逆流性食道炎と漢方

逆流性食道炎は、胃液や胃で消化される途中の食物が食道に逆流して、食道が炎症を起こし、胸やけや胸の痛みなどが生じる病気です。
西洋医学的なその原因は、食道部分の括約筋が弱くなったり、腹圧の上昇や、胃液の分泌が多くなると起こるとされています。
しかし、漢方では、そのほとんどがストレスや神経過敏など、精神的な要素が引き金になっていると考えます。
70歳のKさんは、胃もたれがひどく、胸焼けがし、胃酸を吐したこともあり、逆流性食道炎と診断されました。
そこで制酸剤などの西洋薬を使っておられましたが、なかなかスッキリせず、相談に来られました。
食後はいつも胃が重くなり、夜に横になると胃重で寝られないときもあるとのことでした。
そこで、<半夏瀉心湯>を用いたのでしたがあまり改善せず、次に<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。
するとあの重さが軽減され、夜も楽になり、ゲップも減ったとのことでした。
<半夏厚朴湯>は、神経性の胃炎や咽のつまりなどに用いる漢方で、Kさんも大いに神経的な要素が関連しているようでした。
しばらく継続するともっと改善するものと思います。
 
 
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