手首の痛みと漢方

Wさんは、昨年夏頃から肩から手首にかけて痛み、腕を下げるとうっ血する状態でした。病院では<胸郭出口症候群>と診断されましたが、決定的な治療はなく相談に来られました。
症状は、肩こりがひどく、首筋も凝る、上肢が突っ張り、手首が痛く、字が書きずらい、脚が冷える、などでした。
そこで、血流を良くするため、活血薬の<冠元顆粒>や<疎経活血湯>をお使いいただきました。
1ヶ月使っていただいてもあまり変わらないので、今度は<疎経活血湯>をベースにして<桂枝加朮附湯>を併用いただきました。
その後は少しずつ楽になり、2か月余りでかなり痛みは無くなりました。
まだ完全ではないので継続されています。
胸郭出口症候群は、鎖骨周辺の心臓から続く血管が、胸郭を出た所で神経の通り道が狭くなり、血管や神経を圧迫するために、肩こり、腕や手のしびれ、手の血行不良などの症状が起きる疾患ですが、漢方では、病名に係わらず、痛みの症状や体質で判断し、漢方薬を選択します。
また<漢方薬K>は、頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)によく用いられる漢方薬ですが、この疾患にも効を奏したようです。
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