花粉症の始まり

先週末から花粉症の相談が出てきました。
例年この時期にだけ来られるお客様も、すっかり漢方のファンで、いつも同じ漢方薬を求めていかれます。
また、その他の相談の方も、花粉症の漢方薬も合わせて使われます。
現在のところ、鼻水が出るが、風邪か花粉症かわからないといわれて、<小青竜湯>を使う方や、菊花含有健康食品を使ってもらうなどですが、基本は外邪に対する衛気を高める<衛益顆粒>をお勧めしています。
症状と体質によって、様々な対応方法がありますので、ご相談ください。
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切迫性の頻尿

30歳のSさんは、半年前から頻尿傾向になり、少しずつ悪化してきました。
昼間に急に我慢が出来なくなり、排尿後は残尿感が残ります。
また膀胱周辺の圧迫感や、下腹部の緊張感などもありました。
そこで、まずは尿をスッキリ排出し、下腹部の<湿熱>をとるため<猪苓湯>などの漢方薬をお使いいただきましたが、全く効果はありません。
そこで再考し、この症状は<腎気>が衰えていることに関連すると考え、補陽利水作用の<牛車腎気丸>などに変更しました。
そして2か月経過し、症状は随分改善したのですが、まだ残尿感は完治せず、また尿がにごる状態があったので<五淋散>を併用いただきました。
その後はすっかり良くなり、お薬も1日1回だけで維持できるようになりました。
頻尿の原因も様々で、冷えによる女性の頻尿、更年期に多い切迫性の頻尿、前立腺肥大によるもの、高齢者の夜間頻尿、そして前述の<腎気不足>によるものなどがあります。
それぞれに適する漢方薬は異なります、ご相談ください。
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生理痛は無いのがあたりまえ

43歳のYさんは昔から生理痛があったのですが、最近は年々酷くなってきました。
昨年は病院で検査を受けたのですが、内膜症の疑いがあると言われただけで特に治療はないので、漢方はどうかと相談に来られました。
生理は周期的ですが、1日目に痛みが酷く、セデスやバファリンなど鎮痛剤を使っておられました。
肩こりもあり、便秘気味、舌診でも少し血流の悪い体質でした。
そこで漢方薬は補血剤で生理のトラブルに使う<婦宝当帰膠>や<水蛭含有健康食品S>をお使いいただきました。
1ヶ月目は肩こりが軽減しましたが、痛みはとれなかったので、その後は<婦宝当帰膠>と活血止痛の<芎帰調血飲>に変えて継続していただきました。
そして2ヶ月目、生理痛は無くなり、鎮痛剤も不要、冷え症が改善し、お肌の調子も良くなったと喜んでいただきました。
これならもっと早く漢方を使えばよかったと残念がられていました。
生理痛があっても普通と思っている方が多いのですが、生理痛は無いのがあたりまえなのです。
ぜひ漢方薬をご活用ください。
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生姜関連商品がブーム

冷え症の方には辛い季節となってきました。そのため最近は<生姜>を使った商品がたくさん出ています。
昔からある金時生姜をはじめ、生姜スープ、生姜カレー、生姜紅茶、生姜蜂蜜など、数えきれません。
確かに、生姜は血行を良くし、一定時間は温まるようですが、その一方で体質によっては副作用? 問題を生じる場合があります。
例えば、顔や足が火照る、肌が乾燥する、寝汗が出る、不眠がちの方など、漢方で言うところの<陰虚火旺(いんきょかおう)>タイプの方には、かえって症状が悪化することがあります。
また、身体の乾燥が進むと咳が出やすくなり、慢性的に咳が止まらなくなるケースも考えられます。
また、冷え症の原因は、血液不足や血流不良、水分代謝不良など様々ですので、その原因に合わせて考え、なんでも<生姜>と言うのは適切ではありません。
マスコミの宣伝に乗せられることがないようにしたいものです。
昔からの言葉<過ぎたるはなお及ばざるがごとし>ですね。
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高齢者の頻尿

80歳の男性Oさんは、突然に頻尿になり、昼間も夜間も1~2時間後とにトイレに行きたくなりました。
排尿時もスッキリと出きらず、残尿感がありました。
いわゆる膀胱炎の症状でしたので、利水効果の<猪苓湯>に加え、補陽利水の<牛車腎気丸>を併用いただきました。
通常は1週間程度で改善するものですが、しっかりと治すために2週間お使いいただきました。
その後しばらくしてお越しいただき、先の頻尿は4日でほとんど治ったと、その即効性に喜んでいただきました。
頻尿にもいろいろな原因があり、早く改善する時や時間がかかるケースもあります。
ご相談ください。
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酒と痔

68歳のTさんは、昔から酒を飲むと肛門が脹れて痛くなると、相談に来られました。
体質をお聞きし、舌色を見るとやっぱり暗紫舌、いわゆる<お血>血流の悪いタイプでした。
また、痛いときに風呂に入ると痛みが和らぐということでした。
そこで漢方薬は<槐角丸>をお使いいただきました。
1ヶ月もしないうちに痛みはすっかり消えて、安心して酒が飲めると喜んでいただきました。
槐角丸は、清熱・止血・理気活血の作用があり、肛門部のうっ血や炎症、あるいは出血がある場合に用いると効果が早く見られます。
飲酒の量を減らすことが本来の治療ですが、どうしても止められない方の痔や肛門の痛みには助けとなります。
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咳がとれない

48歳のKさんは昨年秋に風邪を引いた後に咳だけが残り、半年間病院の薬を服薬したのですが、あまり改善しませんでした。
そして今年も秋に風邪を引き、同様の咳が残ったので、今回は漢方を試してみようと相談に来られました。
咳はコンコンという乾咳で、痰は少なく、1日中繰り返していました。
他には咽の詰る感じがある、肌は乾燥するとのこと。
そこでこの咳が<肺陰虚>といい、風邪をきっかけにして肺系が乾燥状態になって起きていると考え、漢方薬は<麦門冬湯>と、年齢や体質を考えて滋陰剤の<養陰清肺湯>をお使いいただきました。
2週間経過後、炎症の感じが取れて、少し楽な感じがするとのことでしたので、次に補気補陰作用のある<麦味参>に変更して続けた結果、2週間で咳は出なくなりました。
昨年半年も病院通いしたのが、今回は短期間ですっかり改善しました。
この咳は、風邪によるものと年齢的なことを含めた体質変化によるもので、壮年期によくあります。
西洋医学では病気と捉えて、鎮咳去痰剤や、時には抗生物質が使われますが、漢方では体質が症状を生んでいると考え、その根本を改善しますので、改善も早いケースが多々あります。
ご相談ください。
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心因性の頻尿

小学生のYくんは学校で起きたちょっとしたことが原因で、いつもトイレが気になり、頻尿になっていました。
家では全くその様子が無いので、明らかに心因性の頻尿と考えられました。
そこで漢方薬は安神薬の「桂枝加龍骨牡蛎湯」を飲んでもらったところ、安心感ができてトイレに行く回数も減ってきたので、継続してもらっています。
この漢方薬は、大人でも心因性の場合によく使うもので、比較的短期間で効果の見られる優れた薬です。
また、頻尿にはこの他に、冷えによるものや膀胱炎に伴うもの、高齢によるものなど、その原因によって対応する漢方薬がたくさんあります。
ご相談ください。
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逆流性食道炎と漢方

逆流性食道炎は、胃液や胃で消化される途中の食物が食道に逆流して、食道が炎症を起こし、胸やけや胸の痛みなどが生じる病気です。
西洋医学的なその原因は、食道部分の括約筋が弱くなったり、腹圧の上昇や、胃液の分泌が多くなると起こるとされています。
しかし、漢方では、そのほとんどがストレスや神経過敏など、精神的な要素が引き金になっていると考えます。
70歳のKさんは、胃もたれがひどく、胸焼けがし、胃酸を吐したこともあり、逆流性食道炎と診断されました。
そこで制酸剤などの西洋薬を使っておられましたが、なかなかスッキリせず、相談に来られました。
食後はいつも胃が重くなり、夜に横になると胃重で寝られないときもあるとのことでした。
そこで、<半夏瀉心湯>を用いたのでしたがあまり改善せず、次に<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。
するとあの重さが軽減され、夜も楽になり、ゲップも減ったとのことでした。
<半夏厚朴湯>は、神経性の胃炎や咽のつまりなどに用いる漢方で、Kさんも大いに神経的な要素が関連しているようでした。
しばらく継続するともっと改善するものと思います。
 
 
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小児の漢方

昨日は定例の社内研修会を行いました。
毎回テーマを変えて、実践的な漢方薬の使い方を復習し、症例を学ぶことにしています。
今回は<小児の漢方>がテーマ。子供の疾患の特徴は
・問診がしにくく、症状と状態を目で見てとらえる
・症状変化が早い
・病気がシンプルでわかりやすい
・漢方薬がとてもよく効く
ことです。
例えば、以前のブログでも紹介していますが、慢性的な頭痛が2~3日で治ることや、長年の夜尿症がうそのように無くなる、病院では原因不明の発熱(不明発熱)といわれたのが改善するなど、驚くことも多々あります。
あかちゃんの夜泣きは昔から漢方薬が使われていますし、鼻炎や中耳炎は子供に多く見られますが、これも体質に関連していて、漢方が得意な分野でもあります。
様々な子供の病気に漢方薬が有効なことを、今後も紹介していきたいと思います。
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