>や、筋肉の緊張を緩和する<芍薬甘草湯>などを用いますが、Uさんの場合は睡眠も不調で、不安感もあるため<温胆湯>を併用していただきました。

2週間後に再来され、まずは<まぶしさ>が楽になったとのこと。まぶしさの多くは、中医学で<脾気虚>が原因とされ、<半夏白朮天麻湯>や<苓桂朮甘湯>などを使いますが、Uさんの場合は<漢方薬U>が効を奏したようです。

しばらく続けて、次の課題、眼瞼痙攣を早く改善したいものです。