関節部の湿疹

3歳のYくんは、生後に乳児湿疹があり、6ヶ月以降の離乳食の頃から関節部位に湿疹が酷くなりました。
皮膚科ではヒルドイドローションやステロイド軟膏をもらい使われていたのですが、長く続くので相談に来られました。

この症状は、生まれながらの体質や、胃腸の負担が大きいために生じるものと捉え、<黄耆建中湯>や<六味丸>をお使いいただきました。

1ヶ月後、日中の痒みが軽減し、皮膚の状態もかなりよくなり、ステロイドを使うこともなくなりました。まだこれから成長の時期ですので、しばらく続けると一層改善するものと思われます。

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花粉症が始まり

暖かくなって花粉症の相談が増えてきました。

ちょうど渡り鳥のように、毎年3月になると来られ、5月になると来られなくなるという繰り返しの方もおられます。
35歳のSさんもそんな一人で、今年も1年ぶりに来られました。

毎年この時期、鼻水から始まり、咽の痛み、目の痒みと症状が悪化するにつれ、衛気を高める<衛益顆粒> 辛涼解表薬の<銀翹散>などを使っていただき、改善しています。

今年は花粉が多いとの情報、これからのためにもしっかり服用するようにお伝えしました。
漢方薬も花粉症に対しては即効性があります。

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めまいと頭痛

めまいのご相談もたくさんあります。

63歳の男性Mさんは、昨年8月に熱中症になった後めまいを発症し、いつになっても改善しないので11月に相談に来られました。

症状は、1日2回程度フラフラし、後頭部が熱くなるとともに頭痛が起き、酷いときは吐き気がしたり、手の痺れも出るとのことでした。

舌を見ると<白苔>で、明らかに水毒が原因と思われました。熱中症の後に水分の摂取を意識的にされたため、水分過多になったのではと思われました。

そこで、水分代謝のを改善を中心に、<温胆湯>や、平肝剤の<釣藤散>を服用していただきました。

2週間後、ふらつきはかなり減り、1ヶ月後には3日に一度程度となり、頭痛も痺れもなくなりました。
そして1月にはお薬を1日1回にしてもらってもほとんどめまいがせず、2月でお薬も終わりました。

典型的な水毒のめまいで、きっかけも明らかでしたので、改善もスムースに出来た症例でした。

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肛門周囲膿瘍

肛門周囲膿瘍は肛門部の感染症で、直腸と肛門の境の歯状線に下痢などによって便が入り込み、便のなかの大腸菌が肛門腺に感染を引き起こす疾患です。その結果、膿が肛門周囲に広がって肛門周囲膿瘍となります
肛門周囲膿瘍になって膿がたまると、腫れて激しい痛みや、酷い時は高熱を発することもあります。

40歳のNさんは昨年この疾患を患い、切開して膿を出しました。しかし再び腫れて来たので相談に来られました。
詳しくお聞きすると、冷え症で、以前から下痢と便秘を繰り返す、化膿しやすい、口内炎が出来やすいなど、特徴的なことがいくつもありました。

そこで漢方薬は冷え症を改善し、血流を良くする、化膿体質を改善し、胃腸の機能を整えて、便通を整えることなどを目的に、<婦宝当帰膠> <開気丸> <馬歯けん含有健康食品G>などをお使いいただきました。

2週間余り使われた後に状況をお聞きすると、下痢や便秘はせず、肛門部の痛みも消え、口内炎も出来なかったと、短期間での改善を喜んでいただきました。

このまましばらくの間続けていただき、体質改善ができると、もう切開することは必要ないと思われます。

早い効果でとてもうれしい報告でした。

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顔の痒み

28歳のTさん、2ヶ月ほど前から甘いものを朝から摂るようになり、顔に痒みが出始めました。病院でもらったステロイドなどの軟膏も効果なく、相談に来られました。

鼻や眉毛の付近などが痒く、特に夜に気になるとの事でした。元々乾燥肌や脂漏性皮膚炎の体質でもあり、まずは清熱・補血の<温清飲>などの漢方薬をお使いいただきました。

その後2週間で痒みは少しましになりましたが、食事をすると痒みが増える、特に甘いものを食べると痒くなるとの事でした。また食後に腹痛や下痢をするときもあるようでしたので、今回は

<温清飲>に加え<香砂六君子湯>を併用していただきました。

根本原因は胃腸機能にあるようですが、まずは痒みを抑え、その後胃腸機能を改善することで、根本的に発症しないよう考えています。少しずつ改善し、安心していただいています。

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精索静脈瘤の疑い

40歳の男性、10月頃より会陰部に違和感を感じ、睾丸が時々痛み始めたので病院で検査を受けられました。
その結果、診断は精索静脈瘤。睾丸上部の静脈で血流障害が生じ、精索が圧迫されているようでした。
そのため睾丸に痛みを生じているようでした。
結婚を間近に控えられていてこのままでは結婚にも影響するというので、相談に来られました。

体質は、肩こりや後頭部のつまる感じと頭痛があり、血流の悪い体質で、冷え症もあったので、活血補血の<血腑逐瘀湯>や温補腎陽作用の<八味丸>をお使いいただきました。

1ヵ月後来店された時は、痛みも違和感も全くなくなり、調子が良くなったとの報告でしたが、静脈瘤はそんなに短期間では改善しないので、漢方薬はそのままお続けいただいています。

血流不良は様々な部位に支障を来たしますので、日頃から気をつける必要がありますね。

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花粉症の予防

今年の花粉飛散量は例年の2倍~15倍以上だとか。
環境省の予測では、京都は3月中旬で昨年の10倍、滋賀県では15倍以上といわれています。
でも例年の様子から、2月20日頃から飛散が始まり、花粉症相談にお客様が来られています。

花粉症に使う漢方薬は、予防として使える、眠くならない、副作用がないのが特徴です。

体質と症状にあわせて、衛気を高める<衛益顆粒>など、予防的に使えるものがあります。

飛散が始まる前にご相談ください。

参考にこちらもご覧ください。
https://www.kanpou.info/kafun/

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冷えると膀胱炎

寒くなってくると膀胱炎の相談も増えてきます。

膀胱炎の原因は細菌感染ですが、細菌が見られなくても、頻尿や残尿感、腹部の痛みが出ることもあります。その多くが冷えと関連しています。

30歳の女性Tさんは、秋に相談にこられました。

足が冷え、ストレスが多く、膀胱に刺すような痛みがあるとのことで、補血利水作用の<当帰芍薬散>をお使いいただき、5日間ですっかり良くなりました。

その後しばらく来られなかったのですが、今年に入って寒さが厳しくなるとともに腹部に違和感を感じ、圧迫すると痛みを感じるようになったとのことで、再び同じ<当帰芍薬散>を7日間お使いいただきました。

その後は、根本的な冷え症改善のために<婦宝当帰膠>を続けてもらうことにしました。

冷え症は膀胱炎だけでなく、様々な疾患の元になりますのでしっかり改善しておくことが大切ですね。

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生理に伴う腹部痛

24歳の女性Nさんは、生理の少し前から腹痛があり、生理中とその後には強い腹部痛や下痢などが起きていました。
病院でホルモンやエコー、さらにはMRIの検査も受けられたのですが、特に異常は見つからず、原因不明とのことで相談にこられました。

体質は冷え症で肩こりもあり、血流が悪かったのでまずは補気血、温補の<婦宝当帰膠>などをお使いいただきました。

その後の生理は、腹痛は生理後1日だけ起きてましになったものの、下痢は改善しませんでした。そこで、これは<寒凝胞中>と捉えて、<温経湯>を併用いただいたところ、その後生理前後の腹部痛も下痢もすっかり消えて喜んでいただきました。

この症状は身体を冷やすような生活が原因で、慢性的な冷えとなって生じたものと思われます。食事や服装などの日常生活に気をつける<日々の養生>が大切なことを教えてくれた事例でした。

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新年おめでとうございます。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今年も引き続き、様々な症例を書いていきたいと思います。

このブログは単に<飲んだ、効いた>の内容では意味が無いと思われる方もあると思いますが、学術的な論評をしたいわけでなく、漢方薬の使い方を広く知っていただくことです。

漢方薬にはたくさんの種類があって、標準的な効能どおりに使う場合もありますが、効能外で用いて様々な効果を生む場合もあることを知っていただき、皆さんが興味を持っていただけたらと考えています。

今年も宜しくお願いします。

古村 学

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