咳がとれない

48歳のKさんは昨年秋に風邪を引いた後に咳だけが残り、半年間病院の薬を服薬したのですが、あまり改善しませんでした。
そして今年も秋に風邪を引き、同様の咳が残ったので、今回は漢方を試してみようと相談に来られました。
咳はコンコンという乾咳で、痰は少なく、1日中繰り返していました。
他には咽の詰る感じがある、肌は乾燥するとのこと。
そこでこの咳が<肺陰虚>といい、風邪をきっかけにして肺系が乾燥状態になって起きていると考え、漢方薬は<麦門冬湯>と、年齢や体質を考えて滋陰剤の<養陰清肺湯>をお使いいただきました。
2週間経過後、炎症の感じが取れて、少し楽な感じがするとのことでしたので、次に補気補陰作用のある<麦味参>に変更して続けた結果、2週間で咳は出なくなりました。
昨年半年も病院通いしたのが、今回は短期間ですっかり改善しました。
この咳は、風邪によるものと年齢的なことを含めた体質変化によるもので、壮年期によくあります。
西洋医学では病気と捉えて、鎮咳去痰剤や、時には抗生物質が使われますが、漢方では体質が症状を生んでいると考え、その根本を改善しますので、改善も早いケースが多々あります。
ご相談ください。
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心因性の頻尿

小学生のYくんは学校で起きたちょっとしたことが原因で、いつもトイレが気になり、頻尿になっていました。
家では全くその様子が無いので、明らかに心因性の頻尿と考えられました。
そこで漢方薬は安神薬の「桂枝加龍骨牡蛎湯」を飲んでもらったところ、安心感ができてトイレに行く回数も減ってきたので、継続してもらっています。
この漢方薬は、大人でも心因性の場合によく使うもので、比較的短期間で効果の見られる優れた薬です。
また、頻尿にはこの他に、冷えによるものや膀胱炎に伴うもの、高齢によるものなど、その原因によって対応する漢方薬がたくさんあります。
ご相談ください。
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逆流性食道炎と漢方

逆流性食道炎は、胃液や胃で消化される途中の食物が食道に逆流して、食道が炎症を起こし、胸やけや胸の痛みなどが生じる病気です。
西洋医学的なその原因は、食道部分の括約筋が弱くなったり、腹圧の上昇や、胃液の分泌が多くなると起こるとされています。
しかし、漢方では、そのほとんどがストレスや神経過敏など、精神的な要素が引き金になっていると考えます。
70歳のKさんは、胃もたれがひどく、胸焼けがし、胃酸を吐したこともあり、逆流性食道炎と診断されました。
そこで制酸剤などの西洋薬を使っておられましたが、なかなかスッキリせず、相談に来られました。
食後はいつも胃が重くなり、夜に横になると胃重で寝られないときもあるとのことでした。
そこで、<半夏瀉心湯>を用いたのでしたがあまり改善せず、次に<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。
するとあの重さが軽減され、夜も楽になり、ゲップも減ったとのことでした。
<半夏厚朴湯>は、神経性の胃炎や咽のつまりなどに用いる漢方で、Kさんも大いに神経的な要素が関連しているようでした。
しばらく継続するともっと改善するものと思います。
 
 
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小児の漢方

昨日は定例の社内研修会を行いました。
毎回テーマを変えて、実践的な漢方薬の使い方を復習し、症例を学ぶことにしています。
今回は<小児の漢方>がテーマ。子供の疾患の特徴は
・問診がしにくく、症状と状態を目で見てとらえる
・症状変化が早い
・病気がシンプルでわかりやすい
・漢方薬がとてもよく効く
ことです。
例えば、以前のブログでも紹介していますが、慢性的な頭痛が2~3日で治ることや、長年の夜尿症がうそのように無くなる、病院では原因不明の発熱(不明発熱)といわれたのが改善するなど、驚くことも多々あります。
あかちゃんの夜泣きは昔から漢方薬が使われていますし、鼻炎や中耳炎は子供に多く見られますが、これも体質に関連していて、漢方が得意な分野でもあります。
様々な子供の病気に漢方薬が有効なことを、今後も紹介していきたいと思います。
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